こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今回は新しく始まったプロジェクト「みんなでおそなえギフト」について準備と発送までの解説と、2023年1月度発送のご報告になります。 みんなでおそなえギフトとは?「みんなでおそなえギフト」は「おてらおやつクラブ」とフェリシモ「おてらぶ」がともに行うプロジェクトです。 ひと口100円(+8% 108円)から購入・参加することができ、同じ想いを持って集まった参加者みんなでお菓子やお米などを「共同購入」します。8,000円分に達するごとに「おそなえギフト」1箱が完成。全国のお寺におそなえされます。 その後おてらおやつクラブを通じて全国の困りごとを抱えるひとり親家庭に「おすそわけ」として、匿名でギフト配送されるプロジェクトです。 お米やお菓子、ドリンクなどをたっぷりと。「みんなでおそなえギフト」には、お米をはじめ、レトルト食品や麺類、お菓子やジュースなど8,000円分相当が入っています。入っている内容は変わることがありますが、どれもおいしくて手間なく食べることができるものを選ばせていただいています。 一つずつボックスに商品を詰めていると「おいしく食べてもらえるかな?」「喜んでもらえるかな?」とあたたかな気持ちになれます。 手書きメッセージを書いたお手紙を添えて。お客さまの想いが集まって完成した「おそなえギフト」には、おてらぶのメンバーが集まって手書きのメッセージを添えさせていただいています。 仏さまに「おそなえ」して読経をあげていただきます。完成した「おそなえギフト」は、おてらおやつクラブと連携している全国のお寺さまに「おそなえ」して、読経をあげていただきます。 おそなえはギフトボックスを持ち込む場合と、目録をおそなえさせていただく場合があります。少しでも早くお届けしたい食品になりますので、お寺さまと相談の上で臨機応変に対応しています。 2023年1月度の発送が完了しました。2023年1月度の発送数は33箱でした。 引き続きプロジェクトにたくさんの方が参加いただいています。困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多くお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています! あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会 月1口 ¥100(+8% ¥108) 「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき、読経をあげていただく寺院さまも募集しています。
お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。 耳もとにさりげなく輝くのは至宝の文様。 こんにちは、おてらぶの部長、ひさよしです。今回はおてらぶの新作アクセサリー「七宝文様イヤーカフ」をご紹介いたします。 デザインモチーフになっているのは「仏教文様」。仏教文様といってもいったいどんな物なのか分かりにくいですよね。 今に伝わる「仏教文様」の歴史お寺文化にはさまざまな文様がありますが、その多くは天平時代(592~784年)に聖徳太子が行った大化の改新(645年)によって中国から仏教が伝来したことからはじまりました。 仏教は聖徳太子により当時の国家基盤として定められ、権力を持つ貴族たちをまとめるために用いられました。その際、国家安寧を祈願するため「法隆寺」「四天王寺」「唐招提寺」をはじめとする寺社を建立することになりました。 仏殿に置かれる仏像や装飾品、仏具などにはさまざまな「文様」が施され、仏教の世界観やメッセージを当時の人びとに伝えてきました。 代表的な仏教文様一言で「仏教文様」といっても実はさまざまなデザインがあります。ここではその一部をご紹介します。 蓮華文(れんげもん)はその字の通り蓮の花をかたどった文様です。蓮の花は仏教では重要なモチーフであり、仏教伝来とともに日本では飛鳥時代以来盛んに用いられました。 飛天文(ひてんもん)とは、仏教世界の天上に住むといわれる天上人をモチーフにして描かれている文様です。優雅に舞い、楽器を演奏したり散華している姿で描かれます。絵画や彫刻、建築の装飾文様などに多く用いられました。 雲気文(うんきもん)は雲をモチーフにした文様です。あまり聞き馴染みがない言葉ですが「雲気」とは雲の気配や雲が移動する様子のこと。珍しいことが起こる前に現れるという瑞雲(ずいうん)もこのひとつだそうです。 七宝文(しっぽうもん)とは仏教世界での七つの宝として伝わる金・銀・瑠璃・波璃・珊瑚・瑪瑙・真珠を模様化したものです。日本では正倉院宝物の錦(にしき)や纐纈(こうけち)に多くみられ、その後平安時代以後の有織(ゆうそく)文様に受け継がれました。 ご紹介した仏教文様はごく一部ですが、今回はこの中から「七宝文」をモチーフにイヤーカフを作ってみました。 耳もとに極小の七宝今回作ったイヤーカフは小ぶりなデザインが特徴。 今までイヤーカフを使ったことがない人にも手軽に手に取っていただけるように、華美すぎず、でも他にはない存在感あるテイストに仕上げてみました。 七宝文様は着物の柄にも使われることがあるので、和装にも相性が良いと思います。 イヤーカフは雰囲気のある台紙にセットしたパッケージで、和のテイストが好きな人やお寺巡りが好きな人へのプレゼントとしてもご検討ください。
