フェリシモ 「おてらぶ」
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【お知らせ】フェリシモ「おてらぶ」noteスタートに伴う、ブログ移行について

6/14/2024

 
いつも、おてらぶブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

これまで、当サイトで更新してまいりました、おてらぶブログは、
おてらぶnoteのスタートに伴い、お引越しすることになりました。

今後、活動報告や商品の開発秘話などはnoteで発信してまいりますので、
ぜひこちらをご覧くださいませ。

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フェリシモ「おてらぶ」note
https://note.com/foterabu/

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また、当サイトは引き続き、
おてらぶのホームページとしてご覧いただけます。
過去のブログ記事も、もちろん残っておりますので、
合わせてご覧くださいませ。

その他、おてらぶ公式X(旧Twitter)や、
​公式Instagramでも情報発信していますので、

ぜひフォローをお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーー​

フェリシモ「おてらぶ」公式X
https://twitter.com/foterabu

フェリシモ「おてらぶ」公式Instagram
https://www.instagram.com/foterabu/

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今後も、フェリシモ「おてらぶ」を、どうぞよろしくお願いいたします!
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【2024年1月分】みんなでおそなえギフトおそなえ・読経と発送のご報告

4/3/2024

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
今回も「みんなでおそなえギフト」の発送報告をさせていただきます。2024年1月度も、みなさまの継続したお力添えをいただき、たくさんお送りすることができました。今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送についてご報告させていただきます。
2023年12月度の発送報告はこちらからどうぞ。

須磨寺(兵庫県・神戸市)

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今回「おそなえ・読経」を執り行っていただいたお寺は、兵庫県神戸市にある真言宗須磨寺派の寺院「須磨寺(すまでら)」。実はこの名前は愛称で、本当の名前は「福祥寺(ふくしょうじ)」といいます。
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古くから「須磨のお大師さん」の名で親しまれ、この地域での弘法大師信仰の中心的な霊場だったそうで、いつしか「須磨寺さん」と呼ばれるようになったのだとか。毎月20日と21日は、弘法大師のご入定の日(3月21日)のご縁日として、様々なお勤めや行事を執り行われています。

源氏と平家の戦いに縁深いお寺

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須磨寺は源氏・平家の合戦と縁深いお寺です。古くは寿永3年(1184)、源氏の大将である源義経(みなもとのよしつね)の陣地であったそうで、源義経の有名なエピソード「鵯越の逆落とし(ひよどりごえのさかおとし)」があった場所だと伝わります。​
【鵯越の逆落とし(ひよどりごえのさかおとし)】
一ノ谷の背後にある断崖絶壁から、
精兵70騎を率いて鵯越の崖を真っ逆さまに駆け下り、城に火をかけたという、源義経の奇襲作戦。数ある源平合戦のエピソードを代表するひとつ。
須磨寺の山門を入りしばらく進むと、左手に馬に乗った2人の武者のモニュメントが現れます。これは、一ノ谷の合戦にまつわるもう一つのエピソードを表したものです。それが平家悲運の将・平敦盛(たいらのあつもり)と源氏方の熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)の一戦です。
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源義経の奇襲作戦「鵯越の逆落とし」が成功し、平氏の多くは海に逃れましたが、一人だけ波打ち際で逃げ遅れた立派な鎧を着た平家の武者がいました。それを見つけた源氏武者の熊谷次郎直実。逃げる平家の武者に向かって「敵に後ろを見せるは卑怯なり。返せ返せ」と呼びかけます。するとその平家の武者は振り返り、浜辺に引き返して直実に一騎打ちを挑みます。

しかし平家の武者はあえなく直実に倒されてしまいます。直実が平家の武者の首を取ろうと兜を取ると、直実の息子と同じ年の頃16,7歳と見える少年でした。平家の武者は直実にこう言います。「私はあなたにとって十分な敵です。どなたかに私の首を見せれば、きっと私の名前を答えるでしょう。早く討ちなさい。」

直実はその潔さに胸がつまりました。自分の息子が少し怪我を負っただけでも辛いのに、この若武者の父上が討たれたことを聞いたらどれだけ嘆かれるだろうかと思いを巡らせたのです。

助けたいと思った直実が後ろを振り返ると、味方の軍勢がすぐそこまで近づいてきます。このまま手をこまねいていても、味方の誰かの手によってこの若武者は討たれてしまう……「同じ事なら、この直実が手にかけて、後のご供養をお約束します」と泣きながら刀をとりました。

陣地であった須磨寺に、首と笛を持ち帰った直実は、大師堂前の池でその首を洗い、その前の大きな松の木に腰をかけた義経が首実検※を行いました。
【首実検(くびじっけん)】
討ち取った敵の将兵の首が誰のものであるかなどを確認する作業
。
「このお方は平清盛公の弟、平経盛公の子、従五位の敦盛公である。」と義経は言いました。
直実はこの一件から、殺しあわねばならない戦の世に無常を感じ、法然上人の元で出家をしたのだそうです。
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「義経腰掛けの松」 須磨寺公式ホームページより
須磨寺境内にはこのエピソードにも登場する「義経腰掛の松」や「弁慶の釣鐘」などを見ることができます。

おそなえ・読経スタート

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いつものようにみなさまご協力で完成したギフトボックスを、須磨寺本堂の仏さまへ「おそなえ」します。
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スタッフ一同も参加させていただき、般若心経を唱えてお焼香を上げさせていただきました。
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読経を上げていただいたのは、須磨寺副住職の小池陽人さん。
​奈良県立大を卒業後、僧侶の道を自ら選び、醍醐寺で伝法灌頂を受け僧侶になられました。 四国や宝塚清荒神などで修行後、叔父が住職を務める須磨寺に入寺。 生涯学習の場としての「青葉会」や「須磨 夜音 音楽法要祭」などを開催されています。

また、ご自身のYOUTUBEチャンネル「小池陽人の随想録」で
お釈迦様やお大師様(弘法大師)が説いて下さった教えを暮らしに役立てるための法話を配信されています。

おてらぶメンバーによるお手紙の会

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今回もおてらぶメンバーで「お手紙」を書かせていただきました。おそなえギフトひと箱ずつに想いを込めたお手紙を入れて発送させていただきます。
2024年1月度の発送数は83箱でした。
​おかげさまでプロジェクトには毎月たくさんの方が参加いただいています。これからも困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多く「おそなえギフト」をお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています!

あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会
月1口 ¥100(+8% ¥108)

引き続き、「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき「おそなえ・読経」にご協力いただく寺院さまも募集中です!
お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。

【2023年12月分】みんなでおそなえギフトおそなえ・読経と発送のご報告

2/14/2024

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
2023年12月度も、みなさまのお力添えでたくさんの「みんなでおそなえギフト」をご用意することができました。
今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送のご報告になります。
2023年7月度の発送報告はこちらからどうぞ。

飛鳥大仏 飛鳥寺(奈良県・明日香村)

今回「おそなえ・読経」を執り行っていただいたお寺は、奈良県高市郡明日香村飛鳥にある「鳥形山 安居院」。「飛鳥寺」という名前でも呼ばれる真言宗豊山派の寺院です。6世紀末から7世紀初めに蘇我氏の氏寺として造営され、本格的な伽藍を備えた日本最初の仏教寺院と伝わります。
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日本最古の金銅「釈迦如来像」

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飛鳥寺のご本尊は、飛鳥大仏の名で親しまれている銅造釈迦如来坐像です。その歴史は古く、609年(推古天皇17年)に、止利仏師(とりぶっし)※によって造られた日本最古の仏像です。
※【止利仏師(とりぶっし)】
飛鳥時代に活躍した仏師。鞍作止利(くらつくりのとり)などとも呼ばれ、『日本書紀』によると法隆寺金堂の釈迦三尊像など、歴史に残る仏像を作ったとされています。​
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現在本堂にはご本尊さまのみですが、ご本尊像の後方を見てみると石造台座部分に穴を見つけることができます。これにより、かつてここに両脇侍像が安置されていたことがわかり、法隆寺の「釈迦三尊像」と同じように三尊形式だったことがわかります。

おそなえ・読経スタート

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いつものようにみなさまからのギフトボックスを仏さまへ「おそなえ」して準備完了です。
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読経を上げていただいたのは、飛鳥寺住職の植島寶照さん。
本堂でのおそなえ・読経の前に「みんなでおそなえギフト」についてご説明させていただき、毎月多くのお客さまのお気持ちでこの取り組みが成り立っているとお話させていただきました。
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準備も完了し、植島住職とともに「般若心経」をあげさせていただきました。
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全員でお焼香もあげさせていただき、読経終了です。
植島住職とのお話の中で印象的だったのが「おそなえギフト」を受け取った子どもたちが成長し、立派な大人になったときに、誰かにやさしくできる人になるのでは、とおっしゃっていたことでした。

私たちは生きていく中で多くの人と出会っていきます。そこに直接的なつながりではなくても、この「おそなえギフト」のように、モノだけではなく誰かの「想い」を受け取ってくれたら、きっとご縁を大切にできる人になるのではないか、と思いました。

おてらぶメンバーによるお手紙の会

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おそなえ・読経が終わると、いつものように、フェリシモ本社におてらぶメンバーが集まり同封する「お手紙」を書きます。おそなえギフトひと箱ずつに想いを込めたお手紙を入れて発送します。
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「みんなでおそなえギフト」には1箱に1枚ずつお手紙を同封しています。
お手紙にはおてらぶメンバーのゆうこりんオリジナルの消しゴムハンコが押されています。季節を感じられるやさしいタッチのハンコです。
2023年12月度の発送数は84箱でした。
​おかげさまでプロジェクトには毎月たくさんの方が参加いただいています。これからも困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多く「おそなえギフト」をお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています!

あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会
月1口 ¥100(+8% ¥108)

引き続き、「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき「おそなえ・読経」にご協力いただく寺院さまも募集中です!
お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。

ペタッと貼って開運祈願!七福神の刺しゅうシールワッペン

11/27/2023

 
おてらぶ部員のゆうこりんです。
2023年も残すところあと1ヵ月。終わらない年末の片付けをしながら今年の出来事を振り返り、来年に想いを馳せています。

今年がいい年でもそうでなくても思うことは、「来年も(来年は)よい年でありますように」。そんなしあわせを願う気持ちに寄り添いたいという気持ちで企画したのが、ペタッと貼って開運祈願! 七福神の刺しゅうシールワッペンです。
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スタッフ手描き(!)の宝船トートバッグにペタリ。

七福神と仏教、どんな関係?

七福神といえば、宝船に乗ってやって来て福徳をもたらす、というイメージでよく知られています。神さまがまつられているお寺や神社を巡る、江戸時代から続く「七福神巡り」は日本各地で行われ、その親しまれている様子が感じられます。

七福神はルーツや教えなど背景は異なりますが、7柱一緒にまつられているのは「七難即滅 七福即生(しちなんそくめつ しちふくそくしょう)」という仏教の教えに基づくといわれています。​
「七難即滅 七福即生」とは?
お経を読むことで、七つの災い(太陽の異変・星の異変・火災・水害・風害・干ばつ・盗難)が消え去り、七つの幸福(繁栄・裕福・勇気・愛嬌・人望・長寿・円満)がもたらされる、という教え。(経典によって七難・七福の内容は異なるようです)
この「七」という数にも関連付けて、祀られているというわけなんです。
​ところで、七福神がどんな神さまたちなのか、ご存知ですか?
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恵比寿(えびす)
七福神の中で唯一の日本の神さまで、国生み神話で知られる神さま、イザナギ・イザナミの子どもであると伝わります。釣り竿と鯛を持っている姿から、大漁満足、商売繁盛などのご利益があるといわれています。
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大黒天(だいこくてん)
小槌と大袋がトレードマーク、五穀豊穣、福徳開運などのご利益があるといわれている大黒天。もとはインドの神さまで、3つの顔に6本の腕という荒々しい姿でしたが、中国を経由して日本に伝わる中で、今のスタイルになったといわれています。
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福禄寿(ふくろくじゅ)
知恵者の証である長い頭を持ち、長寿の象徴である鶴と描かれることが多い福禄寿。もとは中国の道教の神さまで、健康長寿、子孫繁栄などのご利益があるといわれています。
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弁財天(べんざいてん)
七福神の紅一点。もとはインドの河の化身とされ、日本でも水辺でまつられることが多い神さまです。芸事上達、学業成就などのご利益があるといわれています。
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毘沙門天(びしゃもんてん)
毘沙門天も、もとはインドの神さまです。槍と宝塔を持つ姿から想像できるように仏教の世界を守る四天王のひとりで(その際は「多聞天(たもんてん)」と呼ばれる)、勝運上昇、無病息災などのご利益があるといわれています。
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布袋(ほてい)
たっぷりとしたおなかと布袋がトレードマークの布袋は、中国に実在した禅僧がモデルで、弥勒菩薩の化身ともいわれています。幸福招来、夫婦円満などのご利益があるとされています。
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寿老人(じゅろうじん)
中国の道教の神さまで、鹿を連れて、杖や長寿のシンボルである桃を持った姿で描かれます。延命長寿、家庭円満などのご利益があるとされています。
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大人かわいいデザインで、使いやすさ◎。

七福神といえば水墨画など独特のタッチで描かれることが多いですが、いろいろなアイテムに貼って楽しんでいただけるように「大人かわいい」デザインを意識しました。神さまたちの特徴を、細かい刺しゅうと豊富な色数で表現しています。
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今回の七福神のデザインを担当してくださったのは、デザイナー、ツアーガイド、イベントプロデュースなど、奈良県や社寺にまつわる活動をされている「ホトケ女子」こと安達えみさん。「大人っぽい」と「かわいい」の加減が絶妙な七福神を描いてくださいました。

布にも、モノにもペタっとな。

「刺しゅうシールワッペン」と名の付く通り、ワッペンとしてアイロンで布地に貼り付けられるのはもちろん、スマートフォンや手帳、クリアファイルなど、表面が平滑なアイテムにも貼り付けることができます。
お気に入りのアイテムにペタッと貼って持ち歩けば、ご利益を感じられそうです。
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パッケージは、青海波(せいがいは)をあしらった台紙付きなので、並べて飾りたいかわいさ。ギフトとしてもおすすめです。

七福神の神さまのご利益で、来年がみなさまにとって素敵な一年になりますように。
ペタッと貼って開運祈願! 七福神の刺しゅうシールワッペンの会
月1個 ¥800 ( +10%  ¥880 )

ワンプッシュでお寺の空気感。凛と香る境内ルームフレッシュナー

11/24/2023

 
こんにちは、おてらぶ部員のひろです。
私たちは「おてらぶ」ですのでお寺にうかがう機会が多いのですが、境内に足を踏み入れた瞬間、すっと空気が変わる感覚や、清々しくも少し張りつめた空気を感じた経験はないでしょうか。

手水舎(ちょうずや)で手を清めているときの水の感触、木々のざわめきがより特別なものに感じられるなど、境内ではいつもより五感が研ぎ澄まされる感覚があります。

その中でも私が特に感じるのは、「香り」です。境内までの道のり、参拝しているとき、リラックスして景観を楽しんでいるとき、その時々で変化する香りを、身近に楽しめたら……。

そんな想いで企画したのが、参拝気分でリフレッシュ 凛(りん)と香る 境内ルームフレッシュナーです!
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ミストで楽しむ、「参拝気分」。

香りは、「霧がたちこめる竹林​」、「緑に囲まれた山門」、「お香の香り漂うお堂」、「滝のある日本庭園」の4種類。参道から山門をくぐり、参拝してから景色を楽しむ、そんなストーリーをイメージした香りです。
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霧がたちこめる竹林:青竹にシトラスをブレンドした清々しい香り。
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お寺に着いて、さぁこれから竹の生い茂る参道を進んでいくぞ、
というシーンをイメージしています。
緑が多く、清々しい香りと、涼しい空気を感じませんか。
遠くにはうっすらと山門が見えていますね。
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緑に囲まれた山門:白檀・松・ローズをブレンドした厳かな香り。
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竹林を抜けると見えてくる、こぢんまりとした山門をイメージ。
緑に囲まれ、苔むす石段をのぼり、厳かな空気を感じながら山門をくぐると、
向こうにお堂が見えてきました。
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お香の香り漂うお堂:ラベンダー・バニラなどを加えた、どこか懐かしい香り。
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境内に入り香炉から漂うお香の香りを身にまとい、
奥のお堂へ向かっていきましょう。
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滝のある日本庭園:瑞々しさにラベンダーを加えたさわやかな香り。

お堂に入ると、奥には滝の流れる日本庭園が。
​畳のにおいや草木のにおい、滝のみずみずしさが相まって、
​さわやかな空気が流れます。

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お部屋の空気をワンプッシュでリフレッシュ!

何かの作業中、ちょっと気持ちが煮詰まってしまった時や、家事がいち段落してリラックスしたいときなど、シュッとひと吹きすれば、お寺のあの特別な空気感に。
来客前に使って、フレッシュな空気でお迎え、なんて使い方もいいかもしれません。
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寒さで換気がむずかしく、お部屋の空気がこもりがちなこれからの季節にもぴったりです。
空気も気持ちもリフレッシュして、みなさまが冬のおうち時間も清々しく過ごせますように。

参拝気分でリフレッシュ 凛(りん)と香る 境内ルームフレッシュナーの会
月1本¥1,180 ( +10%  ¥1,298 )


心に沁み込む阿吽の音色 佐波理おりん

11/24/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。今回ご紹介するのは、京都のおりん工房が展開するブランド「LinNe/リンネ」とコラボしてつくった和「心に沁み込む阿吽の音色 佐波理おりん」をご紹介いたします。

「おりん」とは?

みなさま「おりん」をご存じでしょうか。おりんは、仏教の儀式に用いる「梵音具(ぼんおんぐ)」のひとつです。宗派によってその呼び方は異なるのですが、澄んだおりんの音は、祈りを極楽浄土まで届けるといわれています。
一般的にお寺で使われることが多いおりんですが、おわん型のおりんを仏壇の前で見たことがある人もいるのではないでしょうか。

「LinNe/リンネ」が作るおりんとの出会い

おてらぶがこの「おりん」に興味を持った理由は「LinNe/リンネ」との出会いでした。
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「LinNe/リンネ」ショールーム
「LinNe/リンネ」は京都で創業190年余り、祇園祭や各地の囃子鉦・鳴物神仏具を専門に製造している「南條工房」が、もっと身近に佐波理おりんの音色を楽しんでほしいという想いから立ち上げたオリジナルブランドです。
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型作りから仕上げまで職人が手仕事で仕上げています。
​「LinNe/リンネ」で作るおりんの特徴は素材の「佐波理(さはり)」にあります。佐波理とは銅と錫(すず)の合金のみを使っている合金のことで、錫の割合を限界まで高めることで素材を非常に硬くすることができ、この硬さから美しく響く独特の音色が生まれているのだそう。

佐波理の製造はとても難しい技術ですが、「LinNe/リンネ」では代々受け継ぐ⼯房独自の配合率と伝統的な薪を用いた鋳造法「焼型鋳造」で素材の特性を⽣かしているとのことです。

「LinNe/リンネ」のおりんの音色に感じたこと

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「LinNe/リンネ」のおりんを鳴らしてその音色を聴いたとき、その澄んだ音色におどろきました。音の始まりから消える瞬間まで「音のブレ」が一切ないのです。そしてこれは個人的な感覚なのですが、空間に充満した音がしだいに自分の中へと入っていくような不思議な感覚を味わうことができました。
おりんを鳴らして、その音が消えるまで2分ともない時間だと思いますが、この不思議な時間をみなさまにも体験してほしい……そのような想いで今回、コラボレーションという形でオリジナルのおりんを作っていただきました。

イメージしたのは「阿・吽」の音

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「LinNe/リンネ」のおりんの特徴は、音のブレがないことと、音の余韻にあります。この音色を「阿吽の音色」としたいと職人さんにお伝えし、コラボレーションモデルをつくることができました。
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おりんを飾る「組みひも」も「阿吽」をイメージ。ピンク×ブルーの2色の正絹ひもで作っていただきました。
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工房が代々襲名してきた「南條勘三郎」の銘にもご注目ください。

おしゃれな専用ボックスに入れてお届け

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商品は、専用ボックスに入れてお届けします。おしゃれなデザインで、プレゼントとしてもおすすめです。
商品はフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
おてらぶ×LinNe 心に沁み込む阿吽の音色 佐波理おりん
月1個 ¥16,500(+10% ¥18,150)

やる気スイッチ満載の「作務衣風エプロンで」、年末大掃除も前向きに!

