フェリシモ 「おてらぶ」
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心に沁み込む阿吽の音色 佐波理おりん

11/24/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。今回ご紹介するのは、京都のおりん工房が展開するブランド「LinNe/リンネ」とコラボしてつくった和「心に沁み込む阿吽の音色 佐波理おりん」をご紹介いたします。

「おりん」とは?

みなさま「おりん」をご存じでしょうか。おりんは、仏教の儀式に用いる「梵音具(ぼんおんぐ)」のひとつです。宗派によってその呼び方は異なるのですが、澄んだおりんの音は、祈りを極楽浄土まで届けるといわれています。
一般的にお寺で使われることが多いおりんですが、おわん型のおりんを仏壇の前で見たことがある人もいるのではないでしょうか。

「LinNe/リンネ」が作るおりんとの出会い

おてらぶがこの「おりん」に興味を持った理由は「LinNe/リンネ」との出会いでした。
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「LinNe/リンネ」ショールーム
「LinNe/リンネ」は京都で創業190年余り、祇園祭や各地の囃子鉦・鳴物神仏具を専門に製造している「南條工房」が、もっと身近に佐波理おりんの音色を楽しんでほしいという想いから立ち上げたオリジナルブランドです。
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型作りから仕上げまで職人が手仕事で仕上げています。
​「LinNe/リンネ」で作るおりんの特徴は素材の「佐波理(さはり)」にあります。佐波理とは銅と錫(すず)の合金のみを使っている合金のことで、錫の割合を限界まで高めることで素材を非常に硬くすることができ、この硬さから美しく響く独特の音色が生まれているのだそう。

佐波理の製造はとても難しい技術ですが、「LinNe/リンネ」では代々受け継ぐ⼯房独自の配合率と伝統的な薪を用いた鋳造法「焼型鋳造」で素材の特性を⽣かしているとのことです。

「LinNe/リンネ」のおりんの音色に感じたこと

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「LinNe/リンネ」のおりんを鳴らしてその音色を聴いたとき、その澄んだ音色におどろきました。音の始まりから消える瞬間まで「音のブレ」が一切ないのです。そしてこれは個人的な感覚なのですが、空間に充満した音がしだいに自分の中へと入っていくような不思議な感覚を味わうことができました。
おりんを鳴らして、その音が消えるまで2分ともない時間だと思いますが、この不思議な時間をみなさまにも体験してほしい……そのような想いで今回、コラボレーションという形でオリジナルのおりんを作っていただきました。

イメージしたのは「阿・吽」の音

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「LinNe/リンネ」のおりんの特徴は、音のブレがないことと、音の余韻にあります。この音色を「阿吽の音色」としたいと職人さんにお伝えし、コラボレーションモデルをつくることができました。
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おりんを飾る「組みひも」も「阿吽」をイメージ。ピンク×ブルーの2色の正絹ひもで作っていただきました。
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工房が代々襲名してきた「南條勘三郎」の銘にもご注目ください。

おしゃれな専用ボックスに入れてお届け

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商品は、専用ボックスに入れてお届けします。おしゃれなデザインで、プレゼントとしてもおすすめです。
商品はフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
おてらぶ×LinNe 心に沁み込む阿吽の音色 佐波理おりん
月1個 ¥16,500(+10% ¥18,150)

やる気スイッチ満載の「作務衣風エプロンで」、年末大掃除も前向きに!

11/22/2023

 
秋が早足で駆け抜けて、年末の気配がただよう今日この頃。
今年こそ早く年賀状を、今年こそ年末年始の買い物を、今年こそ早めの大掃除を……と気持ちは焦るばかり。
とりあえず、キッチンのレンジフードを軽~くふきました。部員のゆうこりんです。

家事をするとき、重い腰が上がらないことはありませんか?
私を含め、私のまわりでは「家事に気が乗らないときは、エプロンを着けて気合を入れる」という人が多く、どんなエプロンだったらテンションが上がるか考えていました。


人に見られるわけではないから、家で使うエプロンはフリル付きです。

濃いピンクのエプロンを着けると気合が入る!

よごれが目立つのが嫌だから、紺色一択でしょう。



さまざまな意見を取り交わした結果ついに誕生したのが、「羽織って心のスイッチオン ととのう作務衣風エプロン」なんです。
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前開きの衿もとから和の雰囲気がただようこのエプロン、実は「作務衣」をモチーフにデザインしています。リラックスウェアとして着用される方も多い作務衣は、気軽にできる和の装いとして親しまれていますが、実は仏教との関わりがある衣服なんです。​

作務衣(さむえ)とは。

​今や世間に浸透している作務衣ですが、もとは禅寺のお坊さんが掃除などの労働(=作務)を行うときに着用していた衣服でした。

作務は単なる労働ではなく、禅寺での修行の一環です。掃除などの労働を通してお寺という修行の場の環境を整え、その過程で自らの心を見つめることで、清らかな心と悟りが手に入るといわれています。
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では、作務を家事に置き換えてみると……?

お寺での作務のように、掃除などの家事を通じて自分の大切な場所や身の周りの環境を暮らしやすく整えることで、自分や家族が気持ちよく生き生きとそこで過ごせると考えると、「ちょっとめんどくさいな」と思う家事も少し前向きに取り組む気持ちになれそうです。

作務衣風エプロンは、ただ単に見た目が作務衣に似ているだけではなく、そんな気持ちを後押しするスイッチが満載のエプロンなんです。

パチッと留めてやる気スイッチオン!
スナップボタンで簡単に作務衣風スタイルに

作務衣といえば、内側と外側の2カ所をひもで結んで着用します。心なしか気持ちを引き締めてくれる動作ですが、「エプロンを着るたびにひもを結ぶのはおっくうだな……」という声を取り入れて、パチっと留めるだけのスナップボタンに。着脱も簡単でノンストレスです。
内側・外側の2カ所のボタンを留めるだけで、作務衣風スタイルの完成!
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​スナップボタンで2段階のサイズ調節が可能です。
遠目に見るとひもで結んでいるような結び目リボンがアクセント。

「前開き」でストレスのない足さばきを

ふだんエプロンをして家事をしていると、エプロンが脚にまとわりついて動きにくいことはありませんか?作務衣風エプロンは作務衣と同じく「前開き」なので、階段を上るときやしゃがむとき、少し大股で歩くときも足さばきが抜群。家事の最中の小さなストレスを軽減してくれます。
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家事をしているからこそわかる、あったらうれしい小さなこだわり

タオル掛けにあるはずのタオルがない、ポケットが小さくてスマートフォンを持ち歩けなくて不便など、小さな気持ちのつまずきで家事をやる気は折れるもの。

そんな気持ちによりそって、ふだん家事をしているからこそわかる「これがあったら便利」を取り入れました。

​手ぬぐいやタオルを掛けておけばいつでも手をふけるタオルループと、スマートフォンや掃除道具も入れて持ち歩ける二つに分かれた大き目サイドポケット付き。ポケットをエプロン側面にレイアウトすることで、物を入れて歩いたときに足の前面に当たりにくく作業の邪魔になりません。

作務衣を思わせる、落ち着いたカラー

作務衣のように身に着けていると心が落ち着きそうな和風カラーを選びました。どんな服とも合わせやすいシンプルな色合い。Tシャツの上から羽織るだけでも「ちょっとそこまで」のお出かけが叶うワンマイルウェアに。
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( 色名は、左から「藍色」「亜麻色」「枯草色」 )
実は私、この作務衣風エプロンを企画中にサンプルを着用したままで気づいたら2時間くらい過ごしていたことがあります。それくらい着心地も軽く、見た目のインパクトはありながら、意外と日常にとけ込みやすいシルエットです。

家事は毎日のこと、そして年末の大掃除は多くの方にとっては一大イベント。
作務衣風エプロンをサッと羽織って軽やかに身の周りを整えて、気持ちのよい毎日をお過ごしください。

羽織って心のスイッチオン ととのう作務衣風エプロンの会
月1枚 ¥3,200 ( +10%  ¥3,520 )

