今回ご紹介するのはお部屋の中でゆらゆらと舞い、見ているだけで心が癒やされる「モビール」。もとはデンマークで親しまれていた室内装飾のひとつです。 仏教美術モチーフで作られることは珍しいこのアイテムを、おてらぶが作るとどうなるのか、早速見てみましょう! モチーフは迦陵頻伽モビールのゆらゆらと舞う姿と、天井にかけて使うアイテムの特徴から、天上界より舞い降りてくると伝わる「迦陵頻伽(かりょうびんが)」※ がイメージに合いそうだと思いメインモチーフに選びました。 迦陵頻伽(かりょうびんが) 仏教美術ならではのデザインにモビールのデザインに落とし込む際にそのままの姿ではなく、堂内で飾られている「瓔珞(ようらく)」のようなデザインにしてみました。 瓔珞(ようらく) モビールパーツはニュアンスのある紙製。細目のテグスを使ってスチール製のブリッジとつないでいきます。 セットしているモビールパーツには迦陵頻伽のほかに、吉祥の象徴としても伝わる「瑞雲(ずいうん)」が。 大、小サイズ違いがあるので、お好みにレイアウトして楽しんでみてください。 室内で舞う様子をご覧ください紙製のモビールパーツは、室内の繊細な空気の流れでゆらゆらと揺れます。短い時間ですが動画でその様子を撮影しましたのでご覧ください。 いかがでしたでしょうか。
商品は以下のフェリシモウェブサイトで交換・お買い求めください。 舞い降りる天上のハーモニー 迦陵頻伽の瓔珞風モビールキット【組み立て商品】 ▷ポイント交換ページ 1セット19,000merry ▷購入ページ 1セット ¥2,000(+10% ¥4,290) こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 2023年3月度も、みなさまのお力添えでたくさんの「みんなでおそなえギフト」をご用意することができました。 今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送のご報告になります。 2023年2月度の発送報告はこちらからどうぞ。 鎌倉大仏殿高徳院今回「おそなえ・読経」を執り行っていただいたお寺は、神奈川県鎌倉市長谷にあるお寺「鎌倉大仏殿高徳院」。あの「鎌倉大仏」で有名なお寺です。高徳院は鎌倉を代表する観光地としても人気で、取材に伺った日も多くの観光客、参拝者でにぎわっていました。 鎌倉大仏の正式なお名前は「国宝銅造阿弥陀如来坐像」といいます。大仏が造立が開始されたのは1252(建長四)年。かつては境内に大仏殿が存在し、その中に安置されていましたが、台風などのため倒壊して室町時代の末には、今の「露坐の大仏」となったのだそうです。 大仏の胎内には入ることもできます。(拝観料:50円) 鎌倉大仏はかつて黄金に輝くお姿だったそうで、その名残が今もお顔に残っているとお寺の奥さまに教えていただきました。向かって左側に移動して見てみると、確かに目じりの横から頬のあたりに金色の跡が! おそなえ・読経スタート観光客・参拝者のみなさまのご迷惑にならないように正面はさけておそなえギフトを「おそなえ」。 参加させていただいたメンバーは順番にお焼香をあげさせていただきました。 鎌倉大仏(阿弥陀さま)が見守ってくださる中、認定NPO法人おてらおやつクラブの松島さんと桂さんの読経が境内に響き渡ります。 高徳院で続けている社会活動について高徳院さまご協力のもと、無事におそなえ・読経が終了しました。 その後、お寺の社会活動と「みんなでおそなえギフト」についてご住職の佐藤さんにお話を伺ってきました。 高徳院ではさまざまな社会活動を行っていますが、今年で設立20年目を迎える「認定NPO法人鎌倉てらこや」は、立ち上げから現在に至るまで支援している活動です。 この団体は鎌倉の地域が一丸となり、学童保育や食育、お寺での合宿などさまざまな「体験」を通じて子どもたちがいきいきとした心を育むことを目的として、大学生を主体に幅広い企画が運営されています。(佐藤住職) ここ数年で感じていることこのコロナ禍の約3年間は企画を立てて参加者を集めても緊急事態宣言や蔓延等防止措置の発令のため直前で中止にせざるを得ないといった事態が何度も起こりました。 関わってくださる大学生のみなさんも限られた学生生活の中でこれまでのような満足な活動が出来ず、悔しくもどかしい思いをしているのが痛いほど伝わってきましたが、感染症対策を万全に、工夫をしながら、楽しみにしている子どもたちを想像して諦めずに知恵を絞っている姿がとても印象に残っています。 支援する側とされる側の垣根はもはや存在せず、互いがその存在に助けられていることにコロナ禍このような形で改めて気付かされ、一層活動へのモチベーションと団結力が強まったように感じております。(佐藤住職) 「たよる」むずかしさと大切さ「たよる」という行為に恥ずかしさや罪悪感を感じて、他者に助けを求めたりたよれない状況にあるときは、いずれ「たよられる」側になった際にその時のお返しをすると考えてみるのはどうでしょうか。 支援をする側もされる側も「困ったときはお互いさま」の気持ちを持つことで、支援の輪が広がっていくのだと考えます。そしてそのためには、今回の「みんなでおそなえギフト」のように、各人が無理のない範囲で出来ることを息長く支援を続けていくことが肝要かと考えます。(佐藤住職) 2023年3月度の発送数は63箱でした。
