おてらぶのひさよしです。2月4日に奈良国立博物館で開催された、特別展「国宝聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ」のプレスプレビューに参加してきましたので、私がグっと感じたポイントを(写真多めで)ご紹介させていただきます。 いざ聖林寺展!いざ奈良へ!当日は展示される仏さまたちの開眼法要があるとのことでしたので、かなり早めのお出かけになりました。 近鉄奈良駅を降り、早朝の澄んだ空気を楽しみながら奈良国立博物館を目指します。 鹿も寒いのか、心なしかゆ~っくりとした動きでこちらを見てきます🦌 ゆっくりと歩いて10分ほどで奈良国立博物館に到着です。入り口に設置された大きなパネルも素晴らしいです。 余談ですが、ふだんお寺で拝む仏さまを改めてポスターや図録で見ることで新しい魅力に気づくことがあります。 これは仏さまを撮影したカメラマンさんの想いが宿っているからかもしれません。 仏さまに関わった方の想いを、いろいろな場所や瞬間に感じることができるのも仏像企画展ならではないでしょうか。 奈良博は西新館と東新館があるのですが、聖林寺展は東新館で開催しています。正面入口から中に入ると、大きなタペストリーに描かれた十一面観音さまと法隆寺の地蔵菩薩さまが出迎えてくださいます。 階段を上り…… 東新館に入ると聖林寺展会場になります。シックな企画展タイトルの出迎えに心がおどりますね。 会場に入ると新聞社をはじめ、すでに多くの報道関係の方々が…… 聖林寺の倉本ご住職が開眼法要の準備を進めていらっしゃいました。 恐れ多くも、法隆寺の地蔵菩薩さまの横から開眼法要に参列させていただきました。 十一面観音さまは大御輪寺から聖林寺へ聖林寺の十一面観音さまは、もとは奈良県桜井市にある大神神社(明治以前は大御輪寺)にいらっしゃいましたが、明治政府の神仏分離令による廃仏毀釈を逃れるために、慶応4年(1868年)に聖林寺へと移されました。その際は、一時的な避難の予定でしたが、大御輪寺が廃寺になったことで、そのまま聖林寺に残ることになったそうです。 会場ではそのときに大御輪寺から渡された「覚(墨書)」も見ることができるので、ぜひご覧になってください。 お見せしたい写真はたくさんありますがこれ以上は企画展会場に足を運んでいただき、仏充空間をお楽しみください。 会場は仏さまや宝物の展示スペースがとても広く、ゆったりと密にならないように配慮していただいているようです。 オリジナルグッズも充実今回も企画展会場ではたくさんのグッズが用意されています。個人的に今回の注目してるのはこちらの日本酒。 十一面観音さまをイメージした日本酒を、聖林寺近くの西内酒造さまが完成させたのだそう。サイズも大きすぎず、おみやげとしてもぴったりです。 そしてもうひとつおすすめなのが、おてらぶが作らせていただいた「聖林寺十一面観音 光のかけらブレスレット」! 聖林寺の倉本ご住職はじめ、聖林寺を愛するデザイナーさん、メーカーさんとともに作り上げました。 今回の聖林寺展でも展示されている「光背残欠」をモチーフにデザインされています。会場でもぜひ手に取っていただきたいアイテムです。
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