帝釈天に仕え、仏教世界の東西南北を守る四天王ですが、広目天だけ武器を持たない姿で表されることがあるというのをご存じでしょうか。今回はその広目天をモチーフとしたペンケースのご紹介です。 武器ではなく巻物を持つ姿広目天は四天王のうち、西方を護る守護神であると伝わります。仏像や仏画で表現される姿はさまざまですが、日本では甲冑を身に着けた唐風の姿で表されることが多いようです。 天平時代の像では、筆と巻物持つ姿で表されることがあり、その巻物にはこの世で生きるモノのことがすべて書き記されているのだそうです。それには広目天の名前に秘密があるようです。 毘楼博叉(ヴィルーパークシャー)広目天はインド神話でヴィルーパークシャーという名で雷神インドラの配下でした。その名は「種々の眼をした者」と意味だそうです。仏教に取り入れられた後、その名の意味が「千里眼」と拡大解釈され、そこから広目天と訳されたのだそうです。 巻物をペンケースにした理由この広目天のストーリーを調べてインドラの話が出てきたときは驚きました。このインドラは仏教に取り入れられた際、帝釈天という神仏になるのですが、その帝釈天が持つ金剛杵を、過去ペンケースにしたことがあったのです。帝釈天と広目天の関係性を想うと不思議なご縁を感じました。 そのようなこともあり、広目天をモチーフにしたグッズもペンケースにしようと思ったのでした。 かさばる文具は巻いて保管が天部流巻物状のペンケースには、内側に大小さまざまなポケットを用意しています。これによってバラバラしがちなふせんや、長さの違うペンやえんぴつ、カッターナイフやはさみなどを仕分けしてすっきり収納することが可能です。
みなさん、獅噛(しがみ・しかみ)って知っていますか?主に天部の仏像の鎧飾りとして表現されている獅子のデザインなのですが、これがカッコいいのです!!そのような、おてらぶ部長の個人的な獅噛愛から生まれたのが、この「獅噛ステープラー」です! 獅噛の魅力①:噛むデザイン獅噛の魅力を語るうえで外せないのが、この「噛む」デザイン。仏像以外にも、古くから兜飾りや鎧飾り、鉄瓶、お祭りに使う山車、人形の飾りなどに扱われていましたが、そのどれもが歯をむき出し何かを噛む状態で表現されています。一説には魔除けの願いも込められていたのだとか。 獅噛の魅力②:仏像ごとに違う様相ここはあえて仏像で表現されている獅噛に限定して語りますが、同じ獅噛であっても彫り上げた仏師の手によって実にさまざまな形が存在しています。 時に人のような顔、また時に動物のような顔、そのどれもが必死に何かを「噛んで」いるのです。仏像拝観する際につい獅噛に目をやってしまうのは、邪鬼を愛でるときの気持ちにも似ているのかもしれません。 グッズは「噛む」=「ステープラー」に決定さて、獅噛の魅力は「噛む」ことにあると分かりました。そうなると、なんとしても「噛むアクション」が必然なグッズにしなければなりません。そこで部長は「ステープラー(ホッチキス)」に目を付けました。机の上に文具として獅噛がある暮らし……いいかもしれません! 仏師の先生による原型製作獅噛愛をこじらせて、ステープラーにしたい!というところまではきましたが、肝心の獅噛についての情報が少なすぎるという問題に直面。そこで社外にいるお坊さん、学芸員の先生はじめ、いろんな人に相談していると、ある仏師の先生にお力を借りることができました。 ご協力いただいたのは、仏師・立花麟士(たちばなりんし)さん。なんと3歳で仏さまの絵を描く「写仏」を始め、10歳より仏像彫刻を行われたという、一生のうちほぼすべてを神仏に関わる世界で生きている方です。 その後20歳になると大仏師の下へ内弟子として入門し、2013年 仏師号「麟士」を頂戴し独立。2016年より四国八十八ヶ所四番札所大日寺様の執り行われた『平成の大改修』の仏像御修復全般に携わられます。 そのような仏師の先生に今回の話をしたところ(正直、はじめ怒られるのでは?と思いましたが……)快くお受けいただきました。 予想外!?仏師だからこその苦難原型制作着手後、立花さんは仏師ならではの苦難に見舞われたのだそうです。それは、日ごろから木を削って仏像を作るところから、粘土という素材をつかうことでの異素材への挑戦と、木を削る=引き算で作るのとは違い、粘土で足していきながら作るという、基本的な作業の違いによるものだったとのこと。 しかしそこはモノづくりのプロ。苦労されながらも、徐々にコツをつかみ、原型は仕上がっていくのでした。 どうでしょう!こちらは粘土で作った原型なのでグレー色ですが、このままでもすでによい雰囲気です。ここから量産に向けて、着色のテストサンプルを製作する工程に移りました。 テストサンプルの完成着色イメージは3種類製作しました。左から銅像、木像、塑像(粘土)のイメージです。 それぞれの色がそれぞれの素材を絶妙に表現できていたこともあり、今回はすべて採用となりました。 手に持ったときの大きさイメージはこのような感じ。思わず意味もなくガチガチとしてしまいたくなる絶妙の大きさです。中にホッチキス芯が入っているときは取り扱いにご注意くださいね。 使用できる芯は一般的な10号針を採用しました。ふだん使いしやすいのもおすすめポイントです。写真のようにガバっと開けて芯をセットします。
いかがでしたでしょうか。 獅噛ステープラーはフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。 がちっと噛み綴じる獅噛ステープラー 月1個 ¥1,700(+10% ¥1,870) こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 このたび、新商品 妙見菩薩グラスコードを発売しました。 いつものインパクト系アイテムとは少し違ったおしゃれアイテムに仕上げてみましたので、今回はこだわりのポイントをご紹介したいと思います。 グラスコードとは?グラスコードはその名の通り眼鏡に使うストラップコードのことです。眼鏡が落ちないようにテンプルやモダンに取り付けて使うもので、少し前まではご年配の方々が老眼鏡用に愛用しているイメージが強かったのですが、最近はサングラスニーズとしての利用も増えています。 その背景には昨今のフェスブームがあるようです。確かにすぐに取り外せて邪魔にならないというのは、レジャーシーンでは需要がありそうですね。最近のものはデザインも洗礼されてきているのでアクセサリーとして扱えるのも特徴ですが、本来はあくまでも実用を目的として使うアイテム。ネックレスはちょっとハードルが高いな……という人でも、実用アイテムのグラスコードなら取り入れやすいのではないでしょうか。 デザインテーマは「妙見菩薩=北斗七星」今回のグラスコードは能勢妙見山とコラボレーションして北斗七星をテーマにデザインしています。能勢妙見山は北斗七星・北極星を信仰する「北辰信仰」を通じて自然の大切さを伝え、開運をつかさどる星の王さま(北極星)をお祀りするお寺です。そして「妙見菩薩」とは北極星または北斗七星を神格化した天部の仏さまです。 ※能勢妙見山についての記事はこちらからどうぞ。 グラスコードには7つの天然石と1つの天然ブナ珠をレイアウトしています。この7つの天然石が北斗七星をあらわしています。そして天然ブナ珠は北斗七星によりそうように存在している8番目の星、輔星(ほせい)をあらわしています。北辰信仰ではこの輔星の存在も大切にしているのだそうです。 能勢妙見山で採れた天然ブナ珠天然ブナ珠は、能勢妙見山のブナ林で採れたものを加工して使わせていただいています。 能勢妙見山にあるブナ林は約一万年前から続くブナ林で「能勢妙見山ブナ林(通称:北極星の森)」と名付けられています。古くからお寺と地元の人々に守ってこられたこの林は、現在も僧侶のみなさんや職員のみなさん、また有志のメンバーが集まる「能勢妙見山ブナ守の会」の手で保全活動が行われています。 違った素材が集まって完成する美しさ最近のグラスコードはおしゃれアイテムとして素材やデザインも変わってきています。今回作らせていただいた妙見菩薩グラスコードも5つの素材(パーツ)を使用しています。 1)真ちゅうパーツ、2)六角グラスビーズ、3)天然石ラピスラズリ、4)丸型グラスビーズ、5)ブナ珠です。 それぞれのパーツはとても小さく個性の際立った素材たちですが、つらなることで全体の雰囲気をうまく整えてくれています。 それぞれのパーツは能勢妙見山の僧侶の方や職員の方と、お寺のイメージやおしゃれさのイメージを共有しながら吟味し、打ち合わせを何度も行ってチョイスしました。 グラスコードとしての使い方はもちろん、眼鏡を取り付けるシリコンパーツを外すことで、ネックレスやブレスレットとしても使うことができますので、いろいろな使い方で楽しんでくださいね。 きらりと輝くナナツボシ 妙見菩薩グラスコード
