こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 2023年3月度も、みなさまのお力添えでたくさんの「みんなでおそなえギフト」をご用意することができました。 今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送のご報告になります。 2023年2月度の発送報告はこちらからどうぞ。 鎌倉大仏殿高徳院今回「おそなえ・読経」を執り行っていただいたお寺は、神奈川県鎌倉市長谷にあるお寺「鎌倉大仏殿高徳院」。あの「鎌倉大仏」で有名なお寺です。高徳院は鎌倉を代表する観光地としても人気で、取材に伺った日も多くの観光客、参拝者でにぎわっていました。 鎌倉大仏の正式なお名前は「国宝銅造阿弥陀如来坐像」といいます。大仏が造立が開始されたのは1252(建長四)年。かつては境内に大仏殿が存在し、その中に安置されていましたが、台風などのため倒壊して室町時代の末には、今の「露坐の大仏」となったのだそうです。 大仏の胎内には入ることもできます。(拝観料:50円) 鎌倉大仏はかつて黄金に輝くお姿だったそうで、その名残が今もお顔に残っているとお寺の奥さまに教えていただきました。向かって左側に移動して見てみると、確かに目じりの横から頬のあたりに金色の跡が! おそなえ・読経スタート観光客・参拝者のみなさまのご迷惑にならないように正面はさけておそなえギフトを「おそなえ」。 参加させていただいたメンバーは順番にお焼香をあげさせていただきました。 鎌倉大仏(阿弥陀さま)が見守ってくださる中、認定NPO法人おてらおやつクラブの松島さんと桂さんの読経が境内に響き渡ります。 高徳院で続けている社会活動について高徳院さまご協力のもと、無事におそなえ・読経が終了しました。 その後、お寺の社会活動と「みんなでおそなえギフト」についてご住職の佐藤さんにお話を伺ってきました。 高徳院ではさまざまな社会活動を行っていますが、今年で設立20年目を迎える「認定NPO法人鎌倉てらこや」は、立ち上げから現在に至るまで支援している活動です。 この団体は鎌倉の地域が一丸となり、学童保育や食育、お寺での合宿などさまざまな「体験」を通じて子どもたちがいきいきとした心を育むことを目的として、大学生を主体に幅広い企画が運営されています。(佐藤住職) ここ数年で感じていることこのコロナ禍の約3年間は企画を立てて参加者を集めても緊急事態宣言や蔓延等防止措置の発令のため直前で中止にせざるを得ないといった事態が何度も起こりました。 関わってくださる大学生のみなさんも限られた学生生活の中でこれまでのような満足な活動が出来ず、悔しくもどかしい思いをしているのが痛いほど伝わってきましたが、感染症対策を万全に、工夫をしながら、楽しみにしている子どもたちを想像して諦めずに知恵を絞っている姿がとても印象に残っています。 支援する側とされる側の垣根はもはや存在せず、互いがその存在に助けられていることにコロナ禍このような形で改めて気付かされ、一層活動へのモチベーションと団結力が強まったように感じております。(佐藤住職) 「たよる」むずかしさと大切さ「たよる」という行為に恥ずかしさや罪悪感を感じて、他者に助けを求めたりたよれない状況にあるときは、いずれ「たよられる」側になった際にその時のお返しをすると考えてみるのはどうでしょうか。 支援をする側もされる側も「困ったときはお互いさま」の気持ちを持つことで、支援の輪が広がっていくのだと考えます。そしてそのためには、今回の「みんなでおそなえギフト」のように、各人が無理のない範囲で出来ることを息長く支援を続けていくことが肝要かと考えます。(佐藤住職) 2023年3月度の発送数は63箱でした。
おかげさまでプロジェクトには毎月たくさんの方が参加いただいています。これからも困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多く「おそなえギフト」をお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています! あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会 月1口 ¥100(+8% ¥108) 「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき「おそなえ・読経」にご協力いただく寺院さまも募集しています。 お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。 こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 2023年2月度は、みなさまのお力添えで合計63箱の「みんなでおそなえギフト」をご用意することができました。 今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送のご報告になります。 2023年1月度の発送報告はこちらからどうぞ。 みんなが幸せになるお寺今回「おそなえ・読経」を執り行っていただいたお寺は、兵庫県尼崎市にある天台宗のお寺「道心寺」。 