最後のひとさじまでおいしく!ハスの花カレーボウル

11/21/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
みなさまカレーはお好きですか?私は大好きです。好きが高じていろんなカレー商品を作っていたりするほどです。
カレーがつなぐご縁づくり スパイスボーイズが教える 極楽カレー入門プログラム[6回予約プログラム]
みんなのやさしさおすそ分け お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー(4個セットのうち1個をおすそ分け)
そんな私が今回どうしても作りたかったのが「カレー皿」。
今回はおてらぶらしいデザインのこだわりが詰まった「最後のひとさじまでおいしく ハスの花カレーボウル」をご紹介します。

モチーフはハスの花びら

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〈朱蓮華〉
おてらぶで作ったカレーボウルは、仏教においてとても重要なモチーフのひとつである「ハスの花」をモチーフに、一枚の花びらに見立てたデザインになっています。
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〈蒼蓮華〉
​ボウル全体になだらかなカーブが施されていて、ハスの花びらのようなデザインになっています。
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〈翠蓮華〉
デザインは全部で〈朱蓮華(ピンク)〉〈蒼蓮華(ブルー)〉〈翠蓮華(グリーン)〉の3種類。

最後のひとさじまで美味しくいただけるヒミツ

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この「ハスの花カレーボウル」は、内側の片方にわずかな“くぼみ”があります。そこにスプーンを当てることで、最後に残ったひと口分もに取りこぼさずに美味しくいただくことができます。
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深めにできているので、サラダボウルとして使ったり、スープパスタを入れたり、煮物を盛りつけたりと使い方の幅が広いボウルです。(※電子レンジ、食器洗い機、漂白剤使用可)

収納に便利なスタッキング仕様

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新しいお皿は欲しいけれど、かさばるのはちょっと……という方もご安心を!「ハスの花カレーボウル」は特徴的なデザインですがスタッキング可能です。

ハスの花カレーボウルで、あなたのカレーライフがより楽しくなりますように。
商品はフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
最後のひとさじまでおいしく ハスの花カレーボウルの会
月1個 ¥2,600(+10% ¥2,860)

2024年は昇竜のように運気上昇!?守り本尊スノードーム辰

11/20/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。2022年から始まった守り本尊スノードーム。2024年バージョンはさわやかなブルーの色目の「守り本尊スノードーム辰」として登場です!

辰年を守る「普賢菩薩(ふげんぼさつ)」とは?

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辰年を司る普賢菩薩さまの名前には「普く賢い者」という意味があるそうです。白象に乗って法華経の信者を守るためにやってくると伝わります。

デザインは大仏写真家の半田カメラさん

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デザインは今回も半田カメラさんにお願いしました。大仏を撮影するために全国を巡るカメラマンさんです

こだわりポイント❶ 台座の龍

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今回の台座は「龍」。どのように表現するかとても悩みました。空想上の動物ですので怖くならないように、また過去シリーズの動物たちと世界観が合うように配色まで気をつけて選びました。

​特に次の年には「巳(蛇)」が控えているので、表現面では特に気を付けてデザインしています。

こだわりポイント❷ ちょこんと手のひらサイズ

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ドームの中には小さな普賢菩薩さま。小さいながらも合掌をしている姿がとってもかわいいです。

こだわりポイント❸ こんなところに白象!?

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普賢菩薩さまの足もとには「白象」を見つけることができます。つぶらな瞳で何を想うのでしょうか。
今までのスノードームシリーズになかったさわやかなブルーの「守り本尊スノードーム辰」は、以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
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きらめく輝きで見守る 守り本尊スノードーム【辰】
月1個 ¥2,700(+10% ¥2,970)

大仏さま気分になれる!? 螺髪風サウナハット

7/6/2023

 
こんにちは、ゆうこりんです。
突然ですが、みなさま「サウナ」はお好きですか?

数年前から再燃している世間のサウナ熱は未だ冷めやらず、「
サウナー」といわれる方々が思い思いにサウナを楽しんでおられます。

サウナといえば、ほぼ身ひとつで入る場所ですが、そんな状況の中で
おしゃれを楽しむことができる限られたアイテムとして重宝されているのがサウナハットです。

今回は、サウナの視線をひとりじめ!!かぶるだけで大仏さま気分(になれるかもしれない)、ありがたい気持ちになれそうな螺髪風サウナハットをご紹介したいと思います。
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かつておてらぶでは仏さまの特徴のひとつ「螺髪(らほつ)」をモチーフにした「らほつニットキャップ」という帽子を作り大人気でしたが、今回またもや螺髪をモチーフにしたアイテムを企画しました。
前回同様、仏さまへのリスペクトを込めてこだわりポイントを盛り込んでいますのでご覧ください。

螺髪(螺髪)は右巻き?左巻き?

このサウナハットでは、仏さまのお姿の特徴のひとつ、螺髪をリアルにプリントで表現しました。
螺髪とは?
悟りを開いた仏さまに現れる特徴のひとつで、知恵と徳の高さを表しています。ほかにも、仏さまには見た目でわかる三十二の特徴と、八十の細かな特徴があり、それらを「三十二相八十種好(さんじゅうにそうはちじっしゅこう)」と呼びます。
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螺髪の「螺」は巻き貝を意味する漢字です。自然界の巻き貝の多くは中心から右巻きになっていて、鎌倉大仏など一部をのぞけば、日本国内の仏像の螺髪は右巻きだそうです。それにならって、螺髪風サウナハットの螺髪は中心から右巻きになっています。

立ち上がれ、肉髻(にっけい)。

耳までしっかり覆い隠してくれるカッティングが特徴的なこのサウナハット、シルエットにもこだわりあり!
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仏さまの頭についているコブのようなもの。これは「肉髻(にっけい)」といい、悟りを開いた知恵の証です。
この肉髻を比較的柔らかい生地で表現するために、何度も試作を繰り返しました。肉髻のパーツの枚数を変えたり、型紙から何度も作り直してやっとたどり着いたのがこの形なんです…!

​お届けの際は肉髻もたたまれた状態になっていますので、内側からやさしく押し広げて、ぜひこんもりした肉髻にしてくださいね。

仏像をイメージしたカラーリング

カラーは、写真左から、銅像(青銅)をイメージしたブルー、石像をイメージしたグレー、木像をイメージしたイエローの3色。ひとことで「仏像の色」といっても、お姿の数だけ色があるので悩みましたが、イメージしやすい材質カラー、それでいてお肌になじみやすいこの3色を選びました。

ドライキャップとしても!

サウナハット裏地にはやわらかい生地を使っているので、見た目に反したやさしいかぶり心地。
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吸水性があるマイクロファイバーを使用しているので、お風呂やプールの後のドライキャップとしてもお使いいただけます。
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ドライキャップとして使ったら、お風呂上りが楽しい時間になるかもしれませんね。

見た目のインパクト以上にお役立ちなこのアイテム、サウナで、プールで、ご家庭で、ぜひかぶってみてください。
螺髪(らほつ)風サウナハットの会
月1個 ¥3,500 ( +10%  ¥3,850 )

首からかければ学びの仏弟子気分!?輪袈裟風ロングタオル

7/6/2023

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。今日はこれからの行楽シーズンに一枚あれば憂いなし。3枚あればと~っても便利な「輪袈裟(わげさ)風ロングタオル」をご紹介します。

そもそも「輪袈裟」って何?

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輪袈裟は、もとは僧侶が身に着けていた「袈裟」を簡略化した法衣の一種です。お遍路さんの多くが、白装束の上から輪袈裟を掛けて巡礼を行っているので、テレビや現地で見かけたことがあるという人もいるかもしれません。

輪袈裟風なフォルムがユニークなロングタオルが完成

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首からかけて便利に使える輪袈裟風デザインのロングタオルには、こだわりのデザインが施されています。

お寺文化からインスパイアした3種類のデザイン

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《蓮華》
蓮華は仏教において特別なモチーフです。「泥中の蓮(でいちゅうのはす)」と言われるように、けがれた世界においても変わらず清らかなモノとして語られています。
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《魚》
仏教では古くからさまざまな解釈のもと魚を描いてきました。苦悩の海を勇気をもって泳ぐと考えたり、眠っていても決して目を閉じない様子から、修行僧に対して魚の姿は勤勉に励む理想の姿として語られていたそうです。
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《法輪》
法輪はお釈迦さまの教えそのものを表すと言います。教えが1ヵ所に止まることなく,あらゆる場所あらゆる人びとに届くことを表すといいます。
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表はガーゼ、裏はパイルの組み合わせで、肌にやさしく吸水性も抜群です。

スナップボタンを外すと幅広に!