1本 ¥4,300(+10% ¥4,730) ●素材 / グラスビーズ、天然石(処理石)、天然木、真ちゅう、ステンレスワイヤー、シリコーン サイズ / 全長約77cm、ブレスレット・ネックレス時長さ約74cm (日本製) ※この商品は、お申し込みいただくと2020年9月分でお届けいたします。 ⇒お申し込みはこちらから ※この商品は、メリーポイントでの交換もできます。 ⇒メリーポイントでの交換はこちらから みなさまこんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 このたび新商品、きらりと輝くナナツボシ 妙見菩薩グラスコード を販売させていただくことになりました! 自信をもってお勧めできる3-WAYのおしゃれグラスコードです。商品の詳細は別のブログでご紹介しますので、今回はコラボレーションさせていただいたお寺、能勢妙見山のご紹介をさせていただきます。 能勢妙見山とは能勢妙見山は大阪府豊能郡能勢町にある日蓮宗寺院です。 「それってお寺の名前なの?」そう思われる方も多いかもしれませんが、実は能勢妙見山は能勢町地黄の眞如寺の飛び地境内にある寺院で、正式名は「無漏山眞如寺境外(けいがい)仏堂能勢妙見山」といいます。 能勢妙見山に伝わる北辰信仰能勢妙見山は北辰信仰(ほくしんしんこう)・北極星信仰で有名な寺院です。妙見山がまだ為楽山(いらくさん)と呼ばれていた約1300年前、星の王さまが山に降りてきたという言い伝えがあり、当時の村人たちが名僧、行基(行基菩薩といえば近鉄奈良駅の像が有名ですね)に請い、山頂に北辰星(北極星)をお祀りしたのが北辰信仰の始まりなのだそうです。星が降ってくるなんて、とてもロマンチックですね~。 妙見菩薩という存在北辰信仰でお祀りするのが妙見菩薩(みょうけんぼさつ)。妙見大菩薩は、北極星・北斗七星を神格化した天部の仏さまです。妙見菩薩の様相は、鎧をまとった武神の姿や童子の姿など、さまざまな姿があるようですが、剣を持っている姿で現されることが多いようです。 北極星は常に北に輝くのはみなさんご存じだと思います。決して動くことなくその方角を示すことから、古くから旅人にとって目印となる大切な存在でした。やがて北極星はただの目印としてではなく、人生の道を導き開いてくれる開運の守護神として神格化され、深く信仰を集めてきたのだそうです。 妙見菩薩の「妙」なる信仰また妙見大菩薩の「妙」という字は、美しさ・清らかさを表し、「妙なる姿=美しい姿」ということで歌舞音曲を志す人々にも信仰されているのだそうです。 また花柳界・芸能界からの信仰も厚く、歌舞伎・浄瑠璃の脚本作者である、あの近松門左衛門も熱心な妙見信仰を持っていたとのこと。 現在も芸能関係で活躍される人びとがお参りに訪れるのだそうです。 北辰信仰が今も守るものまた能勢妙見山の広い境内には一万年前から続くブナ林が今も残っていて「能勢妙見山ブナ林(通称:北極星の森)」と名付けられたそのブナ林は、僧侶のみなさんや職員のみなさん、また有志のメンバーが集まる「能勢妙見山ブナ守の会」の手で保全活動が行われています。 生物多様性が語られる中、生き物が豊かに暮らせる条件は自然に近い状態で森・林が残っていることです。能勢妙見山でなぜ貴重なブナ林が今も残っているのかは、人が住み始めてからこの地がずっと聖地であったからだと、能勢妙見山の副住職 植田観肇上人は言います。 能勢妙見山にあるブナ林を眺めていると、お寺が守ってきたことは過去の物語ではなく、これから先100年、200年と続いていく未来への贈り物なのだと感じることができます。 日蓮宗霊場 能勢妙見山
〒563-0132大阪府豊能郡能勢町野間中661 電話:072-739-0991 拝観時間9:00~17:00(冬季9:00~16:30) https://www.myoken.org/ お釈迦さま お誕生日おめでとう^^ 花まつりを「しゃかしゃか花舞う 花まつりスノードーム」でお祝いです^^ しゃかしゃか花舞う 花まつりスノードーム の誕生のお話は、『かわいく降誕!花まつりスノードーム』の回でぜひ^^
おだやかな世界になりますように。 毘沙門天って、格好いいですよね~。 こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。ご挨拶より先に、心の声が漏れてしまいました。 今回は新商品「宝塔キーケース」についてご紹介したいと思います。 お寺で見かける三重塔、五重塔などの層塔も、ある意味宝塔といえますが、今回グッズのテーマにしたものは毘沙門天が手に持っている宝塔です。それでは、行ってみましょう~。 毘沙門天と宝塔毘沙門天の姿でまず思いつくのは、格好いい甲冑に身を包み天高く宝塔を掲げる姿ではないでしょうか。足もとには邪鬼がいたり、ときに地天女や羅刹女たちがいたりしますが、このあたりの姿については「毘沙門天王功徳経」と呼ばれる経典に、毘沙門天の特徴が書かれているそうです。 そこには宝塔についても書かれていて、毘沙門天が持つ宝塔の中には、膨大な数の教えと十二部経が納められており、それを見る者は大いなる智慧を得ることができる。と書かれています。 大切なものが手のひらの宝塔にぎっしり入っているというこの設定を、なにかグッズにできないかなと考えていたところ、奈良国立博物館で開催される「特別展 毘沙門天―北方鎮護のカミ―」のお仕事をお手伝いさせていただけることになり、本腰を入れた商品企画がスタートしました。 「大切なものって何だろう」 愛や友情とか、人間的に大切なものはもちろん大事なのですが、「ふだん使いできるアイテムにする」というのがおてらぶのこだわりポイントです。暮らしの中で大切にするものを考えていた時に、ふと家の鍵が浮かびました。 「そうだ宝塔のキーケースを作ろう!、鍵の形ってなんだか相輪っぽい。」 そう思ってイラストスケッチを描いてみたのがこちらです。 この写真は、企画当初のラフスケッチですが、大体のイメージはできていました。最終段階と違うのは、中が見えている仕様になっているところでしょうか。ただ、この状態ではどのように素材を組み立てるかが全く未知の状態でしたので、ここからメーカーさんとの長い企画期間がスタートしました。 いちばん最初に、鍵をどうやって取り付けるかという話になりました。回転させるというイメージはあったのですが、当初はその動きを再現する方法が現実的でないということで「ゴムを使って引っ張り出す」という案もでていました。 う~ん、何かしっくりこりこないです。動きがたどたどしいし、なによりかわいくない。そのようなニュアンスでしかないイメージトークもメーカーさんは真剣に聞いてくれました。 そうして出来上がったのが、こちら。 おお!だいたいの仕様は確定してきました。気になっていた鍵を留める方法は、イラストで描いていた時のネジで固定する仕様に変更です。下部の輪っかが小さかったり、キーカバーに縫い込んでいたりと、仕様の際に不安になる要素はまだたくさんありますが、いい感じで進んでいます。 2回目のサンプルアップです。下部の輪っかサイズと、取り付け方法が変更。さらに強度が増しました。ただ、ここで大きな問題が発覚。鍵の取り付けネジの大きさ問題です。大体の鍵はボディに穴が開いています。この穴は、メーカーによってさまざまな形状で、そのサイズもバラバラ。この段階で使っていたネジでは対応しない鍵があることが発覚しました。 そうしてここから、フェリシモ内部でいろんな人の鍵を借りての取り付けテストが始まりました。 調査を繰り返して最終的に、鍵のボディ穴は5mm穴が多いことがわかり、対応するサイズのネジを探すことになりました。 あわせて、デザインの手直しも進めます。プリントで宝塔の立体感を出す必要があるために、どこが飛び出ていて、どこがへこんでいるのかのイメージ共有をしていきます。 そうしてできあがったのが、こちら! どうでしょうか!? これにキーケースに鍵を収めて回転させると…… じゃん!鍵のブレード部分がみごとに宝塔の相輪パーツに早変わりしました! ちょっと動画で見てみましょう。 どうでしょうか。いい感じに「クルっと手のひら建立」できています!