11/22/2023

 
秋が早足で駆け抜けて、年末の気配がただよう今日この頃。
今年こそ早く年賀状を、今年こそ年末年始の買い物を、今年こそ早めの大掃除を……と気持ちは焦るばかり。
とりあえず、キッチンのレンジフードを軽~くふきました。部員のゆうこりんです。

家事をするとき、重い腰が上がらないことはありませんか?
私を含め、私のまわりでは「家事に気が乗らないときは、エプロンを着けて気合を入れる」という人が多く、どんなエプロンだったらテンションが上がるか考えていました。


人に見られるわけではないから、家で使うエプロンはフリル付きです。

濃いピンクのエプロンを着けると気合が入る!

よごれが目立つのが嫌だから、紺色一択でしょう。



さまざまな意見を取り交わした結果ついに誕生したのが、「羽織って心のスイッチオン ととのう作務衣風エプロン」なんです。
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前開きの衿もとから和の雰囲気がただようこのエプロン、実は「作務衣」をモチーフにデザインしています。リラックスウェアとして着用される方も多い作務衣は、気軽にできる和の装いとして親しまれていますが、実は仏教との関わりがある衣服なんです。​

作務衣(さむえ)とは。

​今や世間に浸透している作務衣ですが、もとは禅寺のお坊さんが掃除などの労働(=作務)を行うときに着用していた衣服でした。

作務は単なる労働ではなく、禅寺での修行の一環です。掃除などの労働を通してお寺という修行の場の環境を整え、その過程で自らの心を見つめることで、清らかな心と悟りが手に入るといわれています。
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では、作務を家事に置き換えてみると……?

お寺での作務のように、掃除などの家事を通じて自分の大切な場所や身の周りの環境を暮らしやすく整えることで、自分や家族が気持ちよく生き生きとそこで過ごせると考えると、「ちょっとめんどくさいな」と思う家事も少し前向きに取り組む気持ちになれそうです。

作務衣風エプロンは、ただ単に見た目が作務衣に似ているだけではなく、そんな気持ちを後押しするスイッチが満載のエプロンなんです。

パチッと留めてやる気スイッチオン!
スナップボタンで簡単に作務衣風スタイルに

作務衣といえば、内側と外側の2カ所をひもで結んで着用します。心なしか気持ちを引き締めてくれる動作ですが、「エプロンを着るたびにひもを結ぶのはおっくうだな……」という声を取り入れて、パチっと留めるだけのスナップボタンに。着脱も簡単でノンストレスです。
内側・外側の2カ所のボタンを留めるだけで、作務衣風スタイルの完成!
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​スナップボタンで2段階のサイズ調節が可能です。
遠目に見るとひもで結んでいるような結び目リボンがアクセント。

「前開き」でストレスのない足さばきを

ふだんエプロンをして家事をしていると、エプロンが脚にまとわりついて動きにくいことはありませんか?作務衣風エプロンは作務衣と同じく「前開き」なので、階段を上るときやしゃがむとき、少し大股で歩くときも足さばきが抜群。家事の最中の小さなストレスを軽減してくれます。
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家事をしているからこそわかる、あったらうれしい小さなこだわり

タオル掛けにあるはずのタオルがない、ポケットが小さくてスマートフォンを持ち歩けなくて不便など、小さな気持ちのつまずきで家事をやる気は折れるもの。

そんな気持ちによりそって、ふだん家事をしているからこそわかる「これがあったら便利」を取り入れました。

​手ぬぐいやタオルを掛けておけばいつでも手をふけるタオルループと、スマートフォンや掃除道具も入れて持ち歩ける二つに分かれた大き目サイドポケット付き。ポケットをエプロン側面にレイアウトすることで、物を入れて歩いたときに足の前面に当たりにくく作業の邪魔になりません。

作務衣を思わせる、落ち着いたカラー

作務衣のように身に着けていると心が落ち着きそうな和風カラーを選びました。どんな服とも合わせやすいシンプルな色合い。Tシャツの上から羽織るだけでも「ちょっとそこまで」のお出かけが叶うワンマイルウェアに。
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( 色名は、左から「藍色」「亜麻色」「枯草色」 )
実は私、この作務衣風エプロンを企画中にサンプルを着用したままで気づいたら2時間くらい過ごしていたことがあります。それくらい着心地も軽く、見た目のインパクトはありながら、意外と日常にとけ込みやすいシルエットです。

家事は毎日のこと、そして年末の大掃除は多くの方にとっては一大イベント。
作務衣風エプロンをサッと羽織って軽やかに身の周りを整えて、気持ちのよい毎日をお過ごしください。

羽織って心のスイッチオン ととのう作務衣風エプロンの会
月1枚 ¥3,200 ( +10%  ¥3,520 )

最後のひとさじまでおいしく!ハスの花カレーボウル

11/21/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
みなさまカレーはお好きですか?私は大好きです。好きが高じていろんなカレー商品を作っていたりするほどです。
カレーがつなぐご縁づくり スパイスボーイズが教える 極楽カレー入門プログラム[6回予約プログラム]
みんなのやさしさおすそ分け お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー(4個セットのうち1個をおすそ分け)
そんな私が今回どうしても作りたかったのが「カレー皿」。
今回はおてらぶらしいデザインのこだわりが詰まった「最後のひとさじまでおいしく ハスの花カレーボウル」をご紹介します。

モチーフはハスの花びら

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〈朱蓮華〉
おてらぶで作ったカレーボウルは、仏教においてとても重要なモチーフのひとつである「ハスの花」をモチーフに、一枚の花びらに見立てたデザインになっています。
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〈蒼蓮華〉
​ボウル全体になだらかなカーブが施されていて、ハスの花びらのようなデザインになっています。
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〈翠蓮華〉
デザインは全部で〈朱蓮華(ピンク)〉〈蒼蓮華(ブルー)〉〈翠蓮華(グリーン)〉の3種類。

最後のひとさじまで美味しくいただけるヒミツ

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この「ハスの花カレーボウル」は、内側の片方にわずかな“くぼみ”があります。そこにスプーンを当てることで、最後に残ったひと口分もに取りこぼさずに美味しくいただくことができます。
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深めにできているので、サラダボウルとして使ったり、スープパスタを入れたり、煮物を盛りつけたりと使い方の幅が広いボウルです。(※電子レンジ、食器洗い機、漂白剤使用可)

収納に便利なスタッキング仕様

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新しいお皿は欲しいけれど、かさばるのはちょっと……という方もご安心を!「ハスの花カレーボウル」は特徴的なデザインですがスタッキング可能です。

ハスの花カレーボウルで、あなたのカレーライフがより楽しくなりますように。
商品はフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
最後のひとさじまでおいしく ハスの花カレーボウルの会
月1個 ¥2,600(+10% ¥2,860)

耳もとにみほとけの光をまとう光背モチーフのイヤアクセサリー

11/21/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
今回は、御仏をモチーフにしたイヤアクセサリーシリーズ最新作、「紙職人が生み出すみほとけのかがやき 光背イヤアクセサリー」をご紹介します。
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職人の伝統技法と最新の加工技術。そして日々御仏を拝むことの大切さを説く僧侶が出逢い、新しいアクセサリーが完成しました。

おどろきの軽さ!?紙製のイヤアクセサリー

今回のイヤアクセサリーの特徴のひとつに「素材」があります。実は「紙」でできているのです!
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このイヤアクセサリーを作ってくれたのは、​40年以上のキャリアを持つ紙職人さんのブランド「Karupi」。自然由来の材料である”紙”と”木”を主材料に、伝統の技法と最新の加工技術を操る紙職人が一点ずつ手づくりしています。​

僧侶であり作家の天野こうゆうさんにデザインを依頼

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医王山 持明院 高蔵寺 16代目住職 天野こうゆう さん
アクセサリーのデザインをしてくれたのは高野山真言宗 僧侶の天野こうゆうさん。
ご自身のお寺「高蔵寺」の住職であり、高野山真言宗本山公認布教使として講演活動の傍ら、墨画、陶芸、土人形、張り子作家としても活動されているマルチクリエイターなお坊さんです。
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Koyu Amano Official site ようまいり.com より
天野さんは、切り絵の作品も多く手掛けていらっしゃるので、紙を素材にしたイヤアクセサリーとの相性もばっちりだと考えて依頼することにしました。
天野さんへお願いしたのは「光背(こうはい)」のデザイン化でした。光背とは、仏さまの背中に表現されている知恵や功徳をかたどった飾りのこと。仏さまそれぞれに違ったデザインで表現されています。
仏さまのすばらしい知恵や功徳を身にまといたい!でもお姿そのままではあまりにも恐れ多い……そう考えたときに、デザインも多様に存在する「光背」をアクセサリーのモチーフにするのは新しいのではないか、と考えました。

デザインのもとになる切り絵を製作

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まずはデザインのもとになる切り絵を天野さんに作ってもらいました。
左から不動明王の背中に表現されている「火焔(かえん)光背」。光り輝く様子を表している「放射(ほうしゃ)光背」。あらゆる願いをかなえるといわれる宝珠をモチーフにしている「摩尼宝珠(まにほうじゅ)光背」の3種類です。
個の切り絵に細部の修正を施して、アクセサリーのデザインに落とし込んでいきます。

切り絵からイヤアクセサリーへ

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こちらは徐々にデザインが完成していく様子をまとめたものです。ベースになった切り絵のラインを少しずつ調整し、アクセサリーとして身に着けやすい大きさやデザインに近づけていきました。

紙職人が生み出す みほとけのかがやき 光背イヤアクセサリー

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一度完成した切り絵を、もう一度イヤアクセサリーに作り直すという工程を経て完成したのが「紙職人が生み出すみほとけのかがやき 光背イヤアクセサリー」です。
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摩尼宝珠光背をイメージしたデザイン「MANI」
紺色のベースにパール箔を使う事で、宝珠の輝きを表現しています。
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光り輝く放射光背をイメージしたデザイン「HIKARI」
黄土色のベースにライトゴールド箔を使い、華美になりすぎないように光を表現しました。
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燃え盛る炎をイメージしたデザイン「KAEN」
オレンジ色のベースにマットゴールド箔を使い、炎の中のあたたかい輝きを表現しています。
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イヤアクセサリーの留め具部分は22金メッキを使用。イヤリングタイプとピアスタイプをお選びいただけるので、ご自身に合うタイプでお楽しみください。
商品はフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
おてらぶ×karupi 紙職人が生み出す みほとけのかがやき 光背イヤアクセサリーの会
月1個 ¥2,400(+10% ¥2,640)

2024年は昇竜のように運気上昇!?守り本尊スノードーム辰

11/20/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。2022年から始まった守り本尊スノードーム。2024年バージョンはさわやかなブルーの色目の「守り本尊スノードーム辰」として登場です!