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タオルの長さは約100cmのロングサイズで、首からかけた状態でも汗を拭きやすい長さ。
そしてスナップボタンを外すとタオルの幅が広くなり、さらに使いやすくなります。

熱くなる季節にうれしい保冷材ポケット

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タオル内側のちょうど首の後ろにあたる場所に小さなポケットがあります。ここにお手持ちの保冷材などを入れるとひんやりと涼しく、かんたん暑さ対策ができます。
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いかがでしたでしょうか。
お寺めぐりや、アウトドアイベントなどにあると便利な機能がたっぷりの輪袈裟風ロングタオルは、フェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
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お寺めぐりやお出かけに活躍 輪袈裟(わげさ)風ロングタオルの会
月1個 ¥2,500(+10% ¥2,750)

心に寄りそう般若心経。蓮の花びらチャームのきらめき

6/20/2023

 
こんにちは、ゆうこりんです。

今回は、来たる夏にぴったり!
持っているだけで涼しくなっちゃうような、透明感あふれるアイテム、心に寄りそう般若心経 蓮の花びらチャームをご紹介します!
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蓮の花といえば、仏像の下の台座(蓮華座)になっていたり、お供え物など仏教関連のアイテムのパッケージでも蓮の花のデザインが使われていたり、仏教との関わりを目にする機会も多いですよね。
仏教において蓮の花は、お経の中では極楽浄土に咲くといわれ、「尊い仏の悟り」という意味があるといわれています。
 そして、今回のチャームのもう一つの要素「般若心経」は数多くあるお経の中でも、知っている人が多いお経のひとつかもしれません。
般若心経とは
その昔、三蔵法師がインドから無数の仏教経典を持ち帰って漢訳し、まとめたもの。わずか300字弱で表現されたお経で、仏教の大切な教えが凝縮されているともいわれる。
ここ最近、おてらぶ部員のたしなみとして(?)般若心経の写経をしたり訳文を読んだりしているのですが、そうしていると心が少し穏やかになる気がしていました。仏の教えのエッセンスともいわれる般若心経の言葉をさりげなく思い起こせるアイテムがあったら……。そんな思いを、仏教ともご縁が深い蓮の花びらのチャームというかたちで表現しました。

蓮の花は何色??

般若心経の中の5つの言葉のイメージを、美しいグラデーションの軽やかな蓮の花びらで表現しました。
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羯諦(ぎゃてい)
何事にもとらわれず、悟りの境地へ往こうという呼びかけ。

無罣礙(むけいげ)
欲望にとらわれることをなくし、心に静寂が訪れるさま。

般若(はんにゃ)
世の中や物事の本質を知ることを指す、仏の智慧。

涅槃(ねはん)
煩悩が消え、心の安らぎを得た状態。悟りの境地。

照見(しょうけん)
物事の本質を正しく明らかにし、見極めること。

蓮の花びらの形へのこだわり

色のグラデーションが美しい花びらは、軽やかさを表現した立体的なデザイン。まるで何かをやさしく包み込むような形にこだわりました。
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花びらを持つと、このカーブが指に程よくなじみます。
そして、花びらの中にはホログラムラメ。
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ラメの粒が細かいので、さりげなく上品に輝きます。角度によっても変わる表情の違いを楽しんでくださいね。

好きな言葉を、さりげなく身に着けて。

蓮の花びらチャームは、全長約6.5㎝。
​大きすぎず、小さすぎず、ポーチのファスナー部分やマスクのひもなどに取り付けても「ちょうどいい」存在感です。
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取り付ける場所があれば、傘マーカーにしても素敵です。

ちなみに私は、社員証が入ったカードホルダーに付けてキラキラさせています。
チャームを見てときどき般若心経の言葉を思い出す瞬間も好きですが、シンプルに、色がきれいなアイテムが目に入りやすいところにあると気分が上がります^^

お好きな言葉、色の蓮の花びらを、お気に入りのものに付けて楽しんでくださいね。
心に寄りそう般若心経 蓮の花びらチャームの会
月1個 ¥1,300 ( +10%  ¥1,430 
)

2023年は飛躍の年に!守り本尊スノードーム卯

1/5/2023

 
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2022年から始まった守り本尊をテーマにしたスノードームシリーズ。2023年は卯年!ウサギの台座がかわいい「守り本尊スノードーム卯」をご紹介いたします。

卯年の守り本尊「文殊菩薩」とは?

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卯年の守り本尊にあたる文殊菩薩(もんじゅぼさつ)は菩薩の一尊。お釈迦さまの脇侍(わきじ)として付き従っている菩薩で、「3人集まれば文殊の知恵」といわれるように智慧の仏として有名。かつてインドにモデルとなった実在の人物がいたとも伝わります。

デザインは大仏写真家の半田カメラさん

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デザインは今回も半田カメラさんにお願いしました。大仏を撮影するために全国を巡るカメラマンさんです。

こだわりポイント❶文殊菩薩さまの表現

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手のひらサイズの文殊菩薩さま。小さいながらに髪と髻の表現、宝冠などしっかりと作り込んでいます。宝剣と巻物を持っているのも文殊菩薩の特徴のひとつです。
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こちらは後ろから見たところ。宝珠光背を背負った状態でうさぎに座していることが良く分かります。
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横から見るとうさぎの顔を正面にとらえることができます。
この微妙な首の傾きがかわいさのポイントなんです!
「守り本尊スノードーム卯」は、以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
きらめく輝きで見守る守り本尊スノードーム卯
月1個 ¥2,700(+10% ¥2,970)

聖林寺 十一面観音 光のかけらマスクチャーム

5/23/2022

 
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毎日のマスク生活に華やかさをプラスしてくれる、「聖林寺十一面観音 光のかけらマスクチャーム」をご紹介します。

奈良・桜井の名刹 聖林寺の十一面観音立像

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今回コラボレーションしてグッズを作らせていただいたのは、奈良県・桜井市街地の南方、北方に奈良盆地を見下ろす小高い位置にある聖林寺。境内は​美しい三輪山の山稜、古代大和の古墳が散在する盆地を一望でき、天平の時代の風景を想像したくなるお寺です。

以前、おてらぶでは聖林寺と一緒に十一面観音さまの光背をモチーフにした「聖林寺十一面観音 光のかけらブレスレット」を開発しました。
聖林寺十一面観音 光のかけらブレスレットの記事はこちらから

マスク生活によりそう十一面観音さまの「光」

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マスク生活が長くなった昨今、エチケット習慣としてマスクを使用するシーンは多くなりました。そのような生活の中、“心に光がさすように”という想いで、かつて​十一面観音さまの背中で輝いていたという宝相華唐草光背のモチーフでマスクチャームを作らせていただきました。
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マスクチャームはカニカン付きですのでお手持ちのポーチなどに取り付けることも可能です。小さいながら他にはない「仏さまの光背」由来のデザインを、さまざまな場所でお楽しみいただけます。
聖林寺十一面観音 光のかけら マスクチャーム
1個 ¥1,200(+10% ¥1,320)

如来の特徴がバッグに!?「らほつしぼりバッグ」

5/23/2022

 
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今回は、おてらぶと京都の和装小物メーカーさんが出会って完成した「伝統の和装技術で仕上げる らほつしぼりバッグ」をご紹介いたします。

モチーフは如来の特徴のひとつ「螺髪(らほつ)」

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「らほつ」は、悟りを開き「如来(にょらい)」という位に達した仏さまに現れる特徴のひとつで、頭髪が右巻きに巻き毛になっている頭髪のことを言います。(鎌倉の大仏はじめ、左巻きになっている如来もあります)
以前おてらぶでは、この「らほつ」をイメージした「らほつニットキャップ」も販売しました。
らほつニットキャップの記事はこちら
今回のバッグは、この「らほつ」と、ある技術で作ったバッグとの出会いで誕生しました。