「みんなが幸せになるお寺」を目指して、令和3年7月7日に開山した新しいお寺です。お寺の名前にある「道心(どうしん)」とは、仏教において「悟りを求める志」を意味しています。 現代風な外見が特徴的なお寺ですが、堂内もユニークなつくりになっています。 お寺に入ると左側にロビー、正面には2階へと上がる階段があります。階段を登るとその先に本堂があるのですが、そこですぐ目に入るのがこの落語・寄席の舞台です。お寺にいったいなぜ舞台が?と思った方も多いと思いますが、その理由はご住職の活動にありました。 僧侶であり落語家道心寺のご住職、露の団姫(つゆのまるこ)さん(法名・鳴海春香⦅なるみしゅんこう⦆)さんは落語家としてもご活躍されています。 ここ道心寺でも「縁日寄席」(毎月3日、13日、23日、1 1時開演)を開催し、「抜苦与楽(ばっくよらく)※」をコンセプトに、お参りにいらした方々に笑顔をお届けしています 。 抜苦与楽(ばっくよらく) おそなえ・読経スタートおそなえ当日はおてらぶから3名、おてらおやつクラブからは理事の桂 浄薫(かつら じょうくん)さんが参加。 みなさまのお力でご用意できた「おそなえギフト」を道心寺のご本尊、明星観世音菩薩※さまにおそなえさせていただき、団姫さんに般若心経を唱えていただきました。 明星観世音菩薩さまは虚空蔵菩薩※の化身といわれています。左手に持った金星の光で人々を 暗闇から 明るい世界へと導いてくださるのだそうです。 須弥壇の壁は明けの明星が輝くシーンをイメージしたようなグラデーション状になっていて、美しいお姿の仏さまが描かれています。 明星観世音菩薩(みょうじょうかんぜおんぼさつ)・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ) 日本の「貧困」問題についておそなえと読経も無事終わり、おてらぶメンバーより活動について伺ってきました。 道心寺でもひとり親家庭で頑張っている人たちの相談を受けていらっしゃるそうですが、中にはお寺に相談しに行くための電車費も出せない人もいるということで、地方へ講演会に行ったときに相談を受けることも多いのだとか。 団姫さんがそういった人たちと直接お話をして感じたのは「頼る」ことに遠慮している人が多いのではということ。 そしてそこには「自己責任」という言葉が強く影響しているのでは、とお話しくださいました。 「今の状況は自分の決断が招いたこと」「子どものために自分が頑張らねば」そういった責任感から、周りに「助けて」と言えない人が多いのではないでしょうか。(団姫さん) みなさんにお伝えしたいのは、私たちはみんな「生かされている」ということ。仏教には「貧者の一灯」という言葉があります。大金持ちでたくさん寄付ができるという事だけが尊いのではなく、どんな些細なかかわり方でも「助けたい」と思ってできる行動はすばらしいのです。自分ひとりで生きているのではなく「社会に生かしてもらっている」と考えて、少しだけ誰かのために手を差し伸べることを考えてほしいと思います。(団姫さん) 2023年2月度の発送数は63箱でした。
引き続きプロジェクトにたくさんの方が参加いただいています。困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多くお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています! あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会 月1口 ¥100(+8% ¥108) 「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき、読経をあげていただく寺院さまも募集しています。 お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。 こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今回は新しく始まったプロジェクト「みんなでおそなえギフト」について準備と発送までの解説と、2023年1月度発送のご報告になります。 みんなでおそなえギフトとは?「みんなでおそなえギフト」は「おてらおやつクラブ」とフェリシモ「おてらぶ」がともに行うプロジェクトです。 ひと口100円(+8% 108円)から購入・参加することができ、同じ想いを持って集まった参加者みんなでお菓子やお米などを「共同購入」します。8,000円分に達するごとに「おそなえギフト」1箱が完成。全国のお寺におそなえされます。 その後おてらおやつクラブを通じて全国の困りごとを抱えるひとり親家庭に「おすそわけ」として、匿名でギフト配送されるプロジェクトです。 お米やお菓子、ドリンクなどをたっぷりと。「みんなでおそなえギフト」には、お米をはじめ、レトルト食品や麺類、お菓子やジュースなど8,000円分相当が入っています。入っている内容は変わることがありますが、どれもおいしくて手間なく食べることができるものを選ばせていただいています。 一つずつボックスに商品を詰めていると「おいしく食べてもらえるかな?」「喜んでもらえるかな?」