宝塔キーケースは、奈良国立博物館で開催の「特別展. 毘沙門天. ―北方鎮護のカミ―」特設ショップで販売中です。 特別展. 毘沙門天. ―北方鎮護のカミ― こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今回は東京国立博物館で開催されています、日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」展のグッズについてご紹介させていただきます。 今回の企画展は、島根県と奈良県が東京国立博物館と共同で開催し、古代日本の成立やその特質に迫る、とてもスペシャルでメモリアルな企画展です。そのような大きな舞台にお声がけいただき、緊張しつつもグッズのご提案をさせていただきました。 コフニカルイヤアクセサリーまずはひとつめ。コフニカルイヤアクセサリー! 古墳時代の遺物である「銅鐸」と「勾玉」をゴールドなイヤーアクセサリーにしました。銅鐸はシンプルに使いやすく、勾玉は立体感が耳元にアクセントをつけてくれます。どちらもピアス、イヤリングご用意ございますので、ノンホールの方もご安心ください。 イヤリングタイプはシリコーンパーツがついていますので、金属に敏感な方もご安心いただけるのではないでしょうか。(アレルギー体質は個人差がございます) 画文帯神獣鏡アクセサリーポーチ次は、画文帯神獣鏡アクセサリーポーチ。神獣鏡は古代マニアも気になる一品ではないでしょうか。知裏面はなんと…… アクリルミラーを完備!まさに神獣鏡です。 内側は、アクセサリーを収めるためのいろいろなポイントが。ピアスホルダー用の穴が10個、リングやネックレスをかけておくことができるボタンフックが2つ。リップや細々したパーツを収納できるポケットを大小ひとつずつ用意しました。 画文帯神獣鏡刺繍缶ミラー神獣鏡の美しくも不思議な文様をそっくりそのまま再現したアイテムです。リアルな仕上がりの秘密は「刺繍」にあります。 プリントだけで再現するのではなく、一度刺繍で大まかなレイアウトと立体箇所、ひび割れの場所などを作っていきます。そしてその上に高精度のプリントを施すことで、見た目の情報量も多く、また手に取ってみると不思議なリアルさを実感する仕上がりを実現できました。 青銅器パラソル表側はシンプルに黒一色で仕上げ、裏側は銅鐸、剣、鉾がたっぷりプリントされた、出土青銅器をふんだんに盛り込んだオリジナルパラソルです。 晴雨兼用タイプなので、雨が気になる日や日差しの強い日にもマルチに活躍。コンパクトに折りたたみ可能で、不安な天気の日のお出かけにはぴったりです。 石仏おにぎりがま口三輪山の麓に伝わった薬師三尊像を手のひらに収まる愛らしいサイズのがま口にしました。お寺巡りのお賽銭入れとしても、小物入れとしても活躍します。 がま口の内側は、薬師三尊像が安置されている石位寺の境内に咲き乱れる美しい百日紅(さるすべり)の花をイメージした鮮かなピンク色で仕上げました。 東京国立博物館の特設ショップへGO!いかがでしたでしょうか。今回の商品のうちコフニカルイヤアクセサリーと画文帯神獣鏡アクセサリーポーチはフェリシモウェブサイトで販売予定です。
それ以外のグッズに関しては、東京国立博物館特設ショップでの販売になりますので、気になるものがあった方は、ぜひ東博へ! 商品のご注文はこちらからどうぞ。 コフニカルイヤアクセサリー 画文帯神獣鏡アクセサリーポーチ みなさんこんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 みなさんお寺巡りに行くとき、手荷物に困ることってありませんか?旅先のお寺巡りは、大荷物を持ったままの移動が多かったり、カバンの中にあるいろんな荷物の中から、ご朱印帖やお数珠、お財布などがバラバラになったりすることはありませんか。今回はそんなお悩みを解決できるクラッチポーチをご紹介します。 このクラッチポーチは、表面に大小2つのポケットが付いていて、ひとつはご朱印帖などがすっぽり入るサイズ。もうひとつはお数珠などを入れておくのに便利なサイズに仕上げています。 メインのポケットはジッパー仕様。中はA4サイズを収めても上下左右ともに約2cmほどの余裕が。お寺でいただくパンフレットを折り曲げないようにクリアファイルを持ち歩く方も多いかと思いますが、クリアファイルごと収納も可能です。 クラッチポーチはバッグインバッグのようにお使いいただく他、一緒にお届けするベルトパーツを使ってちょっとしたお出かけの肩掛けバッグとしてもご使用いただけます。 そんな機能的でおしゃれなデザインのクラッチポーチ。コラボレーションしていただいた方はすごい方。 この方は、福聚山 慈眼寺住職 塩沼亮潤さん。実は、過去1300年で一人しか成し遂げなかった「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」という荒行を満行された大阿闍梨なのです。 千日回峰行とは、毎日48kmに及ぶ険しい山道を1000日間、一日の休みもなく歩き続けるという荒行。それだけでもすごいのですが、その行を終えると9日間の断食・断水・不眠・不臥(横にならない)の中、20万遍のご真言を唱え続ける「四無行」を満行。さらに、100日間の五穀断ち・塩断ちの前行の後、「八千枚大護摩供」を満行されたました。 そんな塩沼さんが、フェリシモ主催の講演会「神戸学校」に出演いただいた際に、ご寄贈いただいた色紙には、たくさんの「ぼちぼち」という言葉が。
ぼちぼち(ぼつぼつ)とは、物事の進み方がゆるやかである様や、ゆっくりと物事に取り組む様子を表す、関西圏を中心に使われる方言のひとつです。 私は、この言葉を贈ってくれた塩沼さんの想いを、日常にもっとフィードバックしたいと思いました。 そこでお寺巡りをするひとときこそ、日常のリズムを少し外して「ぼちぼち」と楽しむ時間にしてほしいという想いから、お寺巡りに持ち運びしやすいクラッチポーチのデザインにしてみました。 こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今日はあるお坊さんとの出会いをお話ししたいと思います。その方は天野こうゆうさん。岡山は倉敷にある高蔵寺16代目のご住職です。 15歳より高野山に入り修行の日々を過ごされ、高野山真言宗本山(公認)布教師として全国で法話を行われています。私が天野さんを知ったのが、あるイラストがきっかけでした。それがこちら。 むちゃくちゃかわいくないですか? こちらは天野さんが展開するブランド「siwasu-師走-」のデザイン。お坊さんが手掛けるブランドに「師走」と名付けるセンスには脱帽です。 ここだけの話、こんなおしゃれな感覚のデザインをされる方は著名なアートディレクターか、どこかのおしゃれ女子ではないかと思っていたのですが、人づてにお聞きして実はお坊さんだったこと。しかも本山公式認定の布教師として活躍されるご高名な方だったことを知ってたいへん驚きました。 天野さんはご自身のお寺でのお勤めや布教師としての活動の他に、さまざまな創作活動をされています。そのなかに「みほとけ画」作家としての活動もあり、神仏や妖怪などの人を超越した存在を絵や造形といった形で仏教の教えや戒めをやさしく説いています。 高野山では、天野さんのプロデュースする「旅する坊さん」シリーズのカプセルトイも販売されています。 しかもこれは天野さんがお寺でひとつずつ手作業で造形し、色を塗りお納めしている縁起物なんだとか。この民芸品の様なあたたかさと、キャラクターグッズとは違う絶妙なかわいらしさに惹かれて、ぜひ一緒に商品を作ってみたいと思いコラボレーションが実現しました。 テーマは変化身。御仏の寄り添いをグッズに。今回、天野さんとコラボして作らせていただいたグッズは御仏の「変化身」をテーマにしています。 密教には如来が救い導く対象である私たちの性質に合わせて、忿怒の明王の姿に変化する教令輪身(きょうりょうりんしん)という考えががあります。これはまさに変化身。私たちは暮らしの中でさまざまな状況に身を置くことになります。そのときどきの心模様によって感じ取りやすいことばや在り方で御仏は接してくれるというのです。 天野さんは、この想いをとても大事にされています。 このクッションのコンセプトは(言葉にしちゃうと) 置いてハッとする、抱いてホッとする。 だと思うんです。では如来と明王、なぜ二面性が必要なのか。これは「静」と「動」でしょう。ですから、お休みの際には如来面で、出発・活動・発起には明王面というアプローチかなぁと。置いて安心、抱いて安心。 ハッと……は気づきのことばで、わたしは「悟り」やと思っています。見つめられている、その存在がハッとです。その先にホッとがあり、また懺悔も生まれるわけです。他力でも自力でもない……存在から始まるからこそ、シンボリックな形容が生まれたのでしょうからね。 (天野さんとの企画会議でのお言葉) 表面は御仏のイラストが描かれており、裏面はボア仕様で抱きしめてみたくなるあたたかな仕様に。そしてコンセプトにもなっている「変化身」する仕組みは、リバーシブルクッションにあります。 今回ご用意させていただいた御仏は、五智如来/五大明王をテーマにしています。
