こんにちは、おてらぶのひさよしです。 2/4(土).5(日)は京都で開催され、3/4(土).5(日)は富山で開催される「スクール・ナーランダ」取材のため、京都は西本願寺におじゃまさせていただきました。お話を聞かせてくださったのは浄土真宗本願寺派 子ども・若者ご縁づくり推進室 部長 榮 俊英(さかえとしひで)さん。「スクール・ナーランダ」とはいったいどのような取り組みなのでしょうか? スクール・ナーランダとはひさよし(以下 ひさ):こんにちは、どうぞよろしくお願いします。さっそくですが「スクール・ナーランダ」とはどういう意味ですか?またどのような取り組みなのでしょうか。 榮さん(以下 榮):「スクール・ナーランダ」の名前は5世紀ごろ北インドにあった「ナーランダー僧院」からいただいています。そこは今でいうところの総合大学のような場所でした。今回はその名前を借り、仏教をはじめ、多様な分野の知恵を学び、参加者・講師が対話を重ね、文化体験ができる場として開催することになります。 ひさ:お寺が大学だったのですか? 榮:ええ。ナーランダー僧院は、仏教はもちろん医学、天文学、数学などを研究し、多様な智慧や技術の集まる場所でした。そういう意味で今回行う取り組みにこの名前をつけさせていただき、今を生きる人たち、特に若者たちが多くの生き方に触れて自分の生き方を探す場所になればと思ったのです。 いろいろな生き方榮:「スクール・ナーランダ」ではお坊さんだけでなく、各界のトップランナーが講師をつとめます。 ひさ:どのような方が講師にいらっしゃるのでしょう。 榮:2月開催の京都ではロボット工学の認知科学者やラッパー(ミュージシャン)、企業広告や書籍の装丁デザインなどを手がけるアートディレクターさんが、3月開催の富山では鍛金職人や天文学者、美術家の方など、いろいろな業界からお呼びしています。 ひさ:本当に幅広い!ラッパーの方がお寺でどのようなお話をするのか、楽しみです。 榮:講師の方々には今回の件で、無理にお寺とか仏教とかを意識してお話してもらわないようにとお伝えしています。講師の方の生き方や働き方を語っていただき、それを聞いた若者たちが、そういう生き方があるのか、そういう風に考える人もいるのかと感じ、そこから生き方の軸になるものが見つけられたらよいと思っております。 軸を探す場ひさ:さまざまな生き方に触れる場所なのですね。 榮:今の世の中、多数派に属する生き方を勧める大人が多いようです。若い方の人生の大きな転換期、例えば思春期から恋愛、受験や就職のようなシーンで、自分が周りと少し違うと感じる瞬間があったとします。そのときに選択肢として、いろいろな生き方があることを知らなければ、自分はマイノリティだと感じ、場合によっては引きこもってしまったり、人とのコミュニケーションを避けるようになったりしてしまうかもしれない。それは悲しいですよね。選択肢はたくさんあるということを知って、自身を持ってその生き方を選ぶために、必要な軸を見つけてもらえたらうれしいです。 ひさ:となると、より講師の選定は重要だったと思いますが、どうやって選ばれたのでしょう? 榮:そこがとても難しかったのです。私たち大人が自信を持って若い方達におすすめできる講師の方を入れる一方で、今の若い方の憧れる生き方が本当に自分の感覚で選べるのか。これはわからないです。ですので、若い方たちにも相談しました。 ひさ:若い方というのはどういう方たちだったのですか? 榮:まず若者の関心事を調査・発信活動をされている方に、若者の興味がありそうな業界の方をあげていただきました。いろいろな業界から候補が挙がりましたが、我々としてはさらにリアルな若者の意見が聞きたかったので、もう一段階、調査をするためにフリーペーパーを製作している方たちにお声をかけさせて頂きました。 ひさ:なぜフリーペーパーを作る方たちだったのですか。 フリーペーパーというのはメッセージがとても大事です。コンセプトがしっかりとして、届けたい人たちのことを本当に分かっていないと伝わらない。そういう情報発信をしている方々にこそ聞きいてみたいと思いました。彼らから候補に挙がった方も今回の講師陣に含まれています。 ひさ:なるほど、フリーペーパーという特性と、生き方に触れるというコンセプト、親和性ありそうです。 事前にお坊さんとともに学びを深める学生スタッフのみなさん 榮:「スクール・ナーランダ」は、学生スタッフも一緒に企画運営しています。そうすることで、よりリアルな若い世代のニーズを知ることができますし、関わるメンバーも実践を通した学びの機会になります。 榮:はじまりがあれば次があります。「スクール・ナーランダ」はきっかけとして、自分のいる世界には、もっといろいろな生き方があることを知ってもらいたい。仏教も同じなのです。自分を振り返るためにあって、自分を見つめ、本当の自分と出逢う。そういうことを知ってもらいたいと思います。 取材に応じていただいた 榮 俊英 部長
