こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 最近、おてらぶの活動をメディアで取り上げていただくことがありまして、それをきっかけに、いろんなお寺文化好きの方にお会いできるようになりました。どなたも独自の“好き”を語られるので、お話を聞いているだけで楽しくなります。好きの力は、何より強い!と感じる今日この頃です。 さて私自身、仏像好きをこじらせておてらぶの活動をしているのですが、最近「大仏」が気になっています。仙台まで仙台大観音を観にいったのもその影響なのですが、私の大仏を求める心を満たしてくれる一冊を発見しました。それが今回ご紹介します半田カメラさん著『夢見る巨大仏 東日本の大仏たち』です。 大仏写真家 半田カメラさん著者である半田カメラさんは、フリーのカメラマンとして人物取材や商品撮影などのお仕事の傍ら、全国の大仏を撮影していらっしゃいます。大仏を専門的に撮影しているというだけでもすごく惹かれるのですが、その作品を見てみると、あふれだす大仏愛に圧倒されます。 美しい大仏は美しく映える空との対比を、ユニークな大仏はインパクトのある構図で、本気で大仏を紹介したい!という想いを、ひしひしと感じることができます。(あくまで個人的な意見です! どこかでお会いできないかな~?と考えていたところ、おてらぶとも親交のある『フリースタイルな僧侶たち』女子部として活動されているメグルさんが半田カメラさんとお会いする機会があるということでしたので、大仏写真家としての想いや、活動のきっかけなどを取材してきてくれました。 大仏写真家としての活動と想いメグルさん(以下メグ):こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。さっそくなのですが、半田さんが大仏を撮影しようと思ったきっかけはなんだったのですか? 半田カメラさん:(以下半田):きっかけは茨城県牛久市の牛久大仏に参拝したことです。120mもある巨大な人型の像が自然の風景の中に忽然と現れる様に、衝撃を受けました。これはランドスケープ(風景写真)であり、ポートレイト(人物写真)でもあると。(正確には人ではなく仏ですが) こんなに面白い被写体は他にない、と思ったのが撮りはじめるきっかけです。それ以来、北海道から九州まで、200カ所、300大仏ぐらいは撮影してきているんではないかと思います。そんな入り方でしたが、今や単に風景だけではなく、大仏さまのつくられた背景や、守っている人々へと興味は移ってきています。 メグ:300大仏!すごいですね。いつぐらいから大仏を撮り始めたのですが? 半田:前述した牛久大仏との出会いが2010年ですから、そうですね……大仏を追いかけ出して今年で9年ほどになります。 推し仏(個人的に推したい仏像)の存在 メグ:多くの大仏を追いかけていらっしゃるのですね。ちなみに、半田さんが好きな「推し大仏」はあったりしますか? 半田:ありすぎてひとつに絞るのが苦行すぎます!(笑) でもそうですね、最近最も推しているのは、千葉県富津市にある東京湾観音でしょうか。拙著『夢みる巨大仏 東日本の大仏たち』の表紙にもなっている、高さ56mの観音像です。 メグ:綺麗ですね~。夕刻の空にたたずむお姿が美しいです。 半田:本に取り上げさせていただいたご縁もあって、東京湾観音を建てた方のお孫さんと交流させていただくようになりました。現在、東京湾観音は平成の大修復工事が行われていて、周囲に足場が組まれているのですが、その足場にも上らせていただくなどしています。 メグ:大仏のつないでくれたご縁ですね。 ※『夢みる巨大仏 東日本の大仏たち』の中で出てくる大仏イラストがとにかくかわいい。イラストは半田カメラさんによるもの。 半田:ええ本当に。そのご縁から東京湾観音に関わるいろんな人とお会いすることができたのですが、関わってこられた方みなさんが、本当に観音さまを愛しているのが分かりました。それが素晴らしい。もっと多くの方に参拝していただきたいと思います。 メグ:そして半田さんもすっかりファンになられたのですね。そのようなお話をお聞きできる機会を、この度企画展という形で実現いただいてありがとうございます。最後に今回の企画展でのみどころを教えてくださいますか。 半田:いままで写真展は何度かしていますが、カフェギャラリーでの展示は初めてとなります。お食事やお茶をされるお客さまもいらっしゃる場所ですから、 私を知らないのはもちろん、大仏さまに興味のない方がほとんどだと思います。 ですから、日本地図を用意して日本各地の大仏さまを知っていただく、いつもの形式の展示と、大仏専用インスタグラムで展開しているような絵として美しい大仏写真の世界のふたつを作ろうと思っています。 きっといろんな意味で皆さまの「大仏」というイメージが変わる写真が多くあると思います。写真をきっかけに日本各地の大仏さまを知っていただき、さらに参拝していただけたなら、本当に嬉しく思います。 メグ:ありがとうございました。 半田カメラ企画展 「大仏写真家 半田カメラ 写真展 夢みる巨大仏in Gallery & Cafe 平蔵」 2018年9月19日(水)〜9月30日(日) (月・火曜定休日) AM11:00〜PM5:00 (最終日はPM4:00まで) 写真展は入場無料(お食事は有料です) 半田カメラ(はんだ かめら)