京都の和装小物メーカーが伝えるしぼり技術

今回のしぼりバッグの特徴的な形状は、日本に古くから伝わる「三浦絞り」という技術で作られています。
この技術で生地をひとつひとつ絞り、軽く伸縮性に優れたバッグが作られているのですが、この仕上がりが「らほつ」そっくりなのです!
そこでオリジナルパッケージといくつかの仕様変更を加えて「らほつしぼりバッグ」として仕上げていただきました。
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使う前はこのようにコンパクト。表面はまるで如来の「らほつ」のようなしぼりが……
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このように大きく伸びてたっぷり収納のバッグに!!
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急な荷物にも、思った以上に持ち運ぶことができます。
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持ち手には「Rahotsu Shibori Bag」のタグをあしらって、控えめにおしゃれアピール。
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丸めてコンパクトにすることができるので、かばんなどに入れて持ち運ぶ際もかさばらずに便利です。

カラーは代表的な如来3尊をイメージ

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鮮やかな水色は、阿弥陀如来をイメージした「AMIDA」。
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深いコバルトブルーは、薬師如来をイメージした「YAKUSHI」。
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そして金色に輝く釈迦如来をイメージした「SHAKA」。
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「AMIDA」「YAKUSHI」「SHAKA」の全3種をご用意しました。
いかがでしたでしょうか。かばんに忍ばせておくと、いざというときに助かる「らほつしぼりバッグ」をぜひご検討ください。
伝統の和装技術で仕上げる らほつしぼりバッグ
月1個 ¥3,200(+10% ¥3,520)

六波羅蜜寺 空也上人 称名オープンリング

5/23/2022

 
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空也上人が称名念仏にかけた想いを伝えたい……今回は「六波羅蜜寺 空也上人称名オープンリングの会」についてご紹介させていただきます。

謎に包まれた僧侶「空也上人」とは?

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痩せぎすな様相で鹿の角を細工した杖を持ち、簡素な衣服で歩く僧侶の像。特別仏教には詳しくなくても、この像には見覚えがある、と言う人は多いのではないでしょうか。

モチーフとなった人物は「空也上人(くうやしょうにん)」。平安時代の中期に諸国を歩き「南無阿弥陀仏」の念仏を市井の人々に広め、称名念仏を日本の記録上初めて実践した僧侶だといわれています。

空也上人が生きた時代

空也上人が生きた時代、仏教は貴族などの特権階級を中心に広がっていました。一方で市中には度重なる戦や疫病がはびこり、庶民の暮らしは大変なものでした。

そのような世を嘆き、空也上人は「特別な教えはなくとも『南無阿弥陀仏』と念仏を唱えれば安楽を得ることができる」と説き、諸国を歩いて民衆に称名念仏を広めました。このことから、阿弥陀聖(あみだひじり)、市聖(いちのひじり)とも呼ばれています。

​南無阿弥陀仏と唱えることで実際に救われるかは実際のところはわかりませんが、人びとのの生活の平穏を願って教えを説いたその姿は、災禍に疲弊しきった人びとの心の支えとなったのではないでしょうか。

特別展「空也上人と六波羅蜜寺」コラボグッズの制作

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そのような日本の仏教史上とても重要な空也上人の像と教えを今に伝えるお寺「六波羅蜜寺」が東京国立博物館にて特別展「空也上人と六波羅蜜寺」を開催するとなり、おてらぶにコラボグッズの開発をお声がけいただきました。
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おてらぶが最初に企画提案したラフスケッチがこちらです。
​指に着けて合掌すると口から化仏が出ているイメージになるというコンセプトと完成イメージはこのときから完成していました。六波羅蜜寺へプレゼンに伺った際、とても喜んでいただけました。

空也上人の教えを、指もとに

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そうして完成したのがこちらです。称名オープンリングには二尊の仏さま(化仏)がデザインされています。1cm程度の小さなモチーフですが、職人の手で空也上人像から出ている化仏のイメージを忠実に再現しています。あえてメッキ加工をしていなので、使うごとに味わいが出るのも特徴です。
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念仏といえば合掌。このリングを着けてはめてそっと手を合わせると、空也上人が伝えたかった「合掌してお念仏を唱える」という尊い行いを体験することができます。指輪を3連着けて合掌すると、まるで空也上人像のようです。
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もちろん一連でも変わらずお楽しみいただけます。シンプルに、より2尊の化仏がしっかりと表現されて指もとに現れます。「南無」(帰依します)というイメージでお使いください。
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称名オープンリングの使い方はもうひとつ。化仏モチーフを掌側に向けると、槌目のニュアンスが楽しめるシンプルなリングとしても楽しめます。
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称名オープンリングのパッケージは、空也上人像の化仏を表現しています。プレゼントにもどうぞ。
いかがでしたでしょうか。
この指輪をきっかけに、日々の暮らしの中で
手を合わせて合掌し、感謝する気持ちを持てるきっかけになったのなら幸いです。

六波羅蜜寺 空也上人称名オープンリングの会
月1個 ¥2,400(+10% ¥2,640)

大安寺 天平の七重塔に想いをはせる「大安寺傘」

5/12/2022

 
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かつて「大安寺」の境内に建っていた七重塔へ想いをはせることができる「大安寺傘」をご紹介いたします。

大安寺とは?

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現在の大安寺本堂
大安寺は奈良県にある高野山真言宗の寺院。日本最古の官立寺院である百済大寺を前身にした寺院であり、南都七大寺の一つに数えられました。
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模型で再現された当時の大安寺
古くは空海や最澄、インド僧など887名の学僧が在籍し、現在の約25倍の広さを持つ当時最大の寺院でしたが、度重なる災禍により現在の境内は最盛期の約4%に。多くの僧が学んだ伽藍も消失してしまいました。

現在は大安寺という地名や、その名を掲げた建物が多くあり、かつてその地域一帯が大安寺の敷地だった名残をとどめています。
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模型で再現された当時の東塔・西塔
当時の大安寺には敷地の東西に七重塔が建設されて、奈良時代から江戸時代まで存在したとされています。しかし、東塔・西塔ともに落雷を受け消失。その後東塔は再建されましたが、江戸時代に入る直前に起きた慶長地震で倒壊、再建されることはありませんでした。

かつての大安寺の姿を伝える試み

古都奈良への理解や教育・文化理解の一助として。そして「壮大だった往時の姿を伝えたい」という想いから、CGによってかつての大伽藍を復元するというプロジェクトが大安寺主導のもと始まり、その実現のためのクラウドファンディングをご紹介したのが昨年10月。おてらぶはこのプロジェクトに「返礼品の企画開発」として関わらせていただき、「大安寺傘」を開発しました​。
クラウドファンディングについてご紹介した記事はこちら
「天平伽藍をCG復元!大安寺クラウドファンディングと大安寺傘」
多くの方の援助のもとクラウドファンディングはネクストゴールも達成し無事終了しましたが、この度フェリシモでも「大安寺傘」を販売することになりました。

大安寺傘の特徴的なデザイン

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傘を広げると裏側に七重塔の屋根を思わせるデザインが現れます。塔の垂木、肘木、斗、三手先など、楼閣形式の仏塔ならではの特徴的な構造を見ることができます。
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一方、傘の表側はシックにブラックトーンで仕上げているので人目を気にせず使うことができます。
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傘をさしてみると七重塔の下にいるような気持ちになれるかも。​シャンパンゴールドで仕上げた傘骨も、おしゃれさを引き立てています。
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セットでついてくる傘袋には、塔の頂に建っている「相輪」をイラストであしらっています。

かつての寺院へ想いをはせて

いかがでしたでしょうか。
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日本には王寺町、藤井寺市、観音寺市などのように、お寺の名前を冠した地名が多くあり、その地名こそお寺の過去と現在をつなぐ道しるべ。地域と関わりながら今に残るお寺だからこそ、その土地の歴史と深い関わりがあることも。

もしお近くに「寺」と名の付く地名を見つけたら、大安寺傘越しに景色を見るように、在りし日のお寺に想いをはせてみると、新しい発見があるかもしれませんね。
天平の七重塔に想いをはせる大安寺傘
1本 ¥3,500(+10% ¥3,850)

鳳凰が見た極楽の空 時のうつろい イヤアクセサリー

12/23/2021

 
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この世で極楽浄土を体現したという平等院の風景を鳳凰堂の上でずっと見守ってきた鳳凰……
鳳凰が見つめ続けてきた極楽の空を閉じ込めたアイテムを作りたい!!今回はそんな想いで作ったイヤアクセサリーをご紹介します。

平等院鳳凰堂とは?