・大日如来 ←→ 不動明王 ・阿閦如来 ←→ 降三世明王 ・宝生如来 ←→ 軍荼利明王 ・無量寿如来 ←→ 大威徳明王 ・不空成就如来 ←→ 金剛夜叉明王 暮らしの空間にお仏壇がないご家庭も多いですが、この「みほとけ抱クッション」で、御仏の存在・ご縁を少しでも感じることができるようになれたら嬉しいです。 商品のご注文はこちらからどうぞ。 リバーシブルみほとけ抱クッション こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 みなさん4月8日が何の日かご存じですか?仏教好き、お寺好きな方はご存じかもしれませんが、この日は仏教クラスタにはとても重要な日。それは…… お釈迦さまの誕生日 です。 仏教にはたくさん宗派がありますが、この日は宗派関係なくお祝いする日となっています。お近くのお寺で、お釈迦さまのお像に甘茶をかける法要を見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 では、この花まつりはどういういわれがあり、現代にあのような姿で残っているのでしょうか。 なぜ“花”まつりなのか花まつり、という呼び方かかわいいですよね。でもなぜ花なんでしょうか。それはお釈迦さま誕生のエピソードが大きくかかわっています。 お釈迦さまは、古代インドのシャカ国の王子としてお生まれになりました。当時インドはまだ全土統一されていませんでした。コーサラ国やマガダラ国などの強国に挟まれた、ヒマラヤ山脈のふもとにシャカ国があったといわれていて、その国王シュッドーダナとそのお妃、マーヤー夫人のもとにお生まれになりました。 ある日、マーヤー夫人は不思議な夢を見ます。白く不思議な象が、マーヤー夫人の右脇腹からお腹に入り、世界中に音楽が鳴り響き、木々や花は芽吹き、湖が蓮の花で覆われている…そのような夢だったといわれています。(諸説あります) その後まもなくマーヤー夫人はご懐妊し、出産のために里帰りをする旅の最中にルンビニーの園でお釈迦さまを出産なさるのです…… 右脇から。 お生まれになったお釈迦さまは、すぐに立ち上がり7歩き、天を指さしたのち、「天上天下唯我独尊」と話したのだそうです。この後、天から龍神が現れて祝福の甘露の雨を降らし、地には花が咲き乱れたというお話もあります。このエピソードから、花まつりと呼ばれ、法要で甘露の雨を模した甘茶をお釈迦さまの誕生の姿を現す「誕生佛」にかけるようになったといわれています(諸説ありです) 花まつりを祝うグッズがない!!話は2019年に戻りまして、Twitter上でみなさんに「欲しいお寺グッズありますか?」とお聞きしたところ、いろんなご意見をいただき、その中でこのようなやり取りがありました。 これを見たときに、そういえば花まつりを祝うグッズってみたことがないな……と思ったのです。 せっかくいいアイデアが出ているので、花まつりをコンセプトに作ってみませんか?と提案したところ、すごい速度で意見が飛び交いました。みんな欲しい!と思うデザイン・仕様を意見交換します。 意見交換が落ち着いたころ、改めて発案者の方にコンタクトを取らせていただきました。 このアイデアを出していただいたのが半田カメラさん。プロカメラマンとしてお仕事されている方ですが、ご趣味が大仏鑑賞で、大仏専門カメラマンとしての顔も持つ方です。過去おてらぶのぶブログでもご紹介させさせていただきました。 半田カメラさんはイラストも描かれる方で、今回のスノードーム製作を進めるにあたり、デザインを考えてくれました。 いちばん初めに描いてくれたイラストがこちら。デフォルメ具合がイイ感じです。そこはかとないかわいらしさと、仏像感もあるのは半田カメラさんの大仏カメラマンらしい目線の付け所ではないでしょうか。細部修正をお願いして次に上がってきたのはこちら…… むちゃくちゃ楽しそう!笑 かなりいい感じになりましたが課題も見つかりました。それは色数とモチーフの数です。色はあまり多くするとラメが目立たなくなってしまいます。また色を多く使えば使うほどお高くなってしまうのです。 もうひとつはモチーフ問題。あまり大くすると、ドーム内に入らなくなってしまいます。スノードームは水が入っている状態で私たちは見ているので、実際に入っているモチーフはさらに小さく造られています。モチーフの数もですが、あまり細かな細工は再現が難しいということでした。 そのことを半田カメラさんにお伝えしたところ、すぐにデザインの修正案を送ってくれました。 か、かわいすぎるー!! 色・モチーフ問題を解決しつつ、いい感じでクオリティアップされています。なにより台座が前回のシンプルなものよりスペシャル仕様に!これはマーヤー夫人の右脇にダイブしたという白象ですね!ここからさらにブラッシュアップが続きました。 最終稿。ここでフィニッシュ!この段階で原型制作がスタートしました。 原型だいぶいい感じです。ここからは半田カメラさんの手を離れ、フェリシモと原型師さん、メーカーさんとのやり取りが繰り返されます。そして完成したものがこちら! どうでしょうか。いい感じにしあがりました!世の中ここまでかわいらしい、花まつりをモチーフにしたスノードームがあったでしょうか。今回は中に入れるラメにもこだわってみました。 そう!花びらなんです。お釈迦さまがお生まれになったとき、一面に花が咲き乱れたというエピソードをお伝えしたくて花びらデザインのものを探しました。 このスノードームがきっかけに、もっとお釈迦さまの誕生日を祝うようになったらうれしいです。 商品のご注文はこちこちらからどうぞ。 花まつりスノードーム おてらぶ企画会議はまだまだ続きます今回の商品はTwitter上ではじまった #おてらぶ企画会議 という流れからはじまりました。みなさまが本当に欲しいものを形にするこの企画は2020年もまだまだ続きます。
不定期開催にはなりますが、おてらぶTwitterアカウントで発信していきますので、ぜひご参加ください! こんにちは、おてらぶ部長ひさよしです。 みなさん雨の日って好きですか?私は傘の差し方が悪いのか、いつも足もとがずぶ濡れになることもあってちょっと苦手です。私のような理由はともかく、雨の日が苦手な人はたくさんいると思って、雨の日を楽しく過ごすことができるアイテムがないかな?と思い、考えたのがこの「僧衣レインポンチョ」です。 商品は、絡子上の収納バッグ、網代傘パーツ、レインポンチョ本体の3点セットです。レインポンチョ本体はもちろん、網代傘パーツもくるっと折りたたむことでコンパクトになり、収納バッグにすっぽりと収まるようになっています。そしてこの3点をフル装備すると…… ジャン! こうなって、なりきり僧衣スタイルの完成です。 面白いけど、このままの姿で一人で外に出るのはちょっと……というあなたには、こう! 収納バッグと網代傘パーツを使わなくても、フードパーツが付いているので、ふつうのレインポンチョとしてもご利用いただけます。袖部分にボタンパーツがついていますので、簡易的に袖口を作ることもできます。 開発の裏側(部長のメモ帳から)ある日お寺巡りしてるとき托鉢に出かけるお坊さんたちを町で見かけました。みなさん僧衣をまとい、網代傘をさして歩いていらっしゃたのですが、その姿がなんとも格好よかったのです。