とあたたかな気持ちになれます。 手書きメッセージを書いたお手紙を添えて。お客さまの想いが集まって完成した「おそなえギフト」には、おてらぶのメンバーが集まって手書きのメッセージを添えさせていただいています。 仏さまに「おそなえ」して読経をあげていただきます。完成した「おそなえギフト」は、おてらおやつクラブと連携している全国のお寺さまに「おそなえ」して、読経をあげていただきます。 おそなえはギフトボックスを持ち込む場合と、目録をおそなえさせていただく場合があります。少しでも早くお届けしたい食品になりますので、お寺さまと相談の上で臨機応変に対応しています。 2023年1月度の発送が完了しました。2023年1月度の発送数は33箱でした。 引き続きプロジェクトにたくさんの方が参加いただいています。困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多くお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています! あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会 月1口 ¥100(+8% ¥108) 「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき、読経をあげていただく寺院さまも募集しています。
お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。 聖林寺とは聖林寺は奈良桜井の多武峰(とうのみね)街道の入り口にあたる場所に建立された真言宗室生寺派の寺院。 境内からは三輪山や箸墓古墳をはじめとする大和盆地を望むことができて、この風景が本当に美しいのです。もしみなさまがお参りに行かれて本堂からこの景色を眺めると、遥か昔この地にあったであろう風景に想いを馳せてしまうことでしょう。 聖林寺は藤原鎌足の長子定慧(じょうえ)の創建と伝えられていて、江戸時代に入ると文春和尚によって現在の本尊・子安延命地蔵菩薩像が安置されました。丈六サイズ(一丈六尺=約五メートル)もあるお地蔵様は対面した際の安心感も格別です。 本堂左手奥よりお堂を抜けるとコンクリート製の渡り階段があり、そこを上がった先の観音堂に国宝十一面観音菩薩立像が安置されています。今回のクラウドファンディングは、この観音堂の改修工事のために立ち上げられました。 こちらの観音堂、頑丈そうなコンクリート造りですが、実はかなり古いもので老朽化が進んでいる様子。それもそのはず、こちらの観音堂は、昭和34年(1959)に造られた、日本で初めてのコンクリートによる国宝のための観音堂なのだそう。趣はあるのですが、大型の地震災害も想定される昨今、今の状態を決して無視することはできません。 現代の大勧進はクラウドファンディングへ 国宝となっている仏像だから、国からの補助が出ているはず。そう思われるかもしれません。確かに国から補助は出ますが、国宝レベルの仏像を維持するために必要な金額を考えると頼りきれる額ではありません。 昨今、大型の地震が日本列島を襲っていることからも不安は大きく、早急に免震・耐震性のある観音堂が望まれるため、新たな観音堂の建設を計画しています。 一日も早く膨大な改修事業費用のほぼ全額をお寺が工面する必要があるということで、今回のクラウドファンディングを立ち上げられました。 次の世代に観音様を残すお寺には古くから勧進(かんじん)というものがあり、仏像や仏堂の建立や修復のために信者に寄進を募ったりしました。お寺という場所が生活者の共有の場所であり、その場所をよくしようということで必要な金額をみんなで集めるというシステムはまさに現代におけるクラウドファンディングです。 いかがでしたでしょうか。
聖林寺に行ったことがある人も、まだ行ったことはないけれど、国宝十一面観音菩薩を一度は見てみたいと思っている人も、このクラウドファンディングは滅多にないご縁の結び方なのかもしれません。 聖林寺 観音堂改修クラウドファンディングは2020年12月24日まで開催しています。 奈良・聖林寺|国宝 十一面観音、観音堂改修のためのご支援を(READY FOR) 思えば……6月末、令和初台風の日に尾道に降り立った私たち。 その後のんびり(!)2ヵ月「尾道 寺旅」ブログ書いてたのですが、その後ぱたりとご無沙汰してしまいました。 気づけば! 尾道の御仏が写仏に。ちょっと相当に感激の「尾道 寺旅」番外編です。 尾道のお寺とJR西日本とおてらぶのコラボが実現! 『寺旅巡礼写仏 ~尾道久保の旅~』が発売されました! 尾道でおてらぶ部員が直接お目にかかった、魅力的な4尊の御仏。カラー筆ペンで写仏を楽しんでいただけます。 尾道・久保地区をご住職と一緒に探して取材した、素敵なお店の数々をご紹介する「観光マップ」も付いています。 そして、自分でなぞり描いた仏さまを持ってお寺に行くと、なんと特別巡礼印をもらえます。えー!すごくないですか!? ※特別巡礼印のことは、実は私も知らされていませんでした。 本当にいいんですか? 興奮します。 マップを片手に、この店構えを探し出してくださいね。