今回のアイテムをご紹介する前に、まず「平等院鳳凰堂」と「鳳凰」についてお話ししたいと思います。
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Ⓒ平等院
平等院鳳凰堂とは平安時代後期、天喜元年(1053)に、時の関白である藤原頼通によって京都府宇治市の「平等院」に建立された阿弥陀堂のこと。
別名「鳳凰堂」とも呼ばれているのですが、その名の由来は正面から見たお堂がまるで翼を広げた鳥のように見えること、そして屋根上に一対の鳳凰がいるところからきており、江戸時代のはじめ頃より「鳳凰堂」と呼ばれていたのだそうです。
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Ⓒ平等院
お堂そのものの美しさはもちろん、最大の特徴は池の中島に建立されているところにあり、まるで極楽浄土の宝池に浮かんでいるという宮殿のように水面にその姿を映し出します。美しさもエモさも爆発です!!
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撮影:城野 誠治 Ⓒ平等院
​そんな平等院鳳凰堂ですが、屋根の南北両端には金銅製の鳳凰が胸を張り、両翼を大きく広げてはばたき鋭い目で一点を凝視するかのように直立しています。仏師定朝が原型を作ったとも言われますが、制作方法も含め定かではありません。

鳳凰が見てきた極楽浄土の空をグッズにしたい

一説には阿弥陀堂は極楽浄土へ見立てて作られたともいいますが、そうなると2対の鳳凰は極楽の再現といわれる平等院において、極楽浄土の空をずっと見つめてきたと言えるのではないでしょうか。
そのような想いのもと、2対の鳳凰たちと平等院の空を珠の中に閉じ込めたイヤアクセサリーを作りたいと思い、デザインを考えてみました。
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イメージは空を閉じ込めたアクセサリー。時の移ろいもふくめて、鳳凰のみた空を再現することを目指しました。
肝心の鳳凰は、直接的な表現で表すのではなく、あえて尾羽のみで再現してみたいと思いました。
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そうして出来上がったのがこちら!「朝」「夕」「宵」と3パターンです。
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アクリル樹脂製の珠の中は、さわやかな空に浮かぶ雲のイメージをとじこめています。
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鳳凰の尾羽パーツは取り外し可能なので、シーンに合わせて印象を変えてお楽しみいただけます。
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ピアスタイプとイヤリングタイプ、お好きな方をお選びいただけます。

こちらの商品は、世界文化遺産でもある平等院に伝わる寺宝などを紹介する展覧会「平等院鳳凰堂と浄土院 その美と信仰」とコラボレーションしたグッズです。企画展特設ショップでもお買い求めいただけますので、企画展とともにお楽しみくださいませ。

平等院鳳凰堂と浄土院 その美と信仰
会場・会期
◆愛媛県美術館(松山市堀之内)
2021年11月3日(水・祝)~2022年1月9日(日)
​◆静岡市美術館 
2022年2月5日(土)~3月27日(日)
​◆新潟県立近代美術館 2022年4月23日(土)~6月5日(日)

鳳凰が見た極楽の空 時のうつろい イヤアクセサリーの会
​月1組 ¥2,700(+10% ¥2,970)

雲中供養菩薩 飛雲ネックウォーマー

12/23/2021

 
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仏教の世界には「蓮華」や「宝相華」とならんで表現されることが多いモチーフ「雲」ですが、実はさまざまな名で呼ばれています。「紫雲(しうん)」「瑞雲(ずいうん)」「慶雲(けいうん)」「五色(ごうん)」……いったいどのような役割があるのでしょうか。
今回はそんな
「雲」をモチーフにした「飛雲ネックウォーマー」をご紹介します。

仏教における雲の役割と来迎図

画像阿弥陀如来さまを中心とした25菩薩の図
​仏教で雲を語る際に一番重要なものは「来迎図(らいごうず)」かもしれません。
来迎図とはその名の通り、来迎を画図で表したものです。仏教念仏者が亡くなった際に、極楽浄土の世界から阿弥陀如来さまが25尊の仏さまを従えてやって来るのですが、その様子を「来迎」といいます。

吉祥の兆しとも伝わる特別な雲

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仏教で語られる雲「紫雲」「瑞雲」「慶雲」「五色」などは吉祥の兆し=ラッキーモチーフでもあるとも伝わります。
阿弥陀如来さまが乗る尊い雲であるということ、自然界でなかなか見る機会のない現象であるといことも、その理由だそうです。

平等院鳳凰堂に作られた来迎図の世界

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Ⓒ平等院
来迎図はたくさん存在していますが、もっとも有名な来迎図のひとつとして、京都宇治の平等院鳳凰堂の壁扉画は外せないでしょう。

平等院鳳凰堂の長押の上には、左右で26体ずつ合計52体の、雲中供養菩薩さまが懸けられていて、お堂の中央に座している阿弥陀如来さまとともに来迎の様子を表現しているといわれます。

一体一体が個性的、雲中供養菩薩さま

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Ⓒ平等院
平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩さまは一体ずつ楽器や法具を持った姿で表されています。さまざまな楽器を奏でていたり、雲の上で踊っていたりする姿はとても個性的で、ずっと見ていても飽きません。

個人的には菩薩像だけでなく、それぞれの雲にも注目してほしいと思います。特に雲の「うねり」は必見で、花びらのようにも見える独特の表現で複雑な雲の立体感を表現しています。

飛雲を再現したネックウォーマー

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ネックウォーマーを作るためにデザインアートに描き起こした「雲」がこちら。ネックウォーマーにすることを想定し、お堂には存在していないロングタイプの雲を描き起こしました。
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そうして完成したのがこちら。古色の感じも絶妙なニュアンス柄のように見えます。
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厚すぎずゴワゴワしにくい素材ですが、やわらかな起毛感で首周りをあたたかく包んでくれます。
​裏側も同じ起毛生地ですがシックなカーキカラー一色で仕上げているので、リバーシブルで使うこともできます。
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こちらの商品は、世界文化遺産でもある平等院に伝わる寺宝などを紹介する展覧会「平等院鳳凰堂と浄土院 その美と信仰」とコラボレーションしたグッズです。企画展特設ショップでもお買い求めいただけますので、企画展とともにお楽しみくださいませ。

平等院鳳凰堂と浄土院 その美と信仰
会場・会期
◆愛媛県美術館(松山市堀之内)
2021年11月3日(水・祝)~2022年1月9日(日)
​◆静岡市美術館 
2022年2月5日(土)~3月27日(日)
​◆新潟県立近代美術館 2022年4月23日(土)~6月5日(日)

首もとに来迎 飛雲(ひうん)ネックウォーマー
1枚 ¥2,500(+10% ¥2,750)

胸もとに輝く癒やしの光 薬師三尊ネックレス

11/25/2021

 
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薬師如来、日光菩薩、月光菩薩という薬師三尊の仏さまそれぞれを表す「梵字(ぼんじ)」をデザインしたゴールドメッキネックレスを作ってみました。

デザインのご紹介をする前に、梵字とは一体何なのか……今回はそのあたりからお話ししたいと思います。

お寺で見かける「梵字」とは?

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お寺に行くと見かけるこの文字。見ようによっては象形文字のようにも見える不思議な文字ですが、これは「梵字」と呼ばれているものです。
名前は聞いたことがあるけれど、どういう文字かは知らないという人は多いのではないでしょうか。

梵字は古代インドで使われていた文字で言葉としては「梵語(サンスクリット)」と呼ばています。古代語ですので現代では日常会話で使われることはあまりないようですが、ヨガをしている方は「アーサナ」「アシュタンガ」「シャンティ」「マントラ」など聞いたことがあるかと思います。これも古代インドで使われていた「梵語」になります。

日本での梵字の使われ方

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梵字は奈良時代になって中国から仏教伝来とともにやってきました。日本において本格的に学ばれるようになったのは平安時代の初め、最澄や空海など中国に渡った僧たちが古代北インドで流行・発達した「悉曇文字」で書かれた経典を持ち帰ったことで密教とともに「真言」として一般の人びとの間にも広まったといいます。

梵字一文字で神仏を表している!?