漆黒の着物に黄土色の絡子(らくす)、大きな網代傘、どれをとってもすばらしい。そんなことを考えながら、持ち歩いていた500色の色えんぴつで、メモ帳にラフスケッチしていました。 上のイラストはそのときのものですが、この時点ですでにレインポンチョになっていたので確信犯ですね。この時点では網代傘はフードで再現しようとしていました。色違いは時宗の僧侶が着る「阿弥衣(あみえ)」です。 商品のご注文はこちらからどうぞ。 僧衣レインポンチョ こんにちは、おてらぶ部長ひさよしです。 こんかい今回ご紹介するのは、安珍清姫伝説コラボレーションの第三弾「安珍清姫想い合いリング」です。 デザインは、全体が炎をイメージしたものになっています。 このリングの特徴はふたつ。ひとつは写真を見るとお分かりいただけると思いますが、一部分がとじていない状態になっていますので多少のサイズ調整ができるタイプであるということです。サイズ調整するときは、くれぐれも注意して少しずつ広げたり、狭めたりしてくださいね。 そしてもうひとつは、リングのデザインに安珍清姫伝説の物語をこっそり隠しているということです。 いかがでしたか?④番のところは、なんと2匹の蛇が絡み合ってハートを象っています。指にはめて、この部分を内側に向けるのか、外側に向けるのかによっても大きく指もとの印象が変わります。ぜひお試しください。 商品のご注文はこちらからどうぞ。
安珍清姫 想い合いリング こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今回ご紹介したいのはこの帽子、「梵鐘バスクハット」です。 はい、いろいろ突っ込みどころがあるのは承知いたしております。でも仕方ないじゃないですか!作りたい欲を抑えることができなかったのです。では、いつものように解説行ってみようー!! 怨念の連鎖から解き放たれた霊鐘梵鐘バスクハットのモデルになっているのが妙満寺に安置されている二代目道成寺鐘です。 その昔、道成寺では安珍・清姫の伝説以来、失われていた鐘を再鋳し、鐘供養を盛大に営むことになりました。するとその席に一人の白拍子が現れ、鐘に触れると蛇身に姿を変えて鐘を引きずり降ろし、その中へと姿を消しました。 これを見た僧侶たちは一心に祈念し、地に落ちた鐘はもとの場所に持ち上がりましたが、怨念のためか良い音が鳴らず、また近隣に悪病災厄などが相次いで起こったこともあり、鐘は山林に捨て去られることになりました。 その後、時は二百年あまり経ち、鐘の噂を聞いた「秀吉根来攻め」の大将・仙石権兵衛が陣鐘(合戦の時に合図に使う鐘)として使うために鐘を掘り起こし、京都に持ち帰り、時の妙満寺の貫首であった日殷大僧正の法華経による供養で怨念を解かれ、鳴音美しい霊鐘となり、今も妙満寺に伝わっているのだそうです。 バスクって何?梵鐘というのはお寺にある鐘のことですが、バスクというのも聞きなれない言葉かもしれません。このバスクとは、ベレー帽発祥の地だと伝わるフランスバスク地方で農民たちが愛用していたバスクベレーの恐縮ウール製造方法を使って作られた生地のことです。今回の帽子にはそのバスク生地の技術を使わせていただいてます。 いろんなスタイルを楽しめるこのハットの特徴として、いろんなかぶり方ができることがあります。通常の帽子は内側に汚れ防止やサイズ調整用のテープが巻かれているのですが、この帽子はそのテープがありません。そのことにより、通常の帽子に比べてフチを自由に折り込むことができ、同じ帽子でも印象の全く違う楽しみ方ができるのです。
シンプルにかぶるのもよし、後ろ側を織り込んでニュアンスをつけるのもいいですし、思い切って全体を折り上げてベレー帽のように楽しむのも〇。自分らしいかぶり方を見つけてお楽しみください。 商品のご注文はこちらからどうぞ。 梵鐘バスクハット 安珍清姫 蛇に化けて~♪ 七重に巻かれて ひとまわり ひとまわり……こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 いきなり不穏なスタートで始まってしまいましたが、この歌はある有名な物語を歌った動揺の一節です。 物語の名は「道成寺」。ひょっとしたら名前を聞いたことがある人もいるかもしれません。 この物語は、能や文楽などの古典芸能でも取り入れられ人気の演目や曲となって今に伝わっています。ではいったいどのような物語なのでしょうか…… その昔、安珍という若い山伏が熊野本宮大社を目指し修行の旅をしていました。道中、安珍が一晩の宿を探していたところ、庄司の清次という男が安珍を自らの屋敷に迎え入れました。清次には清姫という名の一人の美しい娘がいたのですが、安珍を見た清姫は一目惚れしたのでした…… 一泊した後、再び旅に出てしまう安珍を、どうしても引き留めておきたい清姫は数日とどまるようにと安珍にお願いします。しかし、修業の身である安珍はそれを良しとせず、帰りに必ず立ち寄ると約束をして清姫のいる屋敷を後にします。しかし何日待っても安珍は戻ってきません。不安になった清姫は、安珍を追いかけることにしました。 安珍に追いついた清姫が、なぜ戻らないかと尋ねたところ、安珍は人違いだと言い聞く耳を持ちません。これに怒った清姫は、蛇身へと変化して逃げる安珍を道成寺まで追いかけるのでした…… 怖いですね~。しかし、この物語はこわいだけでは終わらないのです。 6つのメダイを集めると、安珍清姫の物語が完成今回の寺チャームコレクションはアンティークメダイのテイストで作られています。メダイとはポルトガル語でメダルのことで、キリスト教の聖品として作られイエス・キリストや聖母マリアをはじめとした聖人が彫られている記念コインのようなものです。今回の寺チャームコレクション安珍清姫伝説には、シーンそれぞれの物語がセットされています。ぜひ集めて物語をお楽しみください。 商品のご注文はこちらからどうぞ。 寺チャームコレクション~安珍清姫伝説~ 安珍清姫伝説を今に伝えるお寺とのコラボレーショングッズ化するにあたって調べていると、道成寺ともうひとつ重要なお寺があることを知りました。それが、京都にある妙満寺。この妙満寺に現在も道成寺の鐘が安置されているのです。今回の寺チャームコレクションはこの妙満寺さまと一緒に開発させていただいています。
京都へ行った際にはぜひお参りしてみてください。 顕本法華宗 総本山 妙満寺 〒606-0015 京都府京都市左京区岩倉幡枝町91 電話:075-461-5973 拝観時間 6:00〜17:00(本坊は9:00〜16:00) 突然ですが「フリースタイルな僧侶たち」というのを聞いたことはないでしょうか。 フリースタイルな僧侶たちとは、宗派を超えた僧侶と仏教ファンのコミュニティの名称であり、またその名と同じ名前のフリーマガジンも発刊されています。 「”お坊さん=お葬式”というイメージを脱却したい」 「仏教の持つ豊かな可能性に出会っていただきたい」 そんな想いで作られている、風変わりもおもしろいフリーマガジンです。 おてらぶはこのフリースタイルな僧侶たち(略してフリスタ)と縁がありまして、今までもさまざまなイベントなどご一緒させていただいてきました。過去にはおてらぶの特集を組んでいただいたことも! そんな感じで縁の深いフリスタと一緒にグッズを作ろうということになりました。 はじまりは……2018年!かなり長くかかった企画会議です。 この企画会議には、フリスタをサポートするお寺好き女子メンバー「フリスタ女子部」のみなさんたちと、お坊さんが参加。学びもあり、楽しく、かつ便利でちゃんと使えるモノって何だろうという話をしました。 ステーショナリーやアクセサリー、赤ちゃんグッズ!なども出ていましたが、最終的に出た結論は… まさかのトイレグッズ!!! 「トイレの神様」という歌が流行りましたが、実は仏教にも「トイレの仏さま」がいらっしゃるのです! それがうすさま烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)です。 烏枢沙摩明王は、もとは古代インドの神さまであるアグニが仏教に取り入れられてこのお姿になりました。浄化をつかさどるといい、不浄であるおトイレを浄化するといいます。 渋い……渋いチョイスですフリスタ女子部のみなさん!! そこで考えだされたのがトイレットペーパーホルダーでした。 しかも、ただのトイレットペーパーホルダーではありません。浄化という部分に目をつけて、その形状を生かせる2WAY仕様にということで、ヨガマットバッグの機能も付けようということに!!なんと欲張りでしょう。 見た目に一番大切なポイント、イラストはお坊さんであり漫画家でもある、みつざわひろあきさんにお願いしました。そうして出来上がったのが、こちら! いい感じ…いい感じじゃないですかーー!!見た目だけでなく、いろんなところにこだわりポイントがありますのでご紹介します。
&こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです!