尾道・久保地区、ご一緒しましょう! https://www.felissimo.co.jp/shopping/I180742/I280808/GCD493464/ 世界には2通りの人間がいるといいます。 それは、大仏にまったく興味がない人間と、心震えて涙する人間です。 こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 急遽、仕事で東北へ向う機会があったので、ずっと気になっていた「仙台大観音」を見に行ってきました。日帰りの出張でしたので、帰りの飛行機の時間を気にしつつも、行ってまいりました。 大観密寺の象徴的大仏仙台大観音は仙台は泉市にある、真言宗智山派の寺院、大観密寺の境内に立つ大仏です。 お姿は、白衣観音の姿に近いのですが、右手に宝珠、左手に水瓶を持ち、龍の上に立つ姿で表されています。その大きさは、龍を入れるとなんと100メートル!!正真正銘の大仏です。 と、ここまではネットで調べることができる情報ですが、実際に行ってみることでわかることもあるでしょう。 当日は朝から打ち合わせがあったのですが、商談終了後に車で連れて行ってもらえることになりました。 それはあまりにも巨大…車に乗って30分ほど走り、カーナビを頼りに交差点を曲がった瞬間に、それは突然表れました。 ほぎゃぁぁぁっ!! なんかおるーー! もう少し寄って見るとなお凄いです。 上り坂になっている道と、縦横無尽に走っている電線から感じる人々の生活観と、本来この大きさではありえない仏像のコントラストがスゴイ……軽く恐怖すら覚えます。 あおりもスゴイ足もとに到着して見上げてみると、これもまたスゴイ迫力です。本来しなやかなお姿でたってらっしゃはずの観音さまですが、これ以上ないほどのドッシリ感で、決戦兵器感すらあります。 どうやら、龍の口が入り口のようです。 これは…誘われています。行くしかありません! しかし、ここまで車で送ってくれた方は極度の高所恐怖症だということでここで別行動に。 帰りの移動手段をなくしてしまいましたが、入らずには入られないでしょう! そして、胎内へ……中に入ると、ぐるりと一周回ることになります。ちょうど龍の台座部分がこのエリアになるようです。木製の三十三観音像がずらりと配置されていました。 よくみると、十二神将の姿も。見た感じですが、新薬師寺にいらっしゃる十二神将のスタイルに近いお像でした。 エレベーターがあります。(内心ほっとしました まずは最上階の「心殿」を目指します。 独特な世界観の心殿12階の中心部に心殿がありました。密教らしく「倶利伽羅剣」がありました。周りには蓮の華が咲き乱れ、金色のお堂は、独特な世界観を感じさせます。 百八胎内仏下りこの仙台大観音の最大の特徴のひとつといえるのが、百八胎内仏です。 これは、人間の持つ108の煩悩を108の仏さまを拝しながら下っていくことで、その煩悩を打ち払っていくというもの。 私がここに来たのは、煩悩にまみれたわが身を清らかにし、悟りに近づくためだったようです! 看板の後ろを振り向くと、足がすくむような吹き抜けの空間!これは…怖い! それぞれのフロア中心に、仏像が配置されているようです。一階まで降りるころには、煩悩を払うことができるでしょうか。 出逢える仏さまたちまだまだたくさんいらっしゃいました。独自のデザインで表現されている仏さまも多く、いつもの仏像拝観とは違った楽しみ方ができました。 そして地上に帰ってきました……濃密な仏充空間といいましょうか、不思議な世界観に浸っていたせいか、外の世界が妙に眩しく見えます。 出口に仙台大観音の内部を見ることができる模型がありました。
かなりの距離がありますので、行かれる方は歩きやすい靴をオススメします! こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今回の大報恩寺ブログは、おかめさんの功徳について学んでみましょう。 おかめさんは、特徴的なお顔をしています。御世辞にも美人とはいえない、どこかユーモラスなお顔で表現されることの多い女性です。ずっと気になっていたのですが、なぜあんな顔をしているのでしょうか。今回も、大報恩寺のご住職に、詳しく聞いてみました。 おかめさんのお顔に隠された、夫婦・家族円満のヒミツご住職がおっしゃるには、おかめさんの顔には、いろんな教えが詰まっているのだそうです。ぽっこりおでこも、極端に小さなおちょぼ口も、すべてに意味があるのだそう。そういわれてみれば、どのおかめさんも、デザインは違いますが、共通点はあります。そこで、その共通点を挙げた上で、どういう意味があるのかをひも解いて見ましょう! 1.前に出たおでこは、驕りの気持ちを持たないためにおかめさんは、おでこがぐっと前に突き出ています。なので無理に上を見ようとしても、なかなか見ることができません。これは、むやみやたらに自分の存在を上げてしまうと、見下すことにもつながるという警告なのだそうです。成長するために上を目指すというのはよいかもしれませんが、人を見下すために自分を必要以上に他者より上に据えてコミュニケーションするのは、やはりよくないことなのでしょう。 2.下がった目じりは、笑いあうためにおかめさんのめは細く、目じりが垂れています。それもかなり極端に。これは夫婦の間には、笑うことが大事であることを説いているといいます。