おかげさまでプロジェクトには毎月たくさんの方が参加いただいています。これからも困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多く「おそなえギフト」をお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています! あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会 月1口 ¥100(+8% ¥108) 「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき「おそなえ・読経」にご協力いただく寺院さまも募集しています。 お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。 こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 2023年2月度は、みなさまのお力添えで合計63箱の「みんなでおそなえギフト」をご用意することができました。 今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送のご報告になります。 2023年1月度の発送報告はこちらからどうぞ。 みんなが幸せになるお寺今回「おそなえ・読経」を執り行っていただいたお寺は、兵庫県尼崎市にある天台宗のお寺「道心寺」。 「みんなが幸せになるお寺」を目指して、令和3年7月7日に開山した新しいお寺です。お寺の名前にある「道心(どうしん)」とは、仏教において「悟りを求める志」を意味しています。 現代風な外見が特徴的なお寺ですが、堂内もユニークなつくりになっています。 お寺に入ると左側にロビー、正面には2階へと上がる階段があります。階段を登るとその先に本堂があるのですが、そこですぐ目に入るのがこの落語・寄席の舞台です。お寺にいったいなぜ舞台が?と思った方も多いと思いますが、その理由はご住職の活動にありました。 僧侶であり落語家道心寺のご住職、露の団姫(つゆのまるこ)さん(法名・鳴海春香⦅なるみしゅんこう⦆)さんは落語家としてもご活躍されています。 ここ道心寺でも「縁日寄席」(毎月3日、13日、23日、1 1時開演)を開催し、「抜苦与楽(ばっくよらく)※」をコンセプトに、お参りにいらした方々に笑顔をお届けしています 。 抜苦与楽(ばっくよらく) おそなえ・読経スタートおそなえ当日はおてらぶから3名、おてらおやつクラブからは理事の桂 浄薫(かつら じょうくん)さんが参加。 みなさまのお力でご用意できた「おそなえギフト」を道心寺のご本尊、明星観世音菩薩※さまにおそなえさせていただき、団姫さんに般若心経を唱えていただきました。 明星観世音菩薩さまは虚空蔵菩薩※の化身といわれています。左手に持った金星の光で人々を 暗闇から 明るい世界へと導いてくださるのだそうです。 須弥壇の壁は明けの明星が輝くシーンをイメージしたようなグラデーション状になっていて、美しいお姿の仏さまが描かれています。 明星観世音菩薩(みょうじょうかんぜおんぼさつ)・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ) 日本の「貧困」問題についておそなえと読経も無事終わり、おてらぶメンバーより活動について伺ってきました。 道心寺でもひとり親家庭で頑張っている人たちの相談を受けていらっしゃるそうですが、中にはお寺に相談しに行くための電車費も出せない人もいるということで、地方へ講演会に行ったときに相談を受けることも多いのだとか。 団姫さんがそういった人たちと直接お話をして感じたのは「頼る」ことに遠慮している人が多いのではということ。 そしてそこには「自己責任」という言葉が強く影響しているのでは、とお話しくださいました。 「今の状況は自分の決断が招いたこと」「子どものために自分が頑張らねば」そういった責任感から、周りに「助けて」と言えない人が多いのではないでしょうか。(団姫さん) みなさんにお伝えしたいのは、私たちはみんな「生かされている」ということ。仏教には「貧者の一灯」という言葉があります。大金持ちでたくさん寄付ができるという事だけが尊いのではなく、どんな些細なかかわり方でも「助けたい」と思ってできる行動はすばらしいのです。自分ひとりで生きているのではなく「社会に生かしてもらっている」と考えて、少しだけ誰かのために手を差し伸べることを考えてほしいと思います。(団姫さん) 2023年2月度の発送数は63箱でした。
引き続きプロジェクトにたくさんの方が参加いただいています。困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多くお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています! あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会 月1口 ¥100(+8% ¥108) 「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき、読経をあげていただく寺院さまも募集しています。 お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。 |
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