2020年もフェリシモおてらぶは、楽しくて学びのあるお寺文化グッズをプロデュースしていきます! どうぞよろしくお願いします。 記念すべき2020年第一弾のグッズは……大量ですーワッショイ! 今回のテーマは「コラボレーション」。2019年出会ったいろんな人たちと一緒に商品を作ってみました。 グッズの数だけいろんなご縁がありました。ここではそんな出会いと、グッズが出来上がるまでの道のりと、商品の魅力をお話ししたいと思います。 下のリンクより気になった商品をクリックして、ご覧くださいませ。 うすさまヨガマットバッグ 僧衣レインポンチョ 寺チャームコレクション 安珍清姫伝説 安珍清姫想い合いリング 梵鐘バスクハット 花まつりスノードーム リバーシブルみほとけ抱クッション ぼちぼちクラッチポーチ 画文帯神獣鏡アクセサリーポーチ&コフニカルイヤアクセサリーほか みなさまに素敵な一年となりますように! 子年 子年の守り本尊"千手観音さま"に ちなんで^^; 弊社商品でごあいさつ
『YOU+MORE! ぎゅうぎゅう集まって眠る ハムスターのボックスティッシュカバー』※お飾りは勝手につけました…… 『耳もとにみほとけの輝き 千手イヤアクセサリー(ピアス&イヤリング)』 ツイッターでごあいさつした『YOU+MORE! もっちりハムスターのちっちゃめポーチの会』も^^ フェリシモ社内HPに、社員がリレーして自分の周りのよしなしごとを書く「社員のつぶやき」というコーナーがあります。 その人の知らない一面や、へええ! と思わずもっと聞きたくなる話題、そんなところに行ってきたの? など、ついつい会話が進む楽しいコーナー。 その中に、突如「ブッダマシーン」というタイトルが登場して、思わずぐりぐり読んでしまいました。みなさまはご存じですかあ? 「ブッダマシーン」 「自動念佛機」という別名のとおり、いつでもどこでもお経を再生できる機械らしい。 本人曰く、本場(!?)では仏具店に売られているそうなのでカテゴリーは「仏具」のようです。収録されているのは、メロディーがついた「念仏ソング」がメイン。 女性が歌うもの、男性が歌うもの、合唱、曲調もさまざまなそうです。 (すべて伝聞系^^;) たまに読経や木魚を叩くだけの曲もあるそうです。ほおお! で、写真とコメントを、このブログ用にもらいました。 上の「ブッダマシーン」は収録曲多め! の40曲入り。 スイッチを押すと観音さまの後ろが光りながらくるくる回ります。 再生・停止ボタン、戻る・進むボタンがついていて、操作性にすぐれた(!)モデル。 ボタンが蓮になっているデザインも、本人曰く^^ 心にくい! ヘッドホン端子、ACアダプター端子もついていて いろいろな場所で楽しむことができます。 このフェリシモ社内の後輩がブッダマシーンに出会ったのは、一昨年の弊社ファッションカタログの撮影中……だったそうです。 お仕事でご一緒している仏像好きのデザイナーさんが見せてくれた動画。 「たまごっち的なノリのデザインと『念仏』を掛け合わせた、怪しいかわいさにグッときてしまった」のだそうです。(たまごっち!) 「いろんな形があるのもおもしろくて、ネットショップから入荷のお知らせがあるたびについ買い足していった」とのこと。ほほお。 以下は、さらに大切なコレクションを紹介してもらったものです。 ハートです! ハートです^^!
へえええ、と思って少しだけ調べてみたりしたのですが、世界中に、いろんな種類があるのですね。素敵です!
くだんの後輩くんは、「再生すると花の部分が開いたり閉じたりして、ずっと見ていられるモデルを見つけたんです! が、結構高価なのと希少なタイプなのか、あまり売られていないみたいで、縁があって、いつか出会えたら 絶対手に入れたい! と思っています。」と熱く語ってくれました。 ご縁がありますように! ぼやぼやしている間に……お申し込み期限が過ぎていた……。 フェリシモ猫部とコラボレーションした猫ちゃんが仏さまに見えるつめとぎ^^; その名も「おてらぶとコラボ! 愛猫はわが家のご本尊 光背つめとぎ」 まさに今、みなさまにお届け中^^ しあわせな年末になりますように。
いよいよ明日3月26日(火)から始まる、東京国立博物館 特別展『国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅』 おてらぶグッズをご紹介します。 グッズその1:もちもち金剛杵ペンケース仏像ファンの心をつかんで話さない美仏、東寺の帝釈天。その帝釈天が手に持つ密教法具、「独鈷杵(とっこしょ)を手触りやわらかいペンケースにしました。 金剛杵とは密教法具の中ではメジャーなもので、悟りをさまたげるものを払うといわれています。爪状の数でなまえが変わり、3本あるものを三鈷杵(さんこしょ)、5つあるものを五鈷杵(ごこしょ)とよび、1本しか爪がないものを独鈷杵(とっこしょ)とよびます。 グッズその2:あったか毘沙門天アイマスク東寺といえば、やはりあの眼光鋭いにらみをきかせた眼差しの兜跋毘沙門天。その特徴的なお顔を、あったかジェルで目を癒やすアイマスクにしてみました。 アイマスクの裏面は肌触りのいいパイル仕様。さらにくり返し使用できるホットジェルをアイマスク横から差し込むことができ、見た目の鋭さとは裏腹に、疲れた目をつつんで、ぽかぽかあたためて癒やしてくれます。 グッズその3:東寺のもちもち邪鬼ポーチいつも四天王像に踏まれ続けているけなげな邪鬼たちを、もちもち手触りのかわいらしいポーチにする「もちもち邪鬼ポーチ」コレクションに、ついに東寺オリジナルバージョンが誕生! もちもち手触りはそのままに、東寺の邪鬼特有の表情をモチーフにしました。 グッズその4:寺チャームコレクション 密教法具の世界お寺にある物って、何か気になる。すごく複雑な形をしていて格好よかったり、細かな細工が美しかったり……。そんなお寺でみかける宝物、仏具、法具などをヨーロッパのアンティークチャームのようなジャパンメイドのチャームコレクションを作りました。東寺展とコラボレーションする今回は、「密教」をイメージした、密教法具コレクションをラインナップ。 東寺展特設ショップで購入すると、シークレットアイテムが当たるかもっ!? グッズその5:見上げればみほとけの世界 曼荼羅パラソル密教の世界を視覚的に表現した曼荼羅を折り畳み式の晴雨兼用傘にしました。 五鈷杵をイメージした専用袋付きです。 一挙ご紹介しました!