どんなに苦しいことがあっても、夫婦は笑いあえる関係性であり続ける。たしかに大事なことかもしれませんね。 3.ぷっくりほっぺは、両親を大事にするためにおかめさんのほっぺは、おでこと同じくらい前に出ています。これは父親、母親を表しているといいます。何をおいても親の存在はありがたい。それを忘れてはいけないということだそうです。 4.小さく、へこんだ鼻は、自分の謙虚さのためにおかめさんの鼻はほっぺより低いです。これは自分を表しているのだそう。両親より後ろにいて、まずは親をたてる。両親あっての自分であることを忘れないようにという意味があるのだそうです。 5.小さい口は、大切なことは口に出すためにおかめさんのユニークさを際立たせている要因のひとつが、このおちょぼ口。小さい、とにかく小さいです。これはぜったいに「口は災いの元」ですよね。と、思っていたのですが、実は違うようです。むしろ逆で、小さな口でとてもしゃべりづらいが、夫婦間の中では、何でも口をつぐむのではなく、時には言いにくいことも、しっかりと口に出すように。という意味なのだそう。
深い、、深いですよ、おかめさん! おかめさんの存在がどんどん、尊くなっていく気がします。 大報恩寺展では、おかめちゃんが広報担当をしています。Twitterでいろんなことを紹介してくれているので、ぜひ一度見に行ってくださいね。 あー、おかめちゃんグッズ、大報恩寺展で出ないかな~。 こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 前回のブログに引き続き、千本釈迦堂こと大報恩寺のヒミツについてレポートしていきます! おかめさんの発祥の地が、この大報恩寺であるということは、前回の記事でも触れましたが本当なのでしょうか。「発祥」や「元祖」というと諸説ありのお話が多いので、本当のところどうなのか大報恩寺のご住職に、直接お聞きしてみました。 おかめさん、悲劇の物語おかめさん発祥の由来は大報恩寺のお堂を建てる時代までさかのぼります。 時は貞応二年(1223)、義空上人が大報恩寺の本堂を建てることを決め、長井飛騨守高次(ながいひだのかみ たかつぐ)という棟梁にその工事を任せることにしました。高次管理の下、工事は順調に進んでいたそうですが、途中で、本堂を支える柱の一本を誤って短く切ってしまったのだそうです。大変なことになったと悩んでいたところ、高次の妻である阿亀(おかめ)が...... 「それなら、いっそ全ての柱を短く切りそろえて、柱の頂上に枡組(ますぐみ)をつけて調整をしたら?」 と助言をしたのだそうです。高次はその助言によって、無事に上棟式を迎えることができました。 ナイスアイデア!おかめさん、思った以上に主役級ストーリーです。大報恩寺誕生のキーマンでした。しかしこのお話は、めでたしめでたしでは終わらなかったようです。 当時、お寺建立の棟梁をするということは、かなり名誉なことで相当な倍率での争奪戦でした。晴れてその任についた棟梁は、羨望のまなざしを受けることもあれば、妬みの対象になることもあったそうです。 さらに、大工の世界は相当な男性社会。そのことを知っていたおかめさんは、女の助言でお寺を立てたということが知れてしまったら、夫の御世が傷ついてしまう。そう考えて、なんと上棟式を迎える前に自害してしまったのです!義空上人は大報恩寺の境内に塚を建てておかめさんを供養したといわれています。 えっ? なんで? おかめさーん!! そこまで夫を支え、想い、行動を起こすことができるおかめさん。今の世では考えれないほどの献身です。 このことがあり、大報恩寺から生まれた「おかめ招福信仰」が江戸中期頃から全国に広まったといわれています。今も大報恩寺は「良縁・子授け・夫婦円満」などのご縁があるといわれています。 すごい、すごいです、おかめさん! がぜんおかめさんファンになってしまいました。大報恩寺展のパンフレットに載っている、広報担当おかめちゃんにも手を合わせたくなります! よく見てみると、このアンニュイな表情も、またかわいいじゃないですか~。 ちなみに先ほどからちょくちょく出てきています、いろんなおかめさん人形は、全国から大宝おんじに祈願成就の御礼として奉納された、おかめさんの人形たちです。たくさん奉納されているので、ぜひ見に行ってみてくださいね。おもしろいデザインの人形もたくさんありますよ。
さて、次回のブログでは、おかめさんの顔のヒミツに迫ってみたいと思います。お楽しみに! こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今年の秋、10月2日より東京国立博物館で開催されます『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』のグッズの一部を、おてらぶがお手伝いさせていただけることになりました。 大報恩寺といえば、六観音、釈迦十大弟子、大根炊き!(100%趣味な紹介ですみません;) 今回もふだん使いできて、かつ! ふだん見たことの無いようなグッズをいくつか作らせていただきますので、ご期待くださいね。今回のブログでは大報恩寺にうかがわせていただいたときの様子を少しだけお届けいたします♪ 千本釈迦堂の名で親しまれる京都の名刹大報恩寺は、鎌倉時代の1220年に義空上人によって発願された真言宗智山派のお寺です。