雑誌やWeb撮影を本業にするフリーカメラマン。牛久大仏との出会いから、大仏の魅力に目覚め、大仏写真家を名乗り全国をまわる。2018年現在300尊近くの大仏を撮影。 2016年に写真集『牛久大仏はそこにいる。』発行 2018年に『夢見る巨大仏 東日本の大仏たち』発行 オフィシャルブログ 「半田カメラ/気になったらとりあえず行ってみるブログ」 オフィシャルサイト 「恋する巨大仏」 10月2日より東京国立博物館にて開催の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展にむけて、おてらぶのコラボレーショングッズの製作が佳境を迎えています!今回も、お寺・仏像・仏教好きな方々に満足していただける、おしゃれで機能的で、マニアックなグッズを作っています。 グッズその1:パスケース今回は、お寺めぐりの際、電車やバスを使って移動する方が多いという、“参拝あるある” をヒントに、パスケースを企画中です。デザインモチーフは「六観音(ろっかんのん)」と「六道(ろくどう・りくどう)」! 仏教でには「六道輪廻(ろくどうりんね・りくどうりんね)」という考え方があり、私たちは生前の行いによって、死後生まれ変わる世界が決まるといわれています。生まれ変わる世界は「天上道」「人間道」「修羅道」「畜生道」「餓鬼道」「地獄道」の六つの世界があるのだそう。人は死後この六つの世界を無限ループしているというのです! そして仏教における目的のひとつ「解脱(げだつ)」は、この無限ループからの脱出することだそうです。 世界の名前を見ると、なんとなく良い雰囲気を感じる世界と、物騒な名前の世界がありますが、現在製作中のグッズでは、そのあたりの気になる世界情報も盛り込んでいますので、ご期待ください♪ グッズその2:新作ピアス&イヤリングふたつめの商品が、前回の企画展コラボグッズで登場し、大人気だった「千手イヤーアクセサリー」に続くおてらぶアクセサリー第2弾。デザインモチーフは「釈迦十大弟子の徳目」です。 お釈迦さまには多くのお弟子さんがいらっしゃいましたが、その中でも特に信頼を寄せ、中心的な役割を担っていたお弟子さんが10人いました。その方々を「釈迦十大弟子」といい、それぞれ得意なスキル(修行徳目)があったと伝えられています。 身に付けるアクセサリーがかわいいのは当たり前。でももし、そこに自分が目指したい姿や技術、センスを願うことができたら面白いな、と思ったのが開発のきっかけです。 今回は10デザイン用意しますので、自分の好きなデザイン・徳目を選んでみてくださいね♪ グッズその3:ネイルシール三つ目のグッズが、まさかのネイルシールです。 時間がないときでも、てがるにおしゃれができるということで人気のネイルシール。最近はデザインだけでなく、素材もクオリティアップしていて、付けるだけで自然な仕上がりになるものも多いです。フェリシモでも特にフレンチネイルのネイルシールが人気で、お客さまにご愛顧いただいています。 おてらぶが作るネイルシールは「釈迦十大弟子」をモチーフにしています。手軽に、気軽におしゃれするときも、自分磨きの気持ちは忘れないはず。ではそのときに心も磨くようなアイテムがあったら……そう思い企画してみました。 企画制作中のグッズは、10月2日から東京国立博物館で開催予定の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展特設ショップと、フェリシモウェブサイトで発売予定です。 そして……今回も数量限定、超激レアな限定カラーバージョンが発売されます! 発売日などの詳しい情報は『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』特設ウェブサイト・SNS等で発表されるそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね! 『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』
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