そのような梵字ですが、実は一字一字が仏さまを表しているのだそうです。これを種子(しゅじ)・種字といいます。(梵字が表している仏さまは複数存在することもあるのだそうです)

今だからこそ「薬師三尊」を身近な存在に

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コロナ禍により人との距離が激動した昨今、皮肉にも「ご縁」について考えるきっかけが多くあったような気がします。それによって目に見える物だけが大切ではないと気づくことができたのではないでしょうか。
そのようなことを考えていたとき、見えざる神仏とのご縁も意識できるものがあるといいなと思い、つねに身に着けていられるネックレスとしてデザインしたいと思いました。

梵字を書くときの筆の動きをデザインに

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デザインするときに意識したのが「おしゃれに身に着けることができる」ことでした。そこで一見すると幾何学的なモチーフに見えるように、梵字を書くときの筆の動きを可視化するようなラインアートで表現することにしました。
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デザインは薬師三尊をイメージした3種類をご用意しています。
写真中央が薬師如来を表す「ベイ」。
むかって右が日光菩薩を表す「ア」。
対して左が月光菩薩を表す「シャ」。

薬師三尊(やくしさんぞん)とは
あらゆる病を癒やす功徳があるといわれる薬師如来。その両脇に付き従う日光菩薩、月光菩薩を合わせて「薬師三尊」という仏像安置様式とされます。薬師如来を中心にして、日光菩薩を左脇侍(ひだりきょうじ)、月光菩薩を右脇侍(みぎきょうじ)とし、この場合の薬師如来から見た「左」「右」になると伝わります。
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ネックレスは、通常のヒキワ留め具だけでなく、スライドビーズで調整ができる仕様になっているので、着脱らくちんです。ふだん使いに無理なく取り入れることができるのではないでしょうか。
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毎日の暮らしで身に着けて、ふとした瞬間に仏縁感じるネックレスは以下よりお買い求めくださいませ。

薬師三尊ネックレスの会
月1個 ¥2,100(+10% ¥2,310)

すきま時間に香りのリフレッシュ六波羅蜜スキマ香

11/18/2021

 
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おうち時間が長くなってきた今日この頃、香りのリフレッシュはいかがでしょうか。
スキマ時間にぴったりなショートサイズのお香コレクション「六波羅蜜スキマ香」をご紹介します。

六波羅蜜とは何?

今回のスキマ香のテーマにしている「六波羅蜜(ろくはらみつ)とは悟りを開くために実践すべき行いのことです。
それには6つの項目が存在し、

1)他者にほどこす「布施(ふせ)」
2)道徳を守り慎む「持戒(じかい)」
3)耐え忍ぶ「忍辱(にんにく)」
4)日々励む「精進(しょうじん)」
5)自己を見つめる「禅定(ぜんじょう)」
6)真理を見極める「智慧(ちえ)」


があり、「悟るため」とありますが、私たちが生きていく中で決して不必要なものではなく、誰かとの関わりの中で心豊かに生きていくために大切にしておきたいことばかりのように思います。
「悟るため」とありますが、私たちが生きていく中で決して不必要なものではなく、誰かとの関わりの中で心豊かに生きていくために大切にしておきたいことばかりのように思います。

六波羅蜜をイメージした香りは全部で6種類

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今回のスキマ香は、バラエティの豊かさはそのままに「心落ち着く」をコンセプトに6つの香りをえらびました。
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お香立てもセットでお届けしますので、小皿だけご用意いただくだけで、スキマ時間の香りリフレッシュをお楽しみいただけます。
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忙しい毎日、おうち時間が増えた今だからこそ、サッと用意できて短時間で気持ちリセットする香りの習慣をぜひ取り入れてみてください。

すきま時間に香りのリフレッシュ
六波羅蜜(ろくはらみつ)スキマ香の会
月1セット ¥700(+10% ¥770)

「ふかふかあたたか魚板クッション」で一年の振り返り

11/18/2021

 
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ま~るい珠をくわえた謎の魚……これは一体!?
今回ご紹介するのは「ふかふかあたたか魚板クッション」です。

魚板って一体なに?

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魚板?「ぎょばん」と読むのですが、これは禅宗のお寺、主に黄檗宗(おうばくしゅう)寺院で見ることができる魚の形をした木製の法具のことです。開梛(かいぱん)と呼ばれることもあるそう。
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​口から出ている謎の珠。これは人が持つ煩悩を表す「あぶく」なのだそうです。

「貧(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」という人の根本的な三つの煩悩「三毒(さんどく)」を表しているのだそう。

​仏教では、煩悩の存在を否定せず、煩悩があるからこそ成長したり、悟りにつながるための行動を起こせるともとらえているくらい切っても切れない人の本質と扱われています。

お寺での魚板の使われ方

「魚板」はお寺の境内で吊るされていることが多く、たたいて食事や法事の時間を伝えるのだそうです。
なぜ魚の形かというと、魚は眠るときも目を開けていることから寝る間を惜しみ日夜修行に励むようにという修行僧への戒めの意味が込められているのだとか。

煩悩は戻ってくる……

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口もとにある「煩悩珠」はリールパーツで伸び縮み!自分が持っている煩悩とは何なのかと考えながら、一年を振り返るきっかけにするのはどうでしょう。
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​魚板のおなかにあるファスナーを開けると、中に湯たんぽを入れることができるので、抱えてふかふかあたたかのさわり心地にうっとりするもよし。お部屋のインテリアとして飾るもよし、家族との楽しい団らんのひとときにぜひ♪
「ふかふかあたたか魚板クッション」は、以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
ふかふかあたたか魚板クッション
月1個 ¥3,500(+10% ¥3,850)

【新商品】2022年花まつりスノードーム予約開始

10/22/2021

 
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2021年もあっという間に年末に差し掛かりました。今年も作りました!恒例の花まつりスノードーム新色のご紹介をさせていただきます。

2022年版はシックなグレー×ゴールド

毎年好評いただいています「花まつりスノードーム」を今年は少しシックな色目でご用意させていただきました。

象の色はお釈迦さま誕生のエピソードより白色であることを守りつつ、装飾品のカラーを前々回イエロー、前回のピンクからグレーへと変えて登場です。
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今回はラメをゴールドに変更しました。ベースのシックカラーにゴージャスなラメが映えます。
光を再現した細かなラメもいい感じです。
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サイズも今までと同じ大きさなので並べて飾るのもいいですね。

いかがでしたでしょうか。
「花まつりスノードーム2022」は以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。

しゃかしゃか花舞う 花まつりスノードーム2022
月1個 ¥1,800(+10% ¥1,980)

【新商品】侘び寂び気分を感じられる 枯山水マルチカバー

6/9/2021

 
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こんにちは、おてらぶのひさよしです。最近、なかなかお寺に行けていない!そんな人のために、家にいながらお寺の癒やし空間を感じられる「枯山水マルチカバー」を作りました。

お寺で癒されたい……でも行けない……

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長引く自粛要請で、多くの方が自由に外出できない日々をお過ごしだと思います。お寺好きの人たちは、お寺の空間そのものに癒やしを感じている人が多く、お寺に行けないことでつらい思いをされていると思います。(私もそう)

今は我慢の時、巣ごもりの時。それならお家の中にお寺の癒やし空間を再現してみようということで考えたのが今回の「枯山水マルチカバー」です。
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このように床に敷くだけで、枯山水の完成!です(つもりです)
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ソファにかけているだけでも雰囲気いいですね。
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マルチカバーの端には細かなフリンジがついているのですが、このちょっとした部分がインテリアアイテムとしての格を上げてくれるのです!(……のような気がします)
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デザインは3種類をご用意。
実際の枯山水でも砂の模様で水の流れを表現するという「砂紋(さもん)」をイメージして、「丸渦」「市松」「流水」をデザインしました。
いかがでしたでしょうか。おうち時間が長くなっている今だからこそ、お寺好きな私たちが選びたいアイテムを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
商品は以下フェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
侘(わ)び寂(さ)び気分を感じられる 枯山水マルチカバーの会
1枚 ¥2,900(+10% ¥3,190)

【新商品】みほとけピンバッジコレクション

5/27/2021

 
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仏教の世界には仏さまたちだけでなく、いろんな動物たちがいます。中には知っている姿の生き物もいれば、見たことのない不思議な姿の生き物も……
今回はそんな動物たちを、楽しみながら学ぶことができるピンバッジコレクションにしましたので、デザインとともに、みほとけ世界の動物の不思議さを見ていきましょう!