京都では千本釈迦堂という名前で古くから親しまれています。なんで千本?釈迦堂?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんので簡単に説明しますと、まずひとつは大報恩寺がある場所が京都の南北を横断する"千本通り"の近くであるということ。もうひとつは貴族から庶民まで多くの人々からの信仰を集めた"釈迦信仰"の中心地が大報恩寺のある地域であったことが由来だといわれています。 地元の人々の信仰心から、お寺の本当の名前を超えた"愛称"がつくというのは、なんだかあたたかいエピソードですよね。 戦火から逃れつづけた奇跡のお堂『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』プレスリリースパンフレットより あまり知られていないかもしれませんが(知っていたらごめんなさい!)大報恩寺の本堂は、京都市内最古の木造建築として国宝指定されています。 その歴史は古く、京都を戦乱の渦に巻き込んだ、あの「応仁の乱」をはじめ、さまざまな戦火を免れ続けてきました。大報恩寺の縁起についてご住職に面白いエピソードをお聞きすることができました。 大報恩寺は、幾度となる戦火を免れたとはいえ小さな被害はいくつかあり、その被害申告書を役所へ提出することになりました。その際に本堂をしらべていたところ、本堂下に無数の穴が開いていたのだそうです。実はそれらはすべてキツネの巣であったそうで、御稲荷さまの守護があったのでは、と感謝の意味をこめて「火防稲荷(ひぶせいなり)」としてお堂を建て、祀っているのだそう。なんともロマンのあるお話ですね~。 おかめさん発祥のお寺おかめさんをみなさんご存知だと思いますが、実はこの大報恩寺がおかめさん発祥の地なのです。境内を見渡してみると、おかめさんらしき銅像や「阿亀桜(おかめざくら)」と立て札の立っているひときわ立派な桜の木がありました。
おかめさんって「阿亀さん」だったんですね......。 次回は、おかめさんのエピソードとそのヒミツについて紹介したいと思います! 千本釈迦堂 大報恩寺 〒602-8319 京都府京都市上京区 七本松通今出川上ル 電話:075-461-5973 拝観時間 9:00〜17:00 1ヵ月ほど前から、ツイッター上でずっと気になるキーワードを見かけていました......それは「ミッドナイト念仏」という言葉。念仏とミッドナイトというキーワードの組み合わせだけでも面白いのですが、つぶやいている人たちの反応がとても気になります。 「今年は会社終わりに参加します」「去年いけなかったので絶対に行く!」「今回は朝まで!」「あのラーメン屋でご飯だね」など......。どうやらイベントのようです。しかも、つぶやきの内容から察するにリピーターが多そうな印象。 知恩院で行なわれるお念仏イベントミッドナイト念仏は一夜を通してお念仏を唱えるという、お寺が企画運営しているイベントです。行なわれる場所は知恩院。京都・東山にあり八坂神社も近く、エリア一帯が観光の名所にもなっていますので、ご存知の方も多いと思います。しかし、知恩院といえば「南無阿弥陀仏」のお念仏で有名な浄土宗総本山。そのような場所で行なわれるイベントにしては、いささかカジュアルな印象を受けるタイトルだなと思いましたが、夜通しでただひたすら念仏を唱えるというイベント内容と、お念仏の大事さを説いている浄土宗の教えを考えますと、筋の通ったものなのかもしれません。 「うーん行ってみたい...」そう思い、知り合いの浄土宗のお坊さんに連絡を取ったところ、取材に入ることを許可いただいたので、カメラを持って京都へ向かいました。 到着するとすでに待つ人が……知恩院に到着すると、大きな看板が目に入りました。すでに並んでいる人たちもいます。輪袈裟をかけた信徒さんのような方だけでなく、若い学生さんや外国人観光客のような方も多いようです。なんだかすごいことになりそうです。その後、取材の手配をしていただいたお坊さんと合流し、ミッドナイト念仏についていろいろ教えていただきました。 御忌大会での行事ミッドナイト念仏は、浄土宗開祖である法然上人の遺徳を偲んで、4月18日から25日まで執り行われる御忌大会(ぎょきだいえ)内でのひとつの行事。もとはひっそりと夜通しの念仏法要として始めたそうですが、メディアを通じて一般の方にも知れ渡り、昨今のSNSブームからより広く拡散し、毎年参加者の増え続けている大きな催しになったのだそう。しかも今年でなんと21年目!(平成8年から開催)これはただの仏教イベントとはいえない何かがありそうです。 日も暮れ、すでに開始を待つ人たちは長蛇の列に。日本全国からお坊さんや檀信徒の方々が来られるそう。よく見ると外国人僧侶の団体さんもいらっしゃいました。 国宝に入ることができる!取材なので先に会場へ入らせていただけるということになり、向かったのは、なんと国宝でもある知恩院の三門!(知恩院では山門でなく三門とよびます)ふだんは決して入ることができない三門楼上内でミッドナイト念仏は行なわれるそうです。 三門楼上に続く階段はかなり急です。縄を頼りに足元を注意しながら、一歩一歩登ります。 