こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今日は奈良の大安寺で開始されている天平伽藍CG復元プロジェクトをご紹介したいと思います。 大安寺について 大安寺は奈良は大安寺町にある高野山真言宗の寺院。聖徳太子建立の熊凝精舎(祇園精舎にならった仏教道場)、日本最古の官立寺院である百済大寺を前身にした、南都七大寺のひとつに数えられる古刹です。 百済大寺→高市大寺→大官大寺と名と所を変えて、平城遷都に伴い現在の地に遷寺し、現在の大安寺となりました。最盛期の伽藍の大きさは、東大寺や興福寺と並んで壮大で、東西に2基の七重塔が立ち、「南大寺」の別名がありました。 最盛期は空海や最澄、インド僧菩提僊那をはじめ887名の学僧が在籍する国家筆頭寺院で、26万㎡の境内地に90余りの堂棟が建ち並んでいたのだそうです。 かつての大安寺をCGで再現 クラウドファンディングを通じて天平伽藍を復活させると聞き、大安寺副住職の河野裕韶さんにお話を聞いてきました。 かつて南都七大寺随一の規模を誇った大安寺ですが、現在は逆に七大寺の中で一番小さなお寺になってしましまいました。また、大安寺がかつてそのような大寺であった事さえも今はあまり知られていません。 現境内の周囲には住宅や学校等が建ち並んでおり、かつての大伽藍を現実に復興することは事実上不可能な状態ですが、長くこの地で存在している大安寺というお寺のことを知っていただくために、何ができるだろうとずっと考えていました。そんなときにCGでの復元プランを「なら文化交流機構」さまより提案いただきました。 実は以前よりかつての大安寺をCGにしてお見せできないか、という話は寺内でも漠然と話してはおりましたが、その様なノウハウもなく日々の法務に忙殺され、本格的な検討には至っていませんでした。 今回のCG化を提案いただいたタイミングが、ちょうど今般のコロナ禍が始まった矢先で、参拝者の減少等で予期せぬ時間的な余裕ができた頃でした。ただ悲観的に途方に暮れるのでなく、コロナ禍の今だからこそできる事を前向きに進めようと考え、プロジェクト実行を決意致しました。 CGでの伽藍復元のメリット私は今回のCGで復元することにはメリットがいくつかあると思っています。 そのひとつは操作性。今回作るCGの伽藍はゲームパッド操作で自由に散策、飛行、接近できますので、お子さまやご高齢の方、足の不自由な方でもその場にいながら体験できます。 ふたつめはアップデートしやすいことです。 CGは現物での復元に比べて、作り変えが圧倒的に簡単なので、今後新たに出てくるであろう新しい発掘結果を随時更新し、常に最新のものをご体験いただけます。 今は伽藍の外見をいろんな角度から見ることができるようにと制作していますが、堂内や食堂、僧堂に入ることができるようになるなど、構想はいろいろとふくらみます。 クラウドファンディングへの想い私は今回のクラウドファンディングを通じて出来上がったCGデータは、大安寺を多くの方に知ってもらい、地域や教育の現場で使っていただきたいと思っています。 データで作り上げるということは、持ち出すことで寺外(観光施設、博物館、学校、講演会等々)でも体験可能です。 大安寺は古くから公の寺でした。皆さまのお力でともに作り上げたものを多くの人に使っていただけるようにしたいと考えています。 オリジナル返礼品のご紹介おてらぶでは、クラウドファンディングの返礼品をお手伝いさせていただきます。 CG上で見ることができる七重塔を実際に見上げることができたら、というコンセプトのもと、塔の屋根の形をイメージしたデザインの晴雨兼用傘に仕上げます。 表側は屋根をイメージしてシンプルにデザインしているので、ふだん使いの傘として気軽にお楽しみいただけます。 一方、裏面は塔の垂木、肘木、斗、三手先など特徴的な構造をデザインアートで再現しています。表の黒と裏の朱色とのコントラストが美しく、傘をさして見上げると、まるで七重塔の下から見上げたような気持ちになれるのではないでしょうか。 プロジェクト詳細、クラウドファンディングはの支援は以下よりご確認いただけます。
大安寺 南都大安寺天平伽藍CG復元クラウドファンディングは2021年11月30日(火)午後11:00まで開催しています。 幻の大寺、南都大安寺天平伽藍が 最新CG技術で今蘇る(READY FOR) 毎年人気のスノードーム。その2022年版は干支×仏さまをテーマにした完全新作が登場。仏教における「守り本尊」の考えを表現した守り本尊スノードームをご紹介します。 守り本尊とは? 仏教において十二支はとても縁深く、人それぞれ生まれ年の干支で人生を通じて守ってくれる仏さま=守り本尊が決まっていると伝わります。ちなみに各干支と十二支の関係は以下のようになっています。 千手観音菩薩(子年) 虚空蔵菩薩(丑・寅年) 文殊菩薩(卯年) 普賢菩薩(辰・巳年) 勢至菩薩(午年) 大日如来(未・申年) 不動明王(酉年)、 阿弥陀如来(戌・亥年) 寅年の守り本尊である「虚空蔵菩薩」とは?寅年の守り本尊である虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)は仏教における信仰対象である菩薩の一尊です。明けの明星の化身であるともいわれ、知恵を授けてくれる菩薩としても知られています。 デザインは大仏写真家の半田カメラさんデザインは今回も半田カメラさんにおねがいしました。プロカメラマンとしてお仕事されている方ですが、イラストも描かれる方で、今回のスノードーム製作を進めるにあたり、デザインを考えてくれました。 虎に乗った虚空蔵菩薩を描いてくれませんか?というオーダーにこんなにもかわいく応えてくれました! スノードームとしての表現スノードームとして表現する際にこだわった部分のひとつにドーム内のラメがあります。 虚空蔵菩薩が明けの明星の化身であるということから、きらめく星と夜明けのすがすがしい空をイメージしたゴールド&ブルーの2種を選びました。 虎の台座も何ともいえないこの表情。ぽてっとした姿にほっこりしますね。 手のひらサイズは今までのシリーズと共通しているので、一緒に飾っておたのしみください。
「守り本尊スノードーム」は、以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。 きらめく輝きで見守る 守り本尊スノードーム虎 月1個 ¥2,200(+10% ¥2,420) 2021年もあっという間に年末に差し掛かりました。今年も作りました!恒例の花まつりスノードーム新色のご紹介をさせていただきます。 2022年版はシックなグレー×ゴールド毎年好評いただいています「花まつりスノードーム」を今年は少しシックな色目でご用意させていただきました。 象の色はお釈迦さま誕生のエピソードより白色であることを守りつつ、装飾品のカラーを前々回イエロー、前回のピンクからグレーへと変えて登場です。 今回はラメをゴールドに変更しました。ベースのシックカラーにゴージャスなラメが映えます。 光を再現した細かなラメもいい感じです。 サイズも今までと同じ大きさなので並べて飾るのもいいですね。 いかがでしたでしょうか。 「花まつりスノードーム2022」は以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。 しゃかしゃか花舞う 花まつりスノードーム2022 月1個 ¥1,800(+10% ¥1,980) |
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