ライオン?狛犬?いいえ「獅子」です

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神社で見かける狛犬のようなこの動物、仏像と一緒に表現されているのなら、おそらくそれは「獅子」でしょう。仏教の世界では神獣として扱われる動物です。有名なところでは、文殊菩薩が乗っている姿で登場しています。
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真理を説いて邪説を喝破する仏の説法を獅子吼(ししく)とよぶこともありますが、それほど獅子の吠える声は特別なのでしょうね。

美しい尾羽にうっとり……「孔雀」

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孔雀といえば、現実世界にもいるあの孔雀です。仏教世界では特別な鳥として扱われていて「阿弥陀経」とよばれるお経の中で「浄土の六鳥」に数えられています。孔雀は毒蛇を食べることから、この世のあらゆる毒を制するといわれていて、孔雀明王を背に乗せていることでも有名です。
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余談ですが、ギリシア神話では100の目を持つアルゴスという巨人を女神ヘラが孔雀の尾羽にしたというエピソードがあります。文化を問わず孔雀は人々を魅了しているのですね。

六本牙の特別な「象」

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象は仏教で外すことのできない動物のひとつです。お釈迦さまが生まれる際、白象がマーヤー夫人のからだに入ってきたというお話から始まり、帝釈天が座す動物としても有名です。よく見ると牙が六本生えていたりと、少し私たちの知っている象と違う部分もありそうです。
4月8日のお釈迦さまの誕生日「花まつり」では全国の寺院で大小さまざまな白象の出し物が見られます。

アヒルじゃないよ「鵞鳥」

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鵞鳥(がちょう)も仏教世界において特別な動物として語られています。例えば梵天との関係はとても深く、 梵天のもととなった古代インドの神「ブラフマー」が鵞鳥に似た神獣「ハンサ鳥」に乗っていると伝わっています。
ちなみに、鵞鳥ってくちばしと舌の上に歯のような棘があるって知ってましたか?

古より伝わる神聖な動物「牛」

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牛は仏教世界で重要な動物として扱われています。例えば悟りにいたる十段階を図と詩で表す「十牛図」や、大威徳明王という仏さまが乗るのもこの牛です。古代インドの神さまたちも牛との関係性は特別なものとして伝わっています。
ちなみにお釈迦さまの本名である「ゴータマ」とは、「最上の牛」という意味があるのだそうです。

天上の美しい歌声「迦陵頻伽」

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おそらく、この「迦陵頻伽(かりょうびんが)」が一番馴染みのない生き物ではないでしょうか。上半身が人、下半身が鳥の仏教における想像上の生物なのですが、孔雀とともに「阿弥陀経」で浄土の六鳥に数えられ、非常に美しい歌声なのだとされています。仏教行事の舞楽は迦陵頻伽の舞を表現しているのだそう。
おもしろいことに、ギリシア神話に出てくるセイレーンとその姿や美しい歌声ということまで似ています。

お好みの場所に付けて楽しんで

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好きなところに付けて楽しめるのは、ピンバッジならでは。帽子やカバンに付けるのもよしです。
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コレクションアイテムとして台紙のままディスプレイするのもよいですね。
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デザインしたのはデザイナー/ホトケ女子の安達えみさん。
仏さまに対する信仰やお寺の"中の人"の思いを第一に、その魅力をデザインやガイドなどを通じてお寺と人とのつなぎ役的な活動をされています。
安達えみさんの活動は「塗仏観光」ホームページからチェックできます。
いかがでしたでしょうか。
商品は以下フェリシモウェブサイトでお買い求めいただけます。
みほとけピンバッジコレクション 仏世界の動物たちの会
1個 ¥1,000(+10% ¥1,100)

【お寺コラボ】文殊菩薩ピンクブレスレット

5/26/2021

 
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こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。
いつもいろんなお寺文化アイテムを作っているのですが、中にはお寺さまと一緒にコンセプトやデザインを考えて形にしていくものがあります。今回はそんな商品の中から「文殊菩薩ピンクブレスレット」をご紹介したいと思います。

般若寺と文殊信仰

般若寺は飛鳥時代に建立された真言律宗のお寺です。1180年に「南都焼討」に遭いますが、鎌倉時代に入ると真言律宗宗祖である興正菩薩叡尊(こうしょうぼさつえいそん)と観良房良恵(かんりょうぼうりょうえ)の手によって、境内に十三重石宝塔や、金堂に丈六の文殊菩薩が奉られ、改めて文殊信仰の中心となりました。

叡尊は、菩薩の教えである「利他の行(自分を高め、他者の利になる行いをする)」を弟子たちとともに、病者や弱者救済に尽くしたといいます。
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般若寺は別名「コスモス寺」とも呼ばれるほど、境内いっぱいにコスモスが咲くお寺です。
秋には30種、約15万本のコスモスが境内に咲き乱れ、その様子はさながら花浄土のようです。(昔、おてらぶでもお参りに行って旧ブログで記事にしたこともありました。懐かしい……)

般若寺のブレスレットに込めた思い

今回、ブレスレットを作るにあたって、般若寺の副住職である、工藤顕任(くどうけんにん)さんにお話をお聞きしてきました。
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般若寺 副住職 工藤顕任さん
当山がブレスレットにかける想いは「人を助ける想いやりの心」を思い出してほしいということです。今、世界はコロナ禍の影響が強く出ており、私たちが本来持っているはずの「利他の心」が隠れてしまっているように思います。

般若寺の縁起には、利他の心で行動した忍性さん(忍性菩薩)というお坊さんがいます。忍性さんは、幼いころからお母さんと一緒にお寺に参っていましたが、忍性さんが16歳のころ、お母さんが病にかかり亡くなってしまいます。忍性さんは、病に伏せたお母さんを安心させようと、借り物の僧侶の服を身にまとい、頭を丸め、「僧侶として生きていくので安心してほしい」と伝えたのだそうです。この出来事をきっかけに、忍性さんは弱者救済の一生を歩むことになりました。
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般若寺に伝わる「文殊信仰」の特徴はまさにこの「弱者救済」にあります。その後、忍性さんは今でいう福祉施設のような場所を作り、孤児や老人、病に苦しむ人びとなど弱い立場の人のために現実的な救いを行ったうえで、生きていく上の基本的な道徳である戒律を教えて人々の生に寄り添いました。

そんな忍性さんの想いを、このブレスレットを通じて「利他の心」を思い出してくれたらと思うのです。 (般若寺副住職 工藤 顕任さん)

般若寺の想いを形にした天然石ブレスレット

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ブレスレットはそんな般若寺の想いを形にするべく、般若寺らしさをたくさん取り入れています。
ピンクジェイドとローズクォーツの2種の石がそれぞれ8つずつレイアウトされているのですが、これは文殊信仰の中心となる仏さま、八字文殊菩薩をイメージしています。

そして天然石の間に挟んだ13個のそろばん玉パーツは、境内にある十三重石宝塔をイメージし、全体をまとめたピンクトーンはコスモス寺として親しまれている般若寺のイメージカラーです。

タッセルパーツは取り外し可能なので、シーンに合わせて楽しむことができます。
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いかがでしたでしょうか。
お寺にはたくさんの伝えたい想いや教えがあります。それが人びとの心に届いて「いいね!」となったときに信仰としてつながっていくのだと思います。