辰年を守る「普賢菩薩(ふげんぼさつ)」とは?

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辰年を司る普賢菩薩さまの名前には「普く賢い者」という意味があるそうです。白象に乗って法華経の信者を守るためにやってくると伝わります。

デザインは大仏写真家の半田カメラさん

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デザインは今回も半田カメラさんにお願いしました。大仏を撮影するために全国を巡るカメラマンさんです

こだわりポイント❶ 台座の龍

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今回の台座は「龍」。どのように表現するかとても悩みました。空想上の動物ですので怖くならないように、また過去シリーズの動物たちと世界観が合うように配色まで気をつけて選びました。

​特に次の年には「巳(蛇)」が控えているので、表現面では特に気を付けてデザインしています。

こだわりポイント❷ ちょこんと手のひらサイズ

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ドームの中には小さな普賢菩薩さま。小さいながらも合掌をしている姿がとってもかわいいです。

こだわりポイント❸ こんなところに白象!?

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普賢菩薩さまの足もとには「白象」を見つけることができます。つぶらな瞳で何を想うのでしょうか。
今までのスノードームシリーズになかったさわやかなブルーの「守り本尊スノードーム辰」は、以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
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きらめく輝きで見守る 守り本尊スノードーム【辰】
月1個 ¥2,700(+10% ¥2,970)

おいしく食べて支援できる「野菜がごろごろ 精進カレー」開発秘話_1

11/1/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。みなさまカレーはお好きですか?
実は私、かなりのカレー愛好家で、外食の機会があればほぼカレー!
家でスパイスを配合してオリジナルカレーつくりを楽しみ、お家でスパイスカレーづくりができるレッスンキット商品を企画したほどです。
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「カレーがつなぐご縁づくり スパイスボーイズが教える 極楽カレー入門プログラム」より
そんな私がこの度ご紹介するのは「お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー」。おてらぶ念願のオリジナルレトルトカレーです。おいしいのはもちろん、食べながら社会問題を解決することができる仕組みが組み込まれています。今回はその誕生秘話と、ともに作ってくれる団体さんについてお話ししたいと思います。

きっかけは「ほとけさまのやさしい精進カレー」との出会い

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今回のカレーを作るきっかけのひとつとなったのが、「ほとけさまのやさしい精進カレー」というレトルトカレーとの出会いでした。このカレーは、全国のカレー好き僧侶のみなさまが株式会社CHAYA マクロビフーズさんと一緒に企画したもので、肉・卵・乳製品・白砂糖・化学調味料を使わずに、野菜やスパイス、昆布や味噌など日本の伝統調味料でつくられたからだにやさしいカレーです。
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一般社団法人仏教カレー協会 公式HPより
このカレーは全国の僧侶のみなさまの手によってさまざまな場所で販売され、その売上の一部は「認定NPO法人おてらおやつクラブ」に寄付されました。おいしくカレーを食べて、生活に困難を抱えるひとり親家庭の子どもたちにたくさんの笑顔をとどけることがでる、まさに仏教が大切にしている「ご縁」と「助け合い」を形にしたようなカレーです。(2023年10月現在販売終了しています)

ひとり親家庭の子どもたちに「おすそ分け」できるカレー

「ほとけさまのやさしい精進カレー」のように社会問題を解決できるカレーについて考えていたとき、「おすそ分け」ができる仕組みを作りたいと思いました。

さまざまな理由により生活に困難をかかえ、日々の食事すらままならない家庭は少なくありません。今日も明日も明後日も、ごく当たり前の風景として、子どもたちが笑顔で「いただきます」と言える世の中にするために、おてらぶのカレーを届けることができたら……。
イメージしているのは4つセットのカレーを購入したら、そのうち3つは自分に。1つは全国のひとり親家庭へお届けする仕組みです。
そんな「おてらぶ」の想いに賛同し、集まってくれたのは、「一般社団法人 仏教カレー協会」、「認定NPO法人 おてらおやつクラブ」、「社会福祉法人青葉仁会」の3つの団体。それぞれが得意なことを生かして、今回のプロジェクトに参加してくれています。
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「目指したい味」を見つける

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ひとことで「カレー」といってもさまざま。定番おいしいチキンカレー、さわやかな味を楽しめるタイカレー、濃厚な味を楽しむビンダルーカレーなど、実にたくさんの味やジャンルがあります。まずは目指すべき方向性を見つけるために、「仏教カレー協会」の倉島隆行​さんと吉田武士さんにフェリシモへお越しいただき、試食会を開催しました。
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メンバーそれぞれ好みの味はありますが、今回のカレーは「おすそ分け」するものであり、子どもがいるご家庭です。味や香りはもちろん、口当たりや食材面についても分析していきます。
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限られた時間の中で、たくさんのカレーを試食してその印象を書き出して分類していきます。
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仏教のエピソードをもとに食材を選ぶことも検討されました。

レトルトカレー製作現場へ取材

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試食会をした翌日は神戸から奈良へ移動し、カレーを製作してくれる「社会福祉法人青葉仁会」へ工場視察に。青葉仁会は、障害を持ちながらも生き生きとした人生を送りたいと願うすべての人に、健康管理、やすらぎとテラピー、余暇支援、そして就労支援などを通じてサポートを行う福祉法人施設です。
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こちらで働かれているメンバーの方のお仕事を拝見していると作業の丁寧さに驚かされました。野菜を切る、炒めるなどの食品加工から、パッキングや配送準備に至るまで一切手を抜きません。
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窓口担当の方にお話を聞くと、メンバーのみなさまにとって、自分たちの手がけた商品がいろいろな方の手に渡り喜んでいただけることが、喜びと自信、生きがいに直結し、経済的自立にもつながっていくのだそうです。
このように、個性あふれる団体さんと一緒にカレーづくりが始まりました。
次回、​「野菜がごろごろ 精進カレー」完成!です。
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​みんなのやさしさおすそ分け お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー(4個セットのうち1個をおすそ分け)
月1セット ¥2,900 ( +8%  ¥3,132 )

おいしく食べて支援できる「野菜がごろごろ 精進カレー」開発秘話_2

11/1/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
前回はプロジェクトへの想いと、一緒につくる仲間についてお話ししました。それぞれの団体の得意なこと、個性を生かしながら完成したのが
「お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー」です。
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お皿にカレーをそそぐと、すぐに目に入るのが​大きなお野菜です。玉ねぎ、かぼちゃ、にんじん、れんこんなど豪華です。やわらかいのに煮崩れしていないのは、丁寧な加熱と、一袋ずつ後入れで具材を入れているから。お肉は入っていませんが、大きなお野菜で食べごたえも抜群です。辛さはほどよくおさえつつ、スパイスはしっかり効かせているので、大人も子どもも大満足のおいしさです。

野菜がごろごろ精進カレーの「4つのこだわり」

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お釈迦さまの生誕を祝う「花祭り(4月8日)」に欠かせない「甘茶」をカレーにインしました。独特の甘みが隠し味となって、より奥深い味わいに仕上がっています。
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精進料理の理念にのっとり、肉、魚、卵などの動物性食材は使っていません。コクを出すために野菜のお出汁を使うなど、工夫をしています。
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特定原材料8品目不使用。アレルギー物質に関しては「カシューナッツ」と「大豆」のみ使用。できるだけたくさんの人に、おいしく楽しんでいただきたいという想いで食材を選んでいます。
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食べたくなったら、箱を開けてパックのままレンジでチン!湯煎の必要もなく手間をかけずに食べることができます。

「おすそ分け」の仕組み

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4個セットになったレトルトのカレーを購入すると、うち1個が「認定NPO法人 おてらおやつクラブ」を通じて、さまざまな事情で困りごとを抱える全国のひとり親家庭に配送されます。
子どもたちが、今日も明日も、当たり前のように「いただきます」が言える。そんな未来を目指して、おいしくカレーを楽しむ支援を続けていきませんか。

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みんなのやさしさおすそ分け お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー(4個セットのうち1個をおすそ分け)
月1セット ¥2,900 ( +8%  ¥3,132 )

【2023年7月分】みんなでおそなえギフトおそなえ・読経と発送のご報告

8/7/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
2023年7月度も、みなさまのお力添えでたくさんの「みんなでおそなえギフト」をご用意することができました。
今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送のご報告になります。
2023年3月度の発送報告はこちらからどうぞ。

兵庫大仏 能福寺

今回「おそなえ・読経」を執り行っていただいたお寺は、兵庫県神戸市兵庫区にある天台宗のお寺「宝積山 能福寺」。延暦24年(805)伝教大師 最澄により開創されたと伝わり、仁安3年(1168)には平清盛公が出家し、平家一門の祈願寺となりました。

日本三大大仏「毘廬舎那仏坐像」

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​能福寺の境内に入ると圧倒的な存在感で参拝者を迎えてくれるのが「兵庫大仏」。蓮台と台座を含めて、高さ18mという巨大な坐像で、正式な名前は「毘廬舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)」といいます。

現在見ることができる大仏は実は2代目の大仏で、初代はかつての日中戦争・太平洋戦争の激化に伴う「金属類回収令」により昭和19(1944)年に解体されてしまいました。

戦争が終結すると当時の住職が解体された大仏の残骸を発見。その残骸はお寺で引き取られ代々保管されてきましたが、時を経て1991年(平成3年)に大仏再建立プロジェクトが立ち上がり、能福寺で保管されていた初代大仏の残骸も素材に溶かし込み、二代目の兵庫大仏である「毘廬舎那仏坐像」が建立されました。

​なんとその開眼法要には、当時の奈良・東大寺の管長、鎌倉・高徳院の貫主が臨席し、改めて「日本三大仏」として公認したのだそうです!