東寺展特設ショップでぜひ手に取ってみていただきたいです。 また、フェリシモでは7月分(6月中旬)より順次お届け商品として、こちらで 先行予約お申し込みを受け付け中です。 ひとつずつに込めた思いを改めてご案内をしていきます。 まずは、東寺展でお目にかかりましょう。 2016年運慶展でデビューして話題騒然だった「もちもち邪鬼ポーチ」の新色が現在おてらぶウェブショップで発売中です。ここで改めまして、邪鬼とは何か。邪鬼ポーチの誕生秘話とこだわりをここで振り返ってみましょう。 邪鬼(じゃき)って何?邪鬼(じゃき)とは、仏教の世界において登場する鬼のこと。主に多聞天・広目天・持国天・増長天、いわゆる四天王の足もとで踏みつけられている姿で表されます。この姿は人に厄災を振りまく邪鬼が仏法のもと懲らしめられている様子なのだそう。 「天邪鬼(あまのじゃく)」「鬼が笑う」「鬼に金棒」などの語源や、多くの昔話で鬼が登場するように日本には古くより鬼という存在が身近にありました。仏教ではそのような恐ろしい鬼を、ただ悪しきものとして退治するだけでなく、ときに改心させて仏門へと招き入れ、その強力な力を使って仏や人びとを守る役目を与えることがあるのだそうです。 仏像好きな人たちのなかで、この邪鬼好きさんが多いのだそうですが、実はおてらぶ部長も何を隠そう、この邪鬼愛好家のひとりなのでした。 いつも踏まれ続けている邪鬼を愛でてあげたい!仏像が作られたときから、ずっと踏まれ続けている邪鬼たち。 もう、きっと改心しているはず。そんな邪鬼たちを、せめて愛でてあげたくなるようなグッズにできたら……そんな想いで、おてらぶ部長は邪鬼をもちもち触感がやみつきになるポーチにしたのでした。 リアルなプリントともちもち触感もちもち邪鬼ポーチはアイテムとしては「ポーチ」ですが、正直あまり物は入りません。そのぶん見ために全力を注いでいます!ぬいぐるみのようなキュートさに、フィギュアのようなリアルさをミックスした姿は今までにないお寺アイテムです。鼻は別パーツをわざわざ縫い付け、カワイイほっぺは綿を本体と別に詰めて表現しています。 ユーモラスな見た目とバックストーリー商品には、もち邪鬼たちのストーリーを漫画にした小冊子がセットされています。ただのポーチとしてでなく、ずっと愛用していただければうれしいです。 不定期開催!「もち邪鬼フォトコンテスト」もち邪鬼たちをお招きいただけたら、ぜひ不定期開催している「もち邪鬼フォトコンテスト」にご参加ください。受賞いただいた方には、もち邪鬼フォトグラファーとしてのオリジナル名刺を製作してプレゼントいたします。
そろそろ朝晩が肌寒くなってくる季節ですね。ここからは、秋をすぎ、冬になるのはあっという間。お仕事も追い込みに入り、世間では「師走」と言われる季節の到来です。 乾燥する日が続くと、お肌のカサつきも気になりますよね。 そんなあなたのために!おてらぶは、このハンドクリームをおすすめします。その名も「おてらぶが作ったハンドクリーム」(まんまやーん! おてらぶが作るのですから、ただのハンドクリームではございません。気になるこだわりポイントを見ていきましょう。 保湿成分にこだわり今回、保湿成分として取り入れたのは7つ。 精進料理をイメージした、ゆず種油、大豆油、月見草油、米ぬか油、オリーブオイル、ごま油、そしてハスの花エキスです。ハスの花エキスは、日本でもほとんど流通していなかったものをインドより取り寄せて使用しています。 かおりへのこだわりハンドクリームのよさや特徴を語るとすれば、かおりは外せません。 おてらぶが作ったハンドクリームは、ほんのりとお香のかおりがします。キツいかおりではなく、ふわっと感じるレベルにこだわりました。 ちなみにインドでは、遠方から寺院に来た来客をもてなすのは、お香のかおりなのだそうです。 テクスチャーへのこだわり冬場はもちろん、夏場でも使えるように、テクスチャーは伸びのいいものにしています。肌なじみがよく、スッとのびますので、べたつきが気になる人もお使いいただけると思います。 お寺めぐりが趣味な人も、冬場の乾燥した日々にお悩みな人にもおすすめしたい「おてらぶが作ったハンドクリーム」をぜひお使いくださいませ。
現在、フェリシモのウェブショップと、東京国立博物館で開催中の「大報恩寺展 特設ショップ」にて販売中です。 おてらぶウェブショップはこちらからどうぞ。 おてらぶが作ったハンドクリーム お香のかおり こんにちは。『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展でのおてらぶ企画したアイテム第3弾の紹介です。最後を飾るアイテムは「十大弟子ぷっくりジェルネイルシール」です。そう、ネイルシールなんです! お寺好き女性たちのおしゃれアイテム登場!ネイルシールは、ご存知の通り、手軽にはじめることができる女性のおしゃれアイテムのひとつ。 いそがしいときでもおしゃれを忘れず、自分磨きを大事にする大人女子たちには頭が下がります。そんな世の女性たちの自分磨き時間に、釈迦の十大弟子たちの徳をプラスして、心も磨けるような、今までにないデザインのネイルシールがあったら!そんな想いで作ってしまいました。 使いやすさ① フレンチネイル仕様だから初心者も安心 今までネイルシールやネイルアートをしたことのない人でも、気軽に楽しめるように、指先に付けても違和感のないピンクカラーをベースにフレンチネイルで仕上げました。ゆび先のセンターにちょこんとのせて、地肌の色をあえて見せることで、デザインと詰めとのなじみが良いのが特徴です。 使いやすさ② よく見ると十大弟子!こっそりお寺ポイントこのネイルシールのデザインポイントは、なんといっても十大弟子のご尊顔。 ぱっと見た目はきれいなラメ模様。でもよく見るとお顔が箔プリントされているというこだわりの仕様です。よく見ないと気づかれない、奥ゆかしいデザインだからこそ、ふだん使いも気軽にできて、かつ人とは違ったこだわりを追求することができます。 使いやすさ③ ドレスアップパーツでお好みの華やかさをプラス!ネイルシールにはドレスアップパーツシールもセットされているので、もっと華やかにしたい!という人は、そのパーツを使うとさらにゴージャスなネイルアートを楽しむことができます。
こちらの商品も、10/2から開催の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展 特設ショップとフェリシモウェブサイトで発売予定です。 こんにちは。先日の「蓮弁パスケース」に引き続き、『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展でおてらぶが企画したアイテム第2弾の紹介です。その名も「徳目ピアス&イヤリング」。 徳目って何?おてらぶさんのこだわりポイントってどこ?そんな疑問にお答えいたします。 十大弟子の徳目とは?仏教の開祖であり、多くの教えを伝えたお釈迦さまには、多くの信者や、お弟子さんがいました。 その中でも特に中心的な役割をしていた人物たちがいます。そう、彼らのことを釈迦十代弟子(しゃかじゅうだいでし)とよぶのです。 十大弟子たちには、それぞれ得意な能力・分野があったといわれています。 例えば、常にお釈迦さまのそばにいたイケメン(とても美男子だったそうです!)阿難陀は、お釈迦さまの話をだれよりも一番多く聞いたことから「多聞第一」と呼ばれました。それを徳目と呼ぶそうです。10人の弟子それぞれが、徳目を表す通り名のようなものがつけられているのが特徴です。他にどんなお弟子さんと徳目があったのでしょうか。イヤアクセサリーのデザインとともに見ていきましょう! 阿難陀/多聞スートラ 阿難陀(あなんだ)は、釈迦十大弟子のうち、お釈迦さまのそばで一番よく話を聞いたのだそうです。そこから「多聞第一(たもんだいいち)」という名で呼ばれていました。