お寺の新しい学びの形は、難しい話や歴史とは違う、「生き方」の共有の場でした。 こんにちは!おてらぶのあまりです。 このたび、「おてらぶ」とゼブラさんのコラボ商品の発売が決定しました! その名も、「サラサクリップ×仏像なぞり塗り絵」。人気の「プチ写仏プログラム」を、よりカジュアルにカラフルボールペンで手軽に楽しめるセットです。このたび発売前のサンプルをいただき、特別にお試しさせていただきました! サラサクリップ×プチ写仏の出会い今回のコラボ商品は、ゼブラ株式会社の人気ジェルインクボールペン「サラサクリップ」の担当者の方が、プチ写仏をネットでたまたま見かけられて、コラボしませんか? とお声かけくださったことがきっかけで生まれました! プチ写仏は、半紙に筆ペンで仏像の下絵を書き写すものですが、ジェルインクボールペンのサラサクリップはたくさんの色があるので、「なぞり書き」と「塗り絵」を一緒に楽しめるよう、ポストカードサイズの「なぞり塗り絵カード」をセットすることにしました。 そして生まれたのが、「サラサクリップ×仏像なぞり塗り絵」です♪ セット内容はこちら今回、発売される「サラサクリップ×仏像なぞり塗り絵」には、サラサクリップ10色と、仏像なぞり塗り絵カード3枚がセットされています。 サラサクリップの芯は0.5mmタイプと1.0mmタイプの2種類あり、それぞれインクの組み合わせも違います。今回は1.0mmのセットでお試ししてみました。 今回は1.0mmのセットでお試しサラサクリップ1.0mmの10色は、黒やブルーブラックのほかに、金、銀、銅、シャイニー系のピンクやブルーなど。ベーシック色から明るい色まで、バリエーション豊かにセットされていて、どれを使おうか、わくわくします! 仏像なぞり塗り絵カードの3枚は、兵庫県・安養寺の「阿弥陀如来」、福井県・大寶寺の「水吹地蔵菩薩」、京都府・楊谷寺の「十一面千手千眼観世音菩薩立像」の3つの仏像が描かれています。 この「仏像なぞり塗り絵カード」、裏面には各仏像が安置されているお寺のお坊さんのお説法が書かれています。じんわりいいお話しで、なぞり塗り絵を楽しむ前から心が落ち着きます。 ちなみに、0.5mmタイプはビンテージ&ミルクカラーのサラサクリップに、福井県・福通寺の「正観世音菩薩」、奈良県・正暦寺の「孔雀明王」、インド・仏心寺の「釈迦如来像」の3種類の仏像なぞり塗り絵カードがセットされています。 なぞり塗り絵、いよいよスタート今回私がお試しするカードは、楊谷寺の「十一面千手千眼観世音菩薩立像」です。 3種類の中で一番女性的で、おだやかな表情をされていて、頭の飾り部分を塗り絵するのが楽しそうだったので、こちらに決めました。 実はサラサクリップはふだんも使っているボールペン。なので、気負いなく、なぞることからスタート! 楽しい色選び色はやっぱり仏像ということで、まずは渋めの銅色をセレクト。観世音菩薩さまのお顔の輪郭から書きはじめてみました。サラサラとあっという間に書けました。 次に頭にかぶっている宝冠に移ります。カード裏面の写真を見ると実物はもちろん渋い色目。今回は、せっかくなのであえてシャイニーブルーをセレクトしてみました! 淡い色ですが、下絵のグレーの線の上にしっかり乗るインクでほんのり光っていて、書いていて軽快な感じです♪ 頭上にあるお顔は、シャイニーピンクで! なんだかポップな色合わせになってきて楽しいです。そして仏像なので、ひとつひとつの表情をしっかり受けとめながら集中して書き進めたくなります。 なぞった後は塗り絵で仕上げる輪郭をなぞったあとは、「塗り絵」をします。私は全体を塗るのではなく、衣部分だけを塗ることにしました。そして最後に瞳にゴールドを入れて完成です! いかがでしょう? 全体的に砂糖菓子のようなやさしい色あいに仕上がって、とても気に入りました。 仕上げた後は、なんとも言えない達成感です。自分で書いた菩薩さまに愛着も生まれてきます。 オフィスでもオススメ今回は、仕事の合間にオフィスで書いてみました。ボールペンなのですらすらと気持ちよく書けて、ほっこり気分転換できました♪プチ写仏の筆ペンで書くのとはまた違った書き味で、より手軽に始めたい方におすすめです。 全国の文具取扱店やフェリシモのウェブサイトで2017年3月17日から限定販売します「サラサクリップ×仏像なぞり塗り絵」は来月3月17日の発売予定です。全国の文房具取扱店や、フェリシモのウェブサイトで販売いたします。
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