​おてらぶでは、これからも人の想いがつながったものを伝えていったり、オリジナルグッズとして提案していきたいと思います。

商品は以下のフェリシモウェブサイトで交換・お買い求めください。
思いやりの心を天然石に込めて 文殊菩薩ピンクブレスレット
▷ポイント交換ページ 
1本 33,000merry
▷購入ページ     1本 ¥3,900(+10% ¥4,290)

【2月の新商品】薬壺がま口ポーチ

1/28/2021

 
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かばんの中で行方不明になりがちな、小物やお薬をまとめて収納できるがま口タイプのポーチが、おてらぶらしいデザインモチーフで登場です。

モチーフは薬師如来の薬壺

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デザインモチーフになっているのは、薬師如来(やくしにょらい)の薬壺(やっこ)。薬師如来は仏教における「如来」に属する仏で、その特徴は手に持っている薬壺にあります。

この薬壺の中には、あらゆる病を癒やすといわれている霊薬が入っているといわれており、薬師如来と呼ばれる理由のひとつでもあります。
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がま口ポーチの内生地は瑠璃色に仕上げています。これは、薬師如来が別名「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」と呼ばれていることからで、外に取り付けているタッセルと同じくそのイメージを反映しています。小銭入れとしても使えますので、お寺巡りのお賽銭入れにもぴったりですね。

新型コロナウィルスの影響はまだ収まりませんが、すべての病を癒やすと言われる薬師如来の薬壺のエピソードにあやかって、よくなることを祈りつつみんなで乗り切りましょう。

商品は以下フェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
お薬も小物もこれにお任せ 薬師如来の薬壺(やっこ)がま口ポーチ
月1個 ¥1,900(+10% ¥2,090)

【2月の新商品】もち邪鬼フレークシール

1/25/2021

 
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2016年の発売から、おてらぶを代表するグッズになった「もちもち邪鬼ポーチ」のキャラクター「もち邪鬼」たちがフレークシールとなって登場しました!

もち邪鬼とは?

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もち邪鬼とは、2016年、東京国立博物館で開催された、興福寺中金堂再建記念特別展『運慶』展で、おてらぶが製作し企画展グッズとして販売された、もちもちな触り心地のぬいぐるみポーチです。

黄助、灰次郎、緑太、白彦と4鬼のデザインで展開し、それぞれ個性あふれるキャラクター設定で人気のアイテムでした。

現在はリニューアル版として、灰次郎・白彦が販売されています。

キャラクター設定を生かすフレークシールに

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邪鬼といっても、まじめすぎたり、のんびりやだったり、慎重だったりと、なんだか私たちとそう変わらないようなもち邪鬼たち。そのユニークな様子をキャラクターの個性たっぷりに表現しています。

​日々の出来事を代弁してくれるようなかわいいフレークシールは、毎月5デザインそれぞれ各4枚の合計20枚セットでお届けいたします。
商品は以下フェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
邪鬼ーズのしぐさに癒やされる ペタペタもち邪鬼フレークシールの会
月1個 ¥1,600(+10% ¥1,760)

【2月の新商品】宝相華文様の制菌マスクケース

1/21/2021

 
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私たちの暮らしを襲ったウィルスの猛威はいまだ衰えず、日々の暮らしの中でマスクは必要不可欠となりました。使わなければならないのなら、自分の気持ちが少しでも明るくなるデザインを探したい!そう思うのは当たり前ですね。そこで身に着けるマスクだけでなく、緊急用や食事の際に収納することができるマスクケースをご紹介します。

西陣織で美しく表現された宝相華文様

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ご紹介するのは吉祥のモチーフ「宝相華」のデザインをあしらったマスクケースです。今回は贅沢に京都の「西陣織」で表現してみました。

西陣織は、京都(西陣)で精密に織り上げる先染の紋織物の総称で、主に着物や伝統工芸の世界で技術が発達しました。さまざまな技法で織り出される文様は、現代においても愛され続けています。

少しでも安心したいから「制菌加工」

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見た目の美しさは自信をもっていますが、機能面はどうでしょう。
もちろん、そちらもぬかりございません。マスクを収納する際に触れる内生地は「制菌加工」を施しています。

抗菌加工は聞いたことがあるかもしれませんが制菌加工を聞いたことがない人もいらっしゃるかもしれません。制菌加工とは、繊維に付着した菌の繁殖を抑える技術のことです。これを施すことによって、付いてしまった皮膚常在菌や有害細菌の増殖を抑えて衛生面を高く維持することができます。
一方、抗菌加工の主な目的は臭いの原因となる黄色ブドウ球菌の繁殖を抑えて防臭することです。

​制菌加工は人体に有害な菌の増殖を抑えることもできるので、嫌な臭いを防げるだけでなくからだに有害な菌が増えることも防げるのです!(すごい)
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ケースにはマスク1枚を折り畳んで収納可能です。外出するときの予備を持ち歩く際や、外食をする際にひととき外す際にご使用いただけます。
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デザインは3種類。
日本の伝統色から「鴇色(ときいろ)」「白藍(しらあい)」「牡丹鼠(ぼたんねず)」を使い、それぞれ印象の違う宝相華のデザインを西陣織で表現しています。
商品は以下フェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。
吉祥モチーフを西陣織で仕上げた宝相華(ほうそうげ)文様の制菌マスクケースの会
月1個 ¥1,600(+10% ¥1,760)

【2月の新商品】宝相華ボタニカルリング

1/21/2021

 
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みなさま「宝相華(ほうそうげ)」というのをご存じでしょうか。
お寺をはじめ、仏教界ではさまざまな場所にデザインされている植物のモチーフです。今回はこちらをおしゃれなリングコレクションにしました。

空想上の花「宝相華」の魅力

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仏教美術だけでなく着物のモチーフにもよく登場する宝相華は、吉祥の象徴であるともいわれ、中国の唐・宋時代、日本では奈良・平安時代ごろに流行し、装飾的模様として用いられました。あの正倉院宝物の文様にも多彩に展開されているようです。

ラッキーモチーフでもある宝相華をおしゃれなアクセサリーに

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企画初期のイメージラフ
そんな、古くからラッキーモチーフとして仏教界のみならず、さまざまなアイテムに採用されてきた宝相華ですが、現代においてはあまり広く扱われていないような気がしました。そこで、今回お寺好きのみなさまに、指輪としてご提案しようと考えました。

ボタニカルリングとしてのリデザイン

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宝相華を調べていると、それは架空の花というだけでなく、牡丹(ぼたん)や芍薬(しゃくやく)・ザクロなど、無数の花の最も美しい部分を組み合わせたような姿だというのがわかりました。
そこで、それぞれの植物の特徴を表現する指輪にするため、3つのデザインに分けてみることにしました。

命の力づよさを感じる「唐草」

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唐草のデザインは葉を広げ、無限に蔦・茎をのばしていく生命力あふれる姿をイメージして作っています。リーフモチーフですが、よくあるボタニカルアクセサリーとは一味違った雰囲気に仕上がっています。

花咲く直前の神秘的な姿「蕾」

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存在感のある蕾があしらわれているこのデザイン。ぷっくり膨らんだその姿は、今まさに花咲こうとする神秘的な一瞬を切り取ってデザインしてみました。

華やかさとおごそかさの「花」

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最後は「花」をモチーフにしたこのデザイン。小さいながらも宝相華の特徴を表現し、小ぶりのリーフデザインもあしらっています。

重ね付けることで宝相華イメージの完成

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リングそれぞれを、ひとつずつ楽しむとさりげないおしゃれ感を演出できますが、重ね付けすることでその印象はガラッと変わり、ゴージャスにお楽しみいただけますので、ぜひお試しください。
いかがでしたでしょうか。
今回のリングは、使うほどに真ちゅうならではの経年変化をお楽しみいただけます。
「黒く変色しすぎかも?」と感じたときは、
お酢(クエン酸・レモン汁でも可)にしばらく浸し、柔らかい布で水気を取りながら磨いてください。

商品は以下フェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。

指もとに咲く吉祥の華やぎ 宝相華(ほうそうげ)ボタニカルリングの会
月1個 ¥2,300(+10% ¥2,530)
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