イヤアクセサリーには、そのようなエピソードから「誰よりも聞き上手に…」という願いを込めてデザインしました。 羅睺羅/密行スクエア羅睺羅(らごら)はお釈迦さまの実の子どもです。それだけに教団内で特別視されることを嫌い、誰よりも正しく修行を行い精進したのだそうです。そのことから「密行第一(みつぎょうだいいち)」と呼ばれました。そのようなエピソードから、「約束や決まりを守る気持ちを身につける」という願いをこめてデザインしています。 優婆離/持律ヘキサゴン優婆離(うばり)は、教えの基本を守ることを大事にし、戒律に精通していたことから「持律第一(じりつだいいち)」とよばれていました。イヤアクセサリーには、優婆離にかけて「基本を怠らない心が持てるように」と願かけています。 阿那律/天眼アイズ阿那律(あなりつ)は、ある日修行中眠ってしまい、そのことでお釈迦さまに怒られてしまいます。阿那律は深く反省し、一生眠らないことを誓います。お釈迦さまはそれについてよくないといいましたが、ついに無理がたたり、失明してしまいます。しかし、その結果すべてを見通す特別な眼を得たことから「天眼第一(てんげんだいいち)」と呼ばれました。このイヤアクセサリーには「鋭い洞察力を…」という願いを込めています。 迦旃延/論議ロータス迦旃延(かせんねん)は、教団内でも優れた理論家で、仏教伝道においてとても重要な働きをしたことから「論議第一(ろんぎだいいち)」とよばれていたそうです。イヤアクセサリーは「理論的な思考力が身につきますように」と願いを込めてデザインしました。 富楼那/説法ムーン富楼那(ふるな)は、最古参の弟子の一人。とても話がわかりやすく、道理に通じていてとても説得力があり「説法第一(せっぽうだいいち)」と呼ばれました。イヤアクセサリーはそのようなエピソードから「誰でも納得させることができる会話術を身につける」という願いを込めて作りました。 須菩提/解空サークル須菩提(すぼだい)は、あらゆることに執着することの愚かさを知り「空」の考えに精通し、説いていたことから「解空第一(げくうだいいち)と呼ばれたのだそうです。そのようなエピソードより「何事にも執着しない生き方を」という願いをかけてイヤアクセサリーをデザインしました。 大迦葉/頭陀トライアングル大迦葉(だいかしょう)は、衣食住にとらわれず、清貧の修行を貫き、ぶれずに精進した弟子でした。そのことより「頭陀第一(ずだだいいち)」と呼ばれたのだそうです。このことからイヤアクセサリーには「足るを知る心を身につける」という願いをかけてデザインしています。 目犍連/神通シャイン目犍連(もっけんれん)は釈迦の十大弟子の中でも特に不思議な力を持ち、お釈迦さまの説法を邪魔する悪鬼などを降伏させる力などを持っていました。そのことから「神通第一(じんつうだいいち)」と呼ばれていました。イヤアクセサリーにはそのような「自分だけの不思議な力=一手を持つ」という願いを込めています。 舎利弗/知恵ジェム舎利弗(しゃりほつ)は、弟子の中でも特に頭がよく、まさに頭脳明晰。人づてに聞いた釈迦の教えで悟りの直前まで理解するほどだったそうです。そのことから「知恵第一(ちえだいいち)」と呼ばれたのでした。イヤアクセサリーにはその「聡明な頭脳を身につける」という願いをこめてデザインしています。 仏教的なこだわりと、女性らしさを演出するデザインいかがでしたでしょうか。お釈迦様のお弟子さんたちは、まさに十人十色!あなたの願いにぴったりの徳目はありましたでしょうか。 今回は、十大弟子の徳目をこだわりポイントにしましたが、ふだん使いをするにあたって、やっぱりかわいくないといけません。そこで、おまけのもうひとアイテムをセットします。それがこちら! これは取外し可能なチェーンパーツ「未敷蓮華パーツ」です。
未敷蓮華とは、まだ咲かない蕾のままの蓮花のこと。仏教では如来まで至っていない観音さまが持つことが多いアイテムです。これは仏の心をもっているが、まだ開花していない人の心を表しているとも。 自分が目指したい徳目を選んで耳につけていただくとき、どうぞこの「未敷蓮華パーツ」も一緒に付けていただき、心に蓮の花が咲くことを目指していただければ幸いです。 10月2日より東京国立博物館にて開催の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展にむけて、おてらぶのコラボレーショングッズの製作が佳境を迎えています!今回も、お寺・仏像・仏教好きな方々に満足していただける、おしゃれで機能的で、マニアックなグッズを作っています。 グッズその1:パスケース今回は、お寺めぐりの際、電車やバスを使って移動する方が多いという、“参拝あるある” をヒントに、パスケースを企画中です。デザインモチーフは「六観音(ろっかんのん)」と「六道(ろくどう・りくどう)」! 仏教でには「六道輪廻(ろくどうりんね・りくどうりんね)」という考え方があり、私たちは生前の行いによって、死後生まれ変わる世界が決まるといわれています。生まれ変わる世界は「天上道」「人間道」「修羅道」「畜生道」「餓鬼道」「地獄道」の六つの世界があるのだそう。人は死後この六つの世界を無限ループしているというのです! そして仏教における目的のひとつ「解脱(げだつ)」は、この無限ループからの脱出することだそうです。 世界の名前を見ると、なんとなく良い雰囲気を感じる世界と、物騒な名前の世界がありますが、現在製作中のグッズでは、そのあたりの気になる世界情報も盛り込んでいますので、ご期待ください♪ グッズその2:新作ピアス&イヤリングふたつめの商品が、前回の企画展コラボグッズで登場し、大人気だった「千手イヤーアクセサリー」に続くおてらぶアクセサリー第2弾。デザインモチーフは「釈迦十大弟子の徳目」です。 お釈迦さまには多くのお弟子さんがいらっしゃいましたが、その中でも特に信頼を寄せ、中心的な役割を担っていたお弟子さんが10人いました。その方々を「釈迦十大弟子」といい、それぞれ得意なスキル(修行徳目)があったと伝えられています。 身に付けるアクセサリーがかわいいのは当たり前。でももし、そこに自分が目指したい姿や技術、センスを願うことができたら面白いな、と思ったのが開発のきっかけです。 今回は10デザイン用意しますので、自分の好きなデザイン・徳目を選んでみてくださいね♪ グッズその3:ネイルシール三つ目のグッズが、まさかのネイルシールです。 時間がないときでも、てがるにおしゃれができるということで人気のネイルシール。最近はデザインだけでなく、素材もクオリティアップしていて、付けるだけで自然な仕上がりになるものも多いです。フェリシモでも特にフレンチネイルのネイルシールが人気で、お客さまにご愛顧いただいています。 おてらぶが作るネイルシールは「釈迦十大弟子」をモチーフにしています。手軽に、気軽におしゃれするときも、自分磨きの気持ちは忘れないはず。ではそのときに心も磨くようなアイテムがあったら……そう思い企画してみました。 企画制作中のグッズは、10月2日から東京国立博物館で開催予定の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展特設ショップと、フェリシモウェブサイトで発売予定です。 そして……今回も数量限定、超激レアな限定カラーバージョンが発売されます! 発売日などの詳しい情報は『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』特設ウェブサイト・SNS等で発表されるそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね! 『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』
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