おそなえ・読経スタート

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大仏さまの真正面に机を設置し、香炉やろうそくなどを準備。最後にみなさまから「おそなえ」いただいた食品がたっぷりと入ったギフトボックスを設置して準備完了です。
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読経を上げていただいたのは、能福寺住職の雲井雄善さん。この日は気温もかなり高く猛暑の中でしたが、快くお引き受けいただき、読経していただきました。

法要は「天台声明」からスタート。境内に抑揚ある雲井住職の声が響き渡ります。
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読経に参加させていただいたのは、おてらぶより部長ひさよしと、ゆうこりん。おてらおやつクラブから​圓山さん。
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時間としては30分ほど。無事「おそなえ・読経」を執り行うことができました。
雲井住職の額には大粒の汗が光ります。猛暑の中、本当にありがとうございました!

おてらぶメンバーによるお手紙の会

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おそなえ・読経が終わると、おてらぶメンバーで「お手紙」を書きます。おそなえギフトひと箱ずつに想いを込めたお手紙を入れて発送します。
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お手紙にはメッセージに合わせてちょっとしたイラストや手作りのハンコなどを押しています。
ちなみに手作りハンコは、メンバーのゆうこりんがオリジナルデザインで作っています。
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2023年7月度の発送数は60箱でした。
​おかげさまでプロジェクトには毎月たくさんの方が参加いただいています。これからも困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多く「おそなえギフト」をお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています!

あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会
月1口 ¥100(+8% ¥108)

引き続き、「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき「おそなえ・読経」にご協力いただく寺院さまも募集中です!
お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。

大仏さま気分になれる!? 螺髪風サウナハット

7/6/2023

 
こんにちは、ゆうこりんです。
突然ですが、みなさま「サウナ」はお好きですか?

数年前から再燃している世間のサウナ熱は未だ冷めやらず、「
サウナー」といわれる方々が思い思いにサウナを楽しんでおられます。

サウナといえば、ほぼ身ひとつで入る場所ですが、そんな状況の中で
おしゃれを楽しむことができる限られたアイテムとして重宝されているのがサウナハットです。

今回は、サウナの視線をひとりじめ!!かぶるだけで大仏さま気分(になれるかもしれない)、ありがたい気持ちになれそうな螺髪風サウナハットをご紹介したいと思います。
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かつておてらぶでは仏さまの特徴のひとつ「螺髪(らほつ)」をモチーフにした「らほつニットキャップ」という帽子を作り大人気でしたが、今回またもや螺髪をモチーフにしたアイテムを企画しました。
前回同様、仏さまへのリスペクトを込めてこだわりポイントを盛り込んでいますのでご覧ください。

螺髪(螺髪)は右巻き?左巻き?

このサウナハットでは、仏さまのお姿の特徴のひとつ、螺髪をリアルにプリントで表現しました。
螺髪とは?
悟りを開いた仏さまに現れる特徴のひとつで、知恵と徳の高さを表しています。ほかにも、仏さまには見た目でわかる三十二の特徴と、八十の細かな特徴があり、それらを「三十二相八十種好(さんじゅうにそうはちじっしゅこう)」と呼びます。
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螺髪の「螺」は巻き貝を意味する漢字です。自然界の巻き貝の多くは中心から右巻きになっていて、鎌倉大仏など一部をのぞけば、日本国内の仏像の螺髪は右巻きだそうです。それにならって、螺髪風サウナハットの螺髪は中心から右巻きになっています。

立ち上がれ、肉髻(にっけい)。

耳までしっかり覆い隠してくれるカッティングが特徴的なこのサウナハット、シルエットにもこだわりあり!
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仏さまの頭についているコブのようなもの。これは「肉髻(にっけい)」といい、悟りを開いた知恵の証です。
この肉髻を比較的柔らかい生地で表現するために、何度も試作を繰り返しました。肉髻のパーツの枚数を変えたり、型紙から何度も作り直してやっとたどり着いたのがこの形なんです…!

​お届けの際は肉髻もたたまれた状態になっていますので、内側からやさしく押し広げて、ぜひこんもりした肉髻にしてくださいね。

仏像をイメージしたカラーリング

カラーは、写真左から、銅像(青銅)をイメージしたブルー、石像をイメージしたグレー、木像をイメージしたイエローの3色。ひとことで「仏像の色」といっても、お姿の数だけ色があるので悩みましたが、イメージしやすい材質カラー、それでいてお肌になじみやすいこの3色を選びました。

ドライキャップとしても!

サウナハット裏地にはやわらかい生地を使っているので、見た目に反したやさしいかぶり心地。
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吸水性があるマイクロファイバーを使用しているので、お風呂やプールの後のドライキャップとしてもお使いいただけます。
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ドライキャップとして使ったら、お風呂上りが楽しい時間になるかもしれませんね。

見た目のインパクト以上にお役立ちなこのアイテム、サウナで、プールで、ご家庭で、ぜひかぶってみてください。
螺髪(らほつ)風サウナハットの会
月1個 ¥3,500 ( +10%  ¥3,850 )

首からかければ学びの仏弟子気分!?輪袈裟風ロングタオル

7/6/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。今日はこれからの行楽シーズンに一枚あれば憂いなし。3枚あればと~っても便利な「輪袈裟(わげさ)風ロングタオル」をご紹介します。

そもそも「輪袈裟」って何?

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輪袈裟は、もとは僧侶が身に着けていた「袈裟」を簡略化した法衣の一種です。お遍路さんの多くが、白装束の上から輪袈裟を掛けて巡礼を行っているので、テレビや現地で見かけたことがあるという人もいるかもしれません。

輪袈裟風なフォルムがユニークなロングタオルが完成

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首からかけて便利に使える輪袈裟風デザインのロングタオルには、こだわりのデザインが施されています。

お寺文化からインスパイアした3種類のデザイン

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《蓮華》
蓮華は仏教において特別なモチーフです。「泥中の蓮(でいちゅうのはす)」と言われるように、けがれた世界においても変わらず清らかなモノとして語られています。
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《魚》
仏教では古くからさまざまな解釈のもと魚を描いてきました。苦悩の海を勇気をもって泳ぐと考えたり、眠っていても決して目を閉じない様子から、修行僧に対して魚の姿は勤勉に励む理想の姿として語られていたそうです。
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《法輪》
法輪はお釈迦さまの教えそのものを表すと言います。教えが1ヵ所に止まることなく,あらゆる場所あらゆる人びとに届くことを表すといいます。
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表はガーゼ、裏はパイルの組み合わせで、肌にやさしく吸水性も抜群です。

スナップボタンを外すと幅広に!

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タオルの長さは約100cmのロングサイズで、首からかけた状態でも汗を拭きやすい長さ。
そしてスナップボタンを外すとタオルの幅が広くなり、さらに使いやすくなります。

熱くなる季節にうれしい保冷材ポケット

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タオル内側のちょうど首の後ろにあたる場所に小さなポケットがあります。ここにお手持ちの保冷材などを入れるとひんやりと涼しく、かんたん暑さ対策ができます。
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いかがでしたでしょうか。
お寺めぐりや、アウトドアイベントなどにあると便利な機能がたっぷりの輪袈裟風ロングタオルは、フェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
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お寺めぐりやお出かけに活躍 輪袈裟(わげさ)風ロングタオルの会
月1個 ¥2,500(+10% ¥2,750)

心に寄りそう般若心経。蓮の花びらチャームのきらめき

6/20/2023

 
こんにちは、ゆうこりんです。

今回は、来たる夏にぴったり!
持っているだけで涼しくなっちゃうような、透明感あふれるアイテム、心に寄りそう般若心経 蓮の花びらチャームをご紹介します!
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蓮の花といえば、仏像の下の台座(蓮華座)になっていたり、お供え物など仏教関連のアイテムのパッケージでも蓮の花のデザインが使われていたり、仏教との関わりを目にする機会も多いですよね。
仏教において蓮の花は、お経の中では極楽浄土に咲くといわれ、「尊い仏の悟り」という意味があるといわれています。
 そして、今回のチャームのもう一つの要素「般若心経」は数多くあるお経の中でも、知っている人が多いお経のひとつかもしれません。
般若心経とは
その昔、三蔵法師がインドから無数の仏教経典を持ち帰って漢訳し、まとめたもの。わずか300字弱で表現されたお経で、仏教の大切な教えが凝縮されているともいわれる。
ここ最近、おてらぶ部員のたしなみとして(?)般若心経の写経をしたり訳文を読んだりしているのですが、そうしていると心が少し穏やかになる気がしていました。仏の教えのエッセンスともいわれる般若心経の言葉をさりげなく思い起こせるアイテムがあったら……。そんな思いを、仏教ともご縁が深い蓮の花びらのチャームというかたちで表現しました。

蓮の花は何色??