毎年好評いただいています、おてらぶのスノードーム最新作のテーマは「涅槃」! 「しゃかしゃか星が舞い散る涅槃スノードーム」でどのようにデザインしたかをお話したいと思います。 「涅槃」とはどういう意味?そもそも「涅槃」についてみなさまどれくらいご存じでしょう。言葉としては知っているけれど、正直どういう意味なのかは知らないという人も多いかもしれませんので、少しだけ説明いたします。 「涅槃」とは仏教において最終的な到達地点ともいえる「悟り」の境地に達している状態をいいます。精神を磨き、迷いや欲望を捨て去りすべての煩悩の火が消滅し、あらゆる苦しみから解放された状態です。 仏画や仏像で表現されるときは上のイラストように、寝そべったお釈迦さまの様子で表されますが、これはお釈迦さまがお亡くなりになる瞬間を表現しているからです。そう、涅槃とは入滅(にゅうめつ)=肉体の完全な消滅「死」によって成り立つのです。 仏画で表現される『涅槃図』では、宝台の上に寝そべるお釈迦さまの周りにたくさんのお弟子さんや動物たち、仏さまだけでなく鬼神たちも描かれていて、みんな悲しんでいる様子です。 亡くなる瞬間と聞くと悲しいシーンのように思えます。しかし、仏教では苦から解放されることが目的¥なので、亡くなるシーンであっても尊い瞬間であるのでしょう。 ちなみに「涅槃」はサンスクリット語でニルヴァーナといいます。アメリカのロックバンド名として知っている人も多いかもしれませんが、意味としては「吹き消す・吹き消された」という意味があり、すべての煩悩を吹き消し去った状態を指すのだそうです。 デザインポイント❶「お釈迦さま」と「法輪」次はスノードームのデザインでこだわったポイントを解説します。まずはドーム内にレイアウトした「お釈迦さま」と「法輪」です。 お釈迦さまは衣のドレープにこだわっています。実際のフィギュアは約3cmほどの極小サイズですが、ドームに入れることで大きく見えてくるので、小さいながらも寝そべる際にできる衣紋(衣のドレープ)の流れを可能な限り表現しています。 本来、涅槃を表現する仏画や仏像ではこの位置に法輪を表すものはないと思います。しかし今回はスノードームという小さな世界感の中で「悟りの境地」を表現するために、お釈迦さまの教えの象徴でもある法輪をどうしてもレイアウトしたくて今回あえてデザインに取り入れてみました。小さいながらに細かな細工で仕上げています。 デザインポイント❷「台座」涅槃のスノードームということで、お釈迦さまが横になる台座のデザインにもこだわりました。 7×7cmという手のひらサイズですが、本物の涅槃像に使われているような連弁の表現と木材を組み上げた須弥壇のように階段状になっているデザイン。そしてリアルな塗装を施してみました。天面に入っているゴールドのラインもポイントです。 デザインポイント❸「大きさ」仏教においてとても大切なシーンである「涅槃」がモチーフなので、少し大きめのサイズで作ってみました。 ガラスドームのサイズも、今までの4cmから6.5cmにちょっぴり大きくなりました。 デザインポイント❹「ラメパーツ」毎回デザインに合わせて選んでいるラメパーツ。今回は土台の荘厳さとドームの中のかわいいお釈迦さまに合うラメを探していたところ小さな星型ラメに出会いました。 大ぶりの星型だとかわいくなりすぎてしまいますが、小ぶりの星型はとてもきれいで全体の雰囲気にマッチしました。 インテリアアイテムとして、コレクションアイテムとしてリビングや仕事やお勉強につかうデスク回りなどに置いてみて、気になるときにシャカシャカっと振ると星が舞い散る癒やしの時間を楽しむことができます。
2022年から始まった守り本尊をテーマにしたスノードームシリーズ。2023年は卯年!ウサギの台座がかわいい「守り本尊スノードーム卯」をご紹介いたします。 卯年の守り本尊「文殊菩薩」とは?卯年の守り本尊にあたる文殊菩薩(もんじゅぼさつ)は菩薩の一尊。お釈迦さまの脇侍(わきじ)として付き従っている菩薩で、「3人集まれば文殊の知恵」といわれるように智慧の仏として有名。かつてインドにモデルとなった実在の人物がいたとも伝わります。 デザインは大仏写真家の半田カメラさん デザインは今回も半田カメラさんにお願いしました。大仏を撮影するために全国を巡るカメラマンさんです。 こだわりポイント❶文殊菩薩さまの表現手のひらサイズの文殊菩薩さま。小さいながらに髪と髻の表現、宝冠などしっかりと作り込んでいます。宝剣と巻物を持っているのも文殊菩薩の特徴のひとつです。 こちらは後ろから見たところ。宝珠光背を背負った状態でうさぎに座していることが良く分かります。 横から見るとうさぎの顔を正面にとらえることができます。
この微妙な首の傾きがかわいさのポイントなんです! |
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