上りきると、美しい東山の夜景を一望できます。(写真がぼけていてすみません!) ずっと見ていたい気持ちを抑えつつ、楼上のお堂内に。 荘厳な空間に感動!お堂中に入るとお堂の中央に釈迦如来坐像。その周りには十六羅漢像の姿が。わずかな明りの中で確認できるお姿に感動しました。天井には麒麟(きりん)や迦陵頻伽(かりょうびんが)の姿も描かれています。 参加される方々がお堂内に入ってこられます。しかし一度に入ることができるのは約150名。お堂内から出て行くのは自由で、席が空けば次の方を案内していただくシステムのようです。 念仏を通じた不思議な一体感。はじまりの法要も終わると、お念仏が始まりました。お坊さんにあわせ、私たちも「南無阿弥陀仏」を唱えます。その際、一人ひとつずつ小さな木魚を渡されますので、木魚を使いリズムをとっていきます。このリズムをあわせるという感覚と「南無阿弥陀仏」という比較的短いことばを繰り返すというのが一体感を感じさせます。そこに、参加する方々のいろいろな想いが合わさって不思議な空間に変わります。 最後に今回はオールナイト......まではいけませんでしたが、毎年朝までずっとお念仏を唱える方もいらっしゃるそうです。観光客やイベント好きの方も多く参加しているように感じましたが、ライト層に対して、仏教の教えに触れるきっかけを作ることができている。その流れを20年以上続けられているということは凄いことだと感じました。 次回は、仏友を誘って朝までがんばってみたいと思います。みなさんも来年、ご一緒いかがですか? 浄土宗総本山 知恩院 〒605-8686 京都市東山区林下町400 電話:075-531-2111 拝観時間 9:00〜16:30 こんにちは、おてらぶのひさよしです。 おてらぶのメンバーで、また精進料理を食べに行ってきました。今回の精進料理は前回とは少し違った感じのお料理でした。 黄檗宗大本山 萬福寺今回伺ったのは、京都は宇治にある萬福寺というお寺。 こちらのお寺は、いんげん豆を日本に伝えた隠元禅師が広めた黄檗宗と呼ばれる宗派のお寺です。建築物をはじめ、仏像なども中国式で作られています。そしてお寺で使われている言葉やお作法も中国式のものを取り入れているそうです。 異国感のある境内 境内は不思議な世界観です。建物の雰囲気や、敷地内の歩道の作り方まですべてが中華式。本堂に続く廊下も、とても雰囲気のあるものでした。 お寺の時間を知らせる魚境内を歩いていると、不思議な木製の魚を見つけました。これは開梛(かいぱん)といって、お寺で行われる法事やお食事の時間を知らせるために打ち鳴らします。目を閉じることのない魚は、不眠不休を象徴していて、その口からは煩悩の珠を吐き出しています。一節では、木魚の原型になったものともいわれているそうです。 「煩悩よ~出ていけぇ~」 登場!普茶料理今回ぜひ体験してみたかったのが、「普茶料理」とよばれる精進料理。普茶料理とは、いんげん豆を日本に伝えた隠元禅師が広めた黄檗宗と呼ばれる宗派のお寺での精進料理です。その意味は「普(あまねくすべての人々)とともに茶を共にする」というもので、身分関係なく別け隔てなくいただくことを大事にしている禅門のお料理だそうです。中華式な見た目をしているという前情報もありとても楽しみにしていました。 メンバーと談笑をしていると、大皿に乗って普茶料理の登場です!精進料理って、お膳に乗ってひとりずつ出てくるのが印象深かったのですが、このスタイルはまさに中華料理的!?見た目もとても美しく、さっそくメンバーも写真を撮りまくっていました。 そして天ぷらまで!真ん中のものは、紅白饅頭の天ぷらと、里いもの天ぷら、その下の赤いものは赤こんにゃくの天ぷら、そこから時計回りにごぼうの天ぷら、りんごの天ぷら、高野豆腐のアーモンドまぶし天ぷら、紅しょうがの天ぷら、大根の天ぷらです。天ぷらは、一度煮物にしてから揚げているらしく、何も付けなくてもしっかりとしたお味がついていました。 食後の発見~生飯(さば)お腹もいっぱいになって外に出ると、ちょうど雨が降ってきました。広いお寺の境内が雨によって濡らされ、また違った雰囲気を出していました。そんな中でメンバーが面白いものを発見しました。ん?生飯?さばって書いてますね。詳しいメンバーに聞くと、これは、自分たちが食べるご飯をいくつか残し、絶えずお腹をすかせ苦しむものに対して施すものだそうです。 小鳥たちがいただいてそうですね。 新発見の連続だった萬福寺たっぷり半日以上滞在した萬福寺。メンバーも大満足の一日でした。お堂の中なので撮影はできなかったのですが、仏像もすばらしく、中華式の四天王像や、布袋さま。なにより十六羅漢像が圧巻です。お寺の雰囲気が好きな方も、おいしい精進料理に興味がある方も、仏像好きも満足できるお寺ではないでしょうか。