般若心経の中の5つの言葉のイメージを、美しいグラデーションの軽やかな蓮の花びらで表現しました。
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羯諦(ぎゃてい)
何事にもとらわれず、悟りの境地へ往こうという呼びかけ。

無罣礙(むけいげ)
欲望にとらわれることをなくし、心に静寂が訪れるさま。

般若(はんにゃ)
世の中や物事の本質を知ることを指す、仏の智慧。

涅槃(ねはん)
煩悩が消え、心の安らぎを得た状態。悟りの境地。

照見(しょうけん)
物事の本質を正しく明らかにし、見極めること。

蓮の花びらの形へのこだわり

色のグラデーションが美しい花びらは、軽やかさを表現した立体的なデザイン。まるで何かをやさしく包み込むような形にこだわりました。
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花びらを持つと、このカーブが指に程よくなじみます。
そして、花びらの中にはホログラムラメ。
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ラメの粒が細かいので、さりげなく上品に輝きます。角度によっても変わる表情の違いを楽しんでくださいね。

好きな言葉を、さりげなく身に着けて。

蓮の花びらチャームは、全長約6.5㎝。
​大きすぎず、小さすぎず、ポーチのファスナー部分やマスクのひもなどに取り付けても「ちょうどいい」存在感です。
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取り付ける場所があれば、傘マーカーにしても素敵です。

ちなみに私は、社員証が入ったカードホルダーに付けてキラキラさせています。
チャームを見てときどき般若心経の言葉を思い出す瞬間も好きですが、シンプルに、色がきれいなアイテムが目に入りやすいところにあると気分が上がります^^

お好きな言葉、色の蓮の花びらを、お気に入りのものに付けて楽しんでくださいね。
心に寄りそう般若心経 蓮の花びらチャームの会
月1個 ¥1,300 ( +10%  ¥1,430 
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絵心経がみっちり! 遠目に見ると豆絞り?な手ぬぐい、できました。

6/16/2023

 
おてらぶ部員の、ゆうこりんです。
部長のもと、日々おてらぶ業務に邁進しております。
よろしくお願いします!
さて、今回ご紹介するのは、こちらの手ぬぐい。
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豆絞り柄?
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ではなく、「絵心経」というものです。
絵心経とは?
その昔、三蔵法師がインドから無数の仏教経典を持ち帰って漢訳し、まとめあげたのが般若心経。それを、字が読めなかった庶民のために、わかりやすく絵で説いたのが絵心経です、
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このように、般若心経の読みに絵を当てはめて、字が読めなくても般若心経を唱えられるようになっています。
この「絵心経」を3回分! まるで豆絞りのようにレイアウトしました。
かれこれ7年前、「絵心経マスキングテープセット」という商品を企画したのですが、

↓当時のブログ
​絵でお経が読める!?「絵心経マスキングテープセット」

ご好評をいただいていたマステのゆるいタッチのイラストが、細かい調整を加えて手ぬぐいの柄として再登場しました!​

「豆絞り風」という柄・色へのこだわり

絵心経の手ぬぐいの企画当初、イラストをレイアウトしてみて思ったこと。

「遠目に見たら、豆絞り」

豆絞りとは、言わずと知れた伝統柄のひとつで、丈夫で健康をあらわす「まめ」と「豆」のような模様をかけて、無病息災を願う意味があります。
仏さまの尊い教えが凝縮された般若心経(絵心経)と豆絞りで、使う人のお守りになるような手ぬぐいになるようにと気持ちを込めました。

絵柄の色にも、昔から魔除け・厄除けの意味があるとされる伝統色、藍色・朱色・うこん色を選びました。
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「手ぬぐい」へのこだわり

手ぬぐいといえば、85~90cmの長さが一般的といわれますが、絵心経手ぬぐいは少し長めの100cm。頭や首に巻いて結んだり、しっかり手を拭いたり、この「少し長め」が便利なんです。
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そして手ぬぐいの端はあえてそのままの「切りっぱなし」。端を縫わないことで、乾きやすく衛生的です。
切りっぱなしの部分から出てきた糸をきれいに整えて「育てる」、通好みの楽しみ方も。

「絵心経を楽しむ」ためのこだわり

柄を見ているだけでもかわいい絵心経ですが、もっと知って楽しんでいただけるように、由来や読み方を説明した「説明シート」も付いています。
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さらに、お坊さんの読経に合わせて手ぬぐいのイラストが動く動画も、こちらからご覧いただけます!
▲絵心経動画(読経:天台宗不軽山道心寺 ご住職 露の団姫さま)
▲絵心経動画(真言宗御室派 七宝山大福院 三津寺 副住職 加賀俊裕さま)
手ぬぐいの柄が透けて少しおしゃれなトレーシングペーパーの帯、この裏にも動画にリンクしたQRコードが付いているので、お土産やプレゼントとして、楽しんでいただけたら嬉しいです。

こだわりはいろいろとあるのですが、いつでも、どこでも、自由に使えるのが手ぬぐいの魅力。
豆絞り風の絵心経手ぬぐいも、いろいろなシーンで使ってみてくださいね。
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豆絞り風 絵心経(絵心経)手ぬぐいの会
月1セット ¥1,300(+10% ¥1,430)

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お部屋に華やかに舞う「迦陵頻伽モビール」

4/24/2023

 
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今回ご紹介するのはお部屋の中でゆらゆらと舞い、見ているだけで心が癒やされる「モビール」。もとはデンマークで親しまれていた室内装飾のひとつです。
仏教美術モチーフで作られることは珍しいこのアイテムを、おてらぶが作るとどうなるのか、早速見てみましょう!

モチーフは迦陵頻伽

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モビールのゆらゆらと舞う姿と、天井にかけて使うアイテムの特徴から、天上界より舞い降りてくると伝わる「迦陵頻伽(かりょうびんが)」※ がイメージに合いそうだと思いメインモチーフに選びました。
迦陵頻伽(かりょうびんが)
迦陵頻伽は上半身が人、下半身が鳥の仏教における想像上の生物です。孔雀、白鵠(びゃっこう)、鸚鵡(おうむ)、舎利(しゃり)、共命鳥(ぐみょうちょう)とともに「阿弥陀経」で浄土の六鳥に数えられ、非常に美しい声で鳴く(歌う)と伝わります。仏教行事で行われる舞楽でも迦陵頻伽の舞を見ることができます。

仏教美術ならではのデザインに

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​モビールのデザインに落とし込む際にそのままの姿ではなく、堂内で飾られている「瓔珞(ようらく)」のようなデザインにしてみました。
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瓔珞(ようらく)
仏教世界において、神仏が身に着けている装飾品のひとつ。お寺に安置されている仏像や堂内に飾られている装飾品にも使われています。もとは古代インドの貴族たちが、自らを着飾るための装身具として使っていたものでしたが、仏教にその文化が取り入れられた際に、尊い存在である神仏が身に着ける首飾りや胸飾りとして表現されるようになりました。
モビールパーツはニュアンスのある紙製。細目のテグスを使ってスチール製のブリッジとつないでいきます。
セットしているモビールパーツには迦陵頻伽のほかに、吉祥の象徴としても伝わる「瑞雲(ずいうん)」が。
​大、小サイズ違いがあるので、お好みにレイアウトして楽しんでみてください。

室内で舞う様子をご覧ください

紙製のモビールパーツは、室内の繊細な空気の流れでゆらゆらと揺れます。短い時間ですが動画でその様子を撮影しましたのでご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
商品は以下のフェリシモウェブサイトで交換・お買い求めください。
舞い降りる天上のハーモニー 迦陵頻伽の瓔珞風モビールキット【組み立て商品】
▷ポイント交換ページ 
1セット19,000merry
▷購入ページ     1セット ¥2,000(+10% ¥4,290)

【2023年3月分】みんなでおそなえギフトおそなえ・読経と発送のご報告

4/11/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
2023年3月度も、みなさまのお力添えでたくさんの「みんなでおそなえギフト」をご用意することができました。
今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送のご報告になります。
2023年2月度の発送報告はこちらからどうぞ。

鎌倉大仏殿高徳院

今回「おそなえ・読経」を執り行っていただいたお寺は、神奈川県鎌倉市長谷にあるお寺「鎌倉大仏殿高徳院」。あの「鎌倉大仏」で有名なお寺です。高徳院は鎌倉を代表する観光地としても人気で、取材に伺った日も多くの観光客、参拝者でにぎわっていました。
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鎌倉大仏の正式なお名前は「​国宝銅造阿弥陀如来坐像」といいます。大仏が造立が開始されたのは1252(建長四)年。かつては境内に大仏殿が存在し、その中に安置されていましたが、台風などのため倒壊して室町時代の末には、今の「露坐の大仏」となったのだそうです。
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大仏の胎内には入ることもできます。(拝観料:50円)
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鎌倉大仏はかつて黄金に輝くお姿だったそうで、その名残が今もお顔に残っているとお寺の奥さまに教えていただきました。向かって左側に移動して見てみると、確かに目じりの横から頬のあたりに金色の跡が!

おそなえ・読経スタート

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観光客・参拝者のみなさまのご迷惑にならないように正面はさけておそなえギフトを「おそなえ」。
参加させていただいたメンバーは順番にお焼香をあげさせていただきました。
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鎌倉大仏(阿弥陀さま)が見守ってくださる中、認定NPO法人おてらおやつクラブの松島さんと桂さんの読経が境内に響き渡ります。

高徳院で続けている社会活動について

高徳院さまご協力のもと、無事におそなえ・読経が終了しました。
その後、お寺の社会活動と「みんなでおそなえギフト」についてご住職の佐藤さんにお話を伺ってきました。
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庫裏から眺めた鎌倉大仏
高徳院ではさまざまな社会活動を行っていますが、今年で設立20年目を迎える「認定NPO法人鎌倉てらこや」は、立ち上げから現在に至るまで支援している活動です。

​この団体は鎌倉の地域が一丸となり、学童保育や食育、お寺での合宿などさまざまな「体験」を通じて子どもたちがいきいきとした心を育むことを目的として、大学生を主体に幅広い企画が運営されています。
(佐藤住職)

ここ数年で感じていること

このコロナ禍の約3年間は企画を立てて参加者を集めても緊急事態宣言や蔓延等防止措置の発令のため直前で中止にせざるを得ないといった事態が何度も起こりました。

関わってくださる大学生のみなさんも限られた学生生活の中でこれまでのような満足な活動が出来ず、悔しくもどかしい思いをしているのが痛いほど伝わってきましたが、感染症対策を万全に、工夫をしながら、楽しみにしている子どもたちを想像して諦めずに知恵を絞っている姿がとても印象に残っています。
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支援する側とされる側の垣根はもはや存在せず、互いがその存在に助けられていることにコロナ禍このような形で改めて気付かされ、一層活動へのモチベーションと団結力が強まったように感じております。(佐藤住職)

「たよる」むずかしさと大切さ

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「たよる」という行為に恥ずかしさや罪悪感を感じて、他者に助けを求めたりたよれない状況にあるときは、いずれ「たよられる」側になった際にその時のお返しをすると考えてみるのはどうでしょうか。

​支援をする側もされる側も「困ったときはお互いさま」の気持ちを持つことで、支援の輪が広がっていくのだと考えます。
そしてそのためには、今回の「みんなでおそなえギフト」のように、各人が無理のない範囲で出来ることを息長く支援を続けていくことが肝要かと考えます。(佐藤住職)


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​2023年3月度の発送数は63箱でした。
​おかげさまでプロジェクトには毎月たくさんの方が参加いただいています。これからも困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多く「おそなえギフト」をお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています!

あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会
月1口 ¥100(+8% ¥108)

「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき「おそなえ・読経」にご協力いただく寺院さまも募集しています。
​お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。

【2023年2月分】みんなでおそなえギフトおそなえ・読経と発送のご報告

4/10/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
2023年2月度は、みなさまのお力添えで合計63箱の「みんなでおそなえギフト」をご用意することができました。
今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送のご報告になります。
2023年1月度の発送報告はこちらからどうぞ。

みんなが幸せになるお寺​

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現代風なお寺の外観〈道心寺公式ホームページより〉
今回「おそなえ・読経」を執り行っていただいたお寺は、兵庫県尼崎市にある天台宗のお寺「道心寺」。​
「みんなが幸せになるお寺」を目指して、令和3年7月7日に開山した新しいお寺です。お寺の名前にある「道心(どうしん)」とは、仏教において「悟りを求める志」を意味しています。

現代風な外見が特徴的なお寺ですが、堂内もユニークなつくりになっています。
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本堂内陣の反対側には落語の舞台が〈道心寺公式ホームページより〉
お寺に入ると左側にロビー、正面には2階へと上がる階段があります。階段を登るとその先に本堂があるのですが、そこですぐ目に入るのがこの落語・寄席の舞台です。お寺にいったいなぜ舞台が?と思った方も多いと思いますが、その理由はご住職の活動にありました。

僧侶であり落語家

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道心寺住職 鳴海 春香さん
道心寺のご住職、露の団姫(つゆのまるこ)さん(法名・鳴海春香⦅なるみしゅんこう⦆)さんは落語家としてもご活躍されています。

ここ​道心寺でも「縁日寄席」(毎月3日、13日、23日、1 1時開演)を開催し、「抜苦与楽(ばっくよらく)※」をコンセプトに、お参りにいらした方々に笑顔をお届けしています 。
抜苦与楽(ばっくよらく)
苦を除いて、楽を与えること。慈悲をほどこす行いのこと。

おそなえ・読経スタート

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おそなえ当日はおてらぶから3名、おてらおやつクラブからは理事の桂 浄薫(かつら じょうくん)さんが参加。
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みなさまのお力でご用意できた「おそなえギフト」を道心寺のご本尊、明星観世音菩薩※さまにおそなえさせていただき、団姫さんに般若心経を唱えていただきました。
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明星観世音菩薩さまは虚空蔵菩薩※の化身といわれています。左手に持った金星の光で人々を 暗闇から 明るい世界へと導いてくださるのだそうです。
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須弥壇の壁は明けの明星が輝くシーンをイメージしたようなグラデーション状になっていて、美しいお姿の仏さまが描かれています。
明星観世音菩薩(みょうじょうかんぜおんぼさつ)・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)
仏教において信仰される「菩薩」の一尊。明けの明星(金星)の化身・象徴であると伝わります。

日本の「貧困」問題について

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おそなえと読経も無事終わり、おてらぶメンバーより活動について伺ってきました。

道心寺でもひとり親家庭で頑張っている人たちの相談を受けていらっしゃるそうですが、中にはお寺に相談しに行くための電車費も出せない人もいるということで、地方へ講演会に行ったときに相談を受けることも多いのだとか。
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団姫さんがそういった人たちと直接お話をして感じたのは「頼る」ことに遠慮している人が多いのではということ。
そしてそこには「自己責任」という言葉が強く影響しているのでは、とお話しくださいました。

「今の状況は自分の決断が招いたこと」「子どものために自分が頑張らねば」そういった責任感から、周りに「助けて」と言えない人が多いのではないでしょうか。(団姫さん)
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みなさんにお伝えしたいのは、私たちはみんな「生かされている」ということ。仏教には「貧者の一灯」という言葉があります。大金持ちでたくさん寄付ができるという事だけが尊いのではなく、どんな些細なかかわり方でも「助けたい」と思ってできる行動はすばらしいのです。自分ひとりで生きているのではなく「社会に生かしてもらっている」と考えて、少しだけ誰かのために手を差し伸べることを考えてほしいと思います。(団姫さん)
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道心寺 露の団姫さん(左)と、おてらおやつクラブ桂浄薫さん(右)
2023年2月度の発送数は63箱でした。
​引き続きプロジェクトにたくさんの方が参加いただいています。困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多くお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています!
あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会
月1口 ¥100(+8% ¥108)

「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき、読経をあげていただく寺院さまも募集しています。
​お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。

【2023年1月分】みんなでおそなえギフト発送しました

1/25/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
今回は新しく始まったプロジェクト「みんなでおそなえギフト」について準備と発送までの解説と、2023年1月度発送のご報告になります。

みんなでおそなえギフトとは?

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「みんなでおそなえギフト」は「おてらおやつクラブ」とフェリシモ「おてらぶ」がともに行うプロジェクトです。

ひと口100円(+8% 108円)から購入・参加することができ、同じ想いを持って集まった参加者みんなでお菓子やお米などを「共同購入」します。8,000円分に達するごとに「おそなえギフト」1箱が完成。全国のお寺におそなえされます。

​その後おてらおやつクラブを通じて全国の困りごとを抱えるひとり親家庭に「おすそわけ」として、匿名でギフト配送されるプロジェクトです。

お米やお菓子、ドリンクなどをたっぷりと。

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「みんなでおそなえギフト」には、お米をはじめ、レトルト食品や麺類、お菓子やジュースなど8,000円分相当が入っています。入っている内容は変わることがありますが、どれもおいしくて手間なく食べることができるものを選ばせていただいています。
一つずつボックスに商品を詰めていると「おいしく食べてもらえるかな?」「喜んでもらえるかな?」とあたたかな気持ちになれます。

手書きメッセージを書いたお手紙を添えて。

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メンバーそれぞれの想いがこもったメッセージ。イラストなども描かせていただいています。
お客さまの想いが集まって完成した「おそなえギフト」には、おてらぶのメンバーが集まって手書きのメッセージを添えさせていただいています。

仏さまに「おそなえ」して読経をあげていただきます。

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完成した「おそなえギフト」は、おてらおやつクラブと連携している全国のお寺さまに「おそなえ」して、読経をあげていただきます。

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今回は奈良県天理市の善福寺さまで読経していただきました。
おそなえはギフトボックスを持ち込む場合と、目録をおそなえさせていただく場合があります。少しでも早くお届けしたい食品になりますので、お寺さまと相談の上で臨機応変に対応しています。

2023年1月度の発送が完了しました。

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2023年1月度の発送数は33箱でした。
​引き続きプロジェクトにたくさんの方が参加いただいています。困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多くお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています!
あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会
月1口 ¥100(+8% ¥108)
「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき、読経をあげていただく寺院さまも募集しています。
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耳もとに至宝の輝き七宝文様イヤーカフ

1/5/2023

 
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耳もとにさりげなく輝くのは至宝の文様。
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​こんにちは、おてらぶの部長、ひさよしです。今回はおてらぶの新作アクセサリー「七宝文様イヤーカフ」をご紹介いたします。

デザインモチーフになっているのは「仏教文様」。仏教文様といってもいったいどんな物なのか分かりにくいですよね。

今に伝わる「仏教文様」の歴史

お寺文化にはさまざまな文様がありますが、その多くは天平時代(592~784年)に聖徳太子が行った大化の改新(645年)によって中国から仏教が伝来したことからはじまりました。
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聖徳太子(574年2月7日~622年4月8日)

仏教は聖徳太子により当時の国家基盤として定められ、権力を持つ貴族たちをまとめるために用いられました。その際、国家安寧を祈願するため「法隆寺」「四天王寺」「唐招提寺」をはじめとする寺社を建立することになりました。

仏殿に置かれる仏像や装飾品、仏具などにはさまざまな「文様」が施され、仏教の世界観やメッセージを当時の人びとに伝えてきました。

代表的な仏教文様

一言で「仏教文様」といっても実はさまざまなデザインがあります。ここではその一部をご紹介します。
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蓮華文(れんげもん)はその字の通り蓮の花をかたどった文様です。蓮の花は仏教では重要なモチーフであり、仏教伝来とともに日本では飛鳥時代以来盛んに用いられました。
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飛天文(ひてんもん)とは、仏教世界の天上に住むといわれる天上人をモチーフにして描かれている文様です。優雅に舞い、楽器を演奏したり散華している姿で描かれます。絵画や彫刻、建築の装飾文様などに多く用いられました。
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雲気文(うんきもん)は雲をモチーフにした文様です。あまり聞き馴染みがない言葉ですが「雲気」とは雲の気配や雲が移動する様子のこと。珍しいことが起こる前に現れるという瑞雲(ずいうん)もこのひとつだそうです。
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七宝文(しっぽうもん)とは仏教世界での七つの宝として伝わる金・銀・瑠璃・波璃・珊瑚・瑪瑙・真珠を模様化したものです。日本では正倉院宝物の錦(にしき)や纐纈(こうけち)に多くみられ、その後平安時代以後の有織(ゆうそく)文様に受け継がれました。
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ご紹介した仏教文様はごく一部ですが、今回はこの中から「七宝文」をモチーフにイヤーカフを作ってみました。

耳もとに極小の七宝

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今回作ったイヤーカフは小ぶりなデザインが特徴。
今までイヤーカフを使ったことがない人にも手軽に手に取っていただけるように、華美すぎず、でも他にはない存在感あるテイストに仕上げてみました。
​七宝文様は着物の柄にも使われることがあるので、和装にも相性が良いと思います。
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イヤーカフは雰囲気のある台紙にセットしたパッケージで、和のテイストが好きな人やお寺巡りが好きな人へのプレゼントとしてもご検討ください。
商品はフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
耳もとに至宝の輝き 七宝文様イヤーカフ
月1個 ¥3,200(+10% ¥3,520)

手のひらに悟りの境地 涅槃スノードームの輝き

1/5/2023

 
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毎年好評いただいています、おてらぶのスノードーム最新作のテーマは「涅槃」!
「しゃかしゃか星が舞い散る涅槃スノードーム」でどのようにデザインしたかをお話したいと思います。

「涅槃」とはどういう意味?

