こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 2023年2月度は、みなさまのお力添えで合計63箱の「みんなでおそなえギフト」をご用意することができました。 今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送のご報告になります。 2023年1月度の発送報告はこちらからどうぞ。 みんなが幸せになるお寺今回「おそなえ・読経」を執り行っていただいたお寺は、兵庫県尼崎市にある天台宗のお寺「道心寺」。 「みんなが幸せになるお寺」を目指して、令和3年7月7日に開山した新しいお寺です。お寺の名前にある「道心(どうしん)」とは、仏教において「悟りを求める志」を意味しています。 現代風な外見が特徴的なお寺ですが、堂内もユニークなつくりになっています。 お寺に入ると左側にロビー、正面には2階へと上がる階段があります。階段を登るとその先に本堂があるのですが、そこですぐ目に入るのがこの落語・寄席の舞台です。お寺にいったいなぜ舞台が?と思った方も多いと思いますが、その理由はご住職の活動にありました。 僧侶であり落語家道心寺のご住職、露の団姫(つゆのまるこ)さん(法名・鳴海春香⦅なるみしゅんこう⦆)さんは落語家としてもご活躍されています。 ここ道心寺でも「縁日寄席」(毎月3日、13日、23日、1 1時開演)を開催し、「抜苦与楽(ばっくよらく)※」をコンセプトに、お参りにいらした方々に笑顔をお届けしています 。 抜苦与楽(ばっくよらく) おそなえ・読経スタートおそなえ当日はおてらぶから3名、おてらおやつクラブからは理事の桂 浄薫(かつら じょうくん)さんが参加。 みなさまのお力でご用意できた「おそなえギフト」を道心寺のご本尊、明星観世音菩薩※さまにおそなえさせていただき、団姫さんに般若心経を唱えていただきました。 明星観世音菩薩さまは虚空蔵菩薩※の化身といわれています。左手に持った金星の光で人々を 暗闇から 明るい世界へと導いてくださるのだそうです。 須弥壇の壁は明けの明星が輝くシーンをイメージしたようなグラデーション状になっていて、美しいお姿の仏さまが描かれています。 明星観世音菩薩(みょうじょうかんぜおんぼさつ)・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ) 日本の「貧困」問題についておそなえと読経も無事終わり、おてらぶメンバーより活動について伺ってきました。 道心寺でもひとり親家庭で頑張っている人たちの相談を受けていらっしゃるそうですが、中にはお寺に相談しに行くための電車費も出せない人もいるということで、地方へ講演会に行ったときに相談を受けることも多いのだとか。 団姫さんがそういった人たちと直接お話をして感じたのは「頼る」ことに遠慮している人が多いのではということ。 そしてそこには「自己責任」という言葉が強く影響しているのでは、とお話しくださいました。 「今の状況は自分の決断が招いたこと」「子どものために自分が頑張らねば」そういった責任感から、周りに「助けて」と言えない人が多いのではないでしょうか。(団姫さん) みなさんにお伝えしたいのは、私たちはみんな「生かされている」ということ。仏教には「貧者の一灯」という言葉があります。大金持ちでたくさん寄付ができるという事だけが尊いのではなく、どんな些細なかかわり方でも「助けたい」と思ってできる行動はすばらしいのです。自分ひとりで生きているのではなく「社会に生かしてもらっている」と考えて、少しだけ誰かのために手を差し伸べることを考えてほしいと思います。(団姫さん) 2023年2月度の発送数は63箱でした。
引き続きプロジェクトにたくさんの方が参加いただいています。困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多くお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています! あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会 月1口 ¥100(+8% ¥108) 「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき、読経をあげていただく寺院さまも募集しています。 お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。 |
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