黄檗宗大本山 萬福寺 〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄三番割34 電話:0774-32-3900 拝観時間 9:00〜17:00 こんにちは、おてらぶのひさよしです。 お寺巡りをしていると美しい花や、歴史感じる建物、仏像などいろいろな魅力的な風景を目にします。 先日も京都のお寺めぐりをしていたのですがその際、西本願寺(にしほんがんじ)でちょっと素敵なものを発見してしまいました! それがこれ。 なんだか分かりますか?これは「埋め木」というものだそうです。 境内に説明をしている立て看板がありましたので読んでみました。 木材の補強・修復や再利用するために、亀裂や穴を木片で繕うことを「埋め木」といいます。(中略) 何気なく歩いていると気づきませんが、じっくり探すと、色々なところに、リスなどの動物、もみじなどの植物、とっくりや軍配など、様々なモノをかたどった「埋め木」を見つけることができ、単なる補強ではなく、できるだけ工夫を凝らした当時の大工さんの遊び心が伺えます。 羽子板? ひょうたん? 鹿だ! まだまだたくさんあるようです。 当時の大工さんの粋なはからいが、現代の私たちをこんなに楽しませてくれるなんて素敵すぎます。 ぜひ、みなさまも探しに行ってみてくださいね! 浄土真宗 本願寺派 西本願寺
〒600-8501京都市下京区堀川通花屋町下ル 電話:075‐371‐5181 拝観時間 5:30〜17:00 http://www.hongwanji.or.jp/ ポク ポク ポク チ~ン♪ こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 少し前なのですが、おてらぶのメンバーで京田辺市にある「一休寺」に行ってきました。一休寺は、その名の通りあの一休さんのお寺なんです! この日の目的は、美しいと噂の枯山水のお庭と美味しい精進料理でした。 京田辺駅まで電車で移動し、そこからはタクシーで5分程度でしょうか。お寺につくとそこには立派な山門があり、緑の道が続きます。 お寺全体の見取りマップがあったのですが、かなり大きいお寺のようです。 自然を感じる美しい境内美しい緑に目を奪われながらゆっくりと進んでいきます。秋にはまた別の雰囲気で楽しめるんだろうな~などと話すメンバーたち。 ふと目を足元に移すと苔も美しいっ! 進んでいくとひときわ大きな建物が。 これは「方丈(ほうじょう)」というそうで、禅宗寺院における住職の接客や仏事に使う建物で、いわゆる居間となる所で(一休寺のHPより抜粋)ここから精進料理をいただける座敷へ行けるようです。 ひょっとしてこれは!?中に入ると衝撃の出会いが! こ、これは一休さんのエピソードで有名な虎の絵ではないですか!本当に、あったんですね…… この屏風の先に枯山水の美しいお庭があったのですが、まずは精進料理をいただくことになりました。この日は、6人で行ったのですが、とても素敵な個室へ通していただきました 一休寺弁当の登場そして、やってきました精進料理です。一休寺の精進料理は、いろいろコースがあります。この日は「一休寺弁当」を頂きました。まず写真を撮りまくるのはお約束ですね。この一休寺弁当とても美味しかったです。精進料理というと質素で薄味というイメージが強かったのですが、見た目も工夫されていたり、お味も食材に合わせていろいろな風味があって普段の料理より味のバラエティがあったような。「食べて楽しいお料理」という印象でした。 お庭の空間を楽しむさてお腹もいっぱいになったところで、お庭へと向かいましょう。 お庭ではすでに多くの方が癒やされ中でした。 お庭には美しい枯山水が広がっていて、その風景と流れてくる風を肌で感じていると何時間でもそこに座っていたくなってきます。 写真を撮ることはできませんでしたが、方丈の中央にある仏間には「一休禅師木像」が安置されています。実はこの仏像には、一休さんが自分の髪とおヒゲを抜いて植え付けているのです。 当時の禅僧は貴族のような扱いを受けていましたが、一休さんは形式ばった禅林の規則を避け、常に親しみ易い姿で人々に接していたそうです。形にとらわれるのではなく、精神が大切であるという事を弟子をはじめ、多くの方々に知らすためにされたのです。と一休寺のHPにありました。この仏像を見て、私達がなぜ?と感じるのを見て、一休さんはどのように思っているのでしょうね。 一休さんエピソードを感じる場所がたくさん方丈を出ても一休寺はまだまだ見所たくさんです。奥へ進むとまたもや気になる看板が...... これも有名なあのエピソードですね! 他にもたくさん見どころはありますが、皆さんもぜひ行ってみてください。春夏、秋冬と表情を変えるお寺だと思います。季節の移り変わりをお寺で感じるのはオツなものです。 おてらぶメンバーもまた来たいと思います! 一休寺では「一休寺納豆」という食材をおみやげで買うことができます。
なんでも一休さんから代々の住職に受け継がれた製法で作られているそうです。お味は個人的な感想でいいますと昆布の佃煮のような、甜麺醤のような、、お料理のアクセントに入れるのもよしそのままお酒のアテにもできそうな感じです。私はその一休寺納豆をくだいた「一休寺ふりかけ」を買って帰りました。玉子かけご飯にふりかけるとコクが出て美味しいですよ~。 酬恩庵 一休寺 〒610-0341 京都府京田辺市薪里ノ内102 電話:0774-62-0193 拝観時間 9:00〜17:00(宝物殿 9:30〜16:30) https://www.ikkyuji.org/ |
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