そもそも「涅槃」についてみなさまどれくらいご存じでしょう。言葉としては知っているけれど、正直どういう意味なのかは知らないという人も多いかもしれませんので、少しだけ説明いたします。

「涅槃」とは仏教において最終的な到達地点ともいえる「悟り」の境地に達している状態をいいます。精神を磨き、迷いや欲望を捨て去りすべての煩悩の火が消滅し、あらゆる苦しみから解放された状態です。
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仏画や仏像で表現されるときは上のイラストように、寝そべったお釈迦さまの様子で表されますが、これはお釈迦さまがお亡くなりになる瞬間を表現しているからです。そう、涅槃とは入滅(にゅうめつ)=肉体の完全な消滅「死」によって成り立つのです。

仏画で表現される『涅槃図』では、宝台の上に寝そべるお釈迦さまの周りにたくさんのお弟子さんや動物たち、仏さまだけでなく鬼神たちも描かれていて、みんな悲しんでいる様子です。

亡くなる瞬間と聞くと悲しいシーンのように思えます。しかし、仏教では苦から解放されることが目的¥なので、亡くなるシーンであっても尊い瞬間であるのでしょう。
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※イメージです
ちなみに「涅槃」はサンスクリット語でニルヴァーナといいます。アメリカのロックバンド名として知っている人も多いかもしれませんが、意味としては「吹き消す・吹き消された」という意味があり、すべての煩悩を吹き消し去った状態を指すのだそうです。

デザインポイント❶「お釈迦さま」と「法輪」

次はスノードームのデザインでこだわったポイントを解説します。まずはドーム内にレイアウトした「お釈迦さま」と「法輪」です。
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お釈迦さまは衣のドレープにこだわっています。実際のフィギュアは約3cmほどの極小サイズですが、ドームに入れることで大きく見えてくるので、小さいながらも寝そべる際にできる衣紋(衣のドレープ)の流れを可能な限り表現しています。
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本来、涅槃を表現する仏画や仏像ではこの位置に法輪を表すものはないと思います。しかし今回はスノードームという小さな世界感の中で「悟りの境地」を表現するために、お釈迦さまの教えの象徴でもある法輪をどうしてもレイアウトしたくて今回あえてデザインに取り入れてみました。小さいながらに細かな細工で仕上げています。

デザインポイント❷「台座」

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涅槃のスノードームということで、お釈迦さまが横になる台座のデザインにもこだわりました。

7×7cmという手のひらサイズですが、本物の涅槃像に使われているような連弁の表現と木材を組み上げた須弥壇のように階段状になっているデザイン。そしてリアルな塗装を施してみました。天面に入っているゴールドのラインもポイントです。

デザインポイント❸「大きさ」

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ドームサイズ:初転法輪スノードーム(4cm)→ 涅槃スノードーム(6.5cm)
仏教においてとても大切なシーンである「涅槃」がモチーフなので、少し大きめのサイズで作ってみました。
ガラスドームのサイズも、今までの4cmから6.5cmにちょっぴり大きくなりました。

デザインポイント❹「ラメパーツ」

毎回デザインに合わせて選んでいるラメパーツ。今回は土台の荘厳さとドームの中のかわいいお釈迦さまに合うラメを探していたところ小さな星型ラメに出会いました。
大ぶりの星型だとかわいくなりすぎてしまいますが、小ぶりの星型はとてもきれいで全体の雰囲気にマッチしました。

インテリアアイテムとして、コレクションアイテムとして

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リビングや仕事やお勉強につかうデスク回りなどに置いてみて、気になるときにシャカシャカっと振ると星が舞い散る癒やしの時間を楽しむことができます。
いかがでしたでしょうか。商品は以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
「しゃかしゃか星が舞い散る涅槃スノードーム」
月1個 ¥3,300(+10% ¥3,630)

2023年は飛躍の年に!守り本尊スノードーム卯

1/5/2023

 
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2022年から始まった守り本尊をテーマにしたスノードームシリーズ。2023年は卯年!ウサギの台座がかわいい「守り本尊スノードーム卯」をご紹介いたします。

卯年の守り本尊「文殊菩薩」とは?

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卯年の守り本尊にあたる文殊菩薩(もんじゅぼさつ)は菩薩の一尊。お釈迦さまの脇侍(わきじ)として付き従っている菩薩で、「3人集まれば文殊の知恵」といわれるように智慧の仏として有名。かつてインドにモデルとなった実在の人物がいたとも伝わります。

デザインは大仏写真家の半田カメラさん

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デザインは今回も半田カメラさんにお願いしました。大仏を撮影するために全国を巡るカメラマンさんです。

こだわりポイント❶文殊菩薩さまの表現

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手のひらサイズの文殊菩薩さま。小さいながらに髪と髻の表現、宝冠などしっかりと作り込んでいます。宝剣と巻物を持っているのも文殊菩薩の特徴のひとつです。
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こちらは後ろから見たところ。宝珠光背を背負った状態でうさぎに座していることが良く分かります。
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横から見るとうさぎの顔を正面にとらえることができます。
この微妙な首の傾きがかわいさのポイントなんです!
「守り本尊スノードーム卯」は、以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
きらめく輝きで見守る守り本尊スノードーム卯
月1個 ¥2,700(+10% ¥2,970)

高台寺 鬼瓦マスコットクリーナー

5/24/2022

 
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かわいく睨(にら)みをきかせている手のひらサイズのマスコット、モチーフはなんと「鬼瓦」。
高台寺の四季を感じる 鬼瓦マスコットクリーナーをご紹介します。

京都 東山の名刹「高台寺」

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高台寺 庫裏(画像提供:高台寺)
京都は東山にある臨済宗 建仁寺派のお寺「高台寺」は、豊臣秀吉の正室である「北政所(きたのまんどころ)」が、豊臣秀吉の死後に菩提を弔うために建てた寺院です。
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​境内には、四季折々の美しさが楽しめる庭園や開山堂をはじめとした重要文化財。竹林の道、夜間の境内ライトアップなど見どころも多く、年間を通して多くの参拝者が訪れています。

桃山美術の傑作「高台寺蒔絵」

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竹秋草蒔絵文庫 桃山時代 (画像提供:高台寺)
「蒔絵」とは漆を使って絵や文様などを描き、その漆が乾かないうちに金粉、銀粉などをまき付けて定着させる技法で、日本の漆工芸において代表的な加飾技法のひとつです。
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高台寺霊屋(画像提供:高台寺)
高台寺ではさまざまな蒔絵工芸品のほか、秀吉と北政所が​眠る霊廟、高台寺の霊屋(おたまや)に、桃山時代の華麗な蒔絵を施した階段や厨子(ずし)を見ることができます。

​高台寺の蒔絵は、そのあまりの素晴らしさに同様の技法や類似した意匠の蒔絵が、後に「高台寺蒔絵」と総称されるようになったのだそうです。

このように見どころの多い高台寺ですが、今回おてらぶで注目したのは、茶室「鬼瓦席」にある鬼瓦です。

高台寺の鬼瓦と茶室

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高台寺にはいくつかの重要なお茶室があります。その中のひとつ「鬼瓦席」は京都の豪商・灰屋 紹益(はいや じょうえき)ゆかりのお茶室です。「鬼瓦席」の名は、お茶席の名前を記す扁額のかわりに鬼瓦が掛けられていたことに由来します。 現在でも二代目の鬼瓦が軒下にか掲げられているのを見ることができます。
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初代の鬼瓦は、楽家四代目・一入(いちにゅう)作のもので、かつては軒下に掛けられていましたが、現在では茶室内にかけられています。

これらの鬼瓦はいずれも愛嬌のある表情で、怖いというよりやさしく見守ってくれているような印象があります。
今でもこの鬼瓦席では年に一度12月に
「鬼楽茶事(きらくちゃじ)」で本格的なお茶事を楽しむことができます。
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こちらはお寺に伺った際にいただいた干菓子。(かわいすぎます!)

お寺の四季の風景を楽しめる4デザイン

そのような鬼瓦を、かわいい手のひらサイズのマスコットクリーナーにしました。
デザインは全4種。それぞれお寺で楽しめる四季の風景をイメージしています。
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雨の後に晴れ上がった境内で、かがやいている鬼瓦。
ところどころに苔むしているのがチャームポイントです。
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実りの秋。紅葉の帳の中で何か物思うような鬼瓦。
色づいた紅葉の影が鬼瓦に落ちて、橙色に染め上がっているかのようです。
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降り積もる雪の中で佇む鬼瓦。
冬の境内で、雪がしんしんと降り積もるイメージです。
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穏やかな春風にまどろむ鬼瓦。
春のあたたかさに満ちた境内で、参拝者をお迎えしています。

ちょっとした汚れやほこりには鬼瓦を。

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鬼瓦マスコットクリーナーの裏側は、それぞれの四季のイメージに合わせた色の毛足の短い生地が。
ほこりがたまりそうな場所の壁に鬼瓦をかけておくと、パソコンやスマートフォンの汚れが気になったとき、サッと拭き取って活躍します。
いかがでしたでしょうか。「高台寺の四季を感じる 鬼瓦マスコットクリーナー」は、以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
高台寺(こうだいじ)の四季を感じる 鬼瓦マスコットクリーナーの会
月1個 ¥900(+10% ¥990)
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