帝釈天に仕え、仏教世界の東西南北を守る四天王ですが、広目天だけ武器を持たない姿で表されることがあるというのをご存じでしょうか。今回はその広目天をモチーフとしたペンケースのご紹介です。 武器ではなく巻物を持つ姿広目天は四天王のうち、西方を護る守護神であると伝わります。仏像や仏画で表現される姿はさまざまですが、日本では甲冑を身に着けた唐風の姿で表されることが多いようです。 天平時代の像では、筆と巻物持つ姿で表されることがあり、その巻物にはこの世で生きるモノのことがすべて書き記されているのだそうです。それには広目天の名前に秘密があるようです。 毘楼博叉(ヴィルーパークシャー)広目天はインド神話でヴィルーパークシャーという名で雷神インドラの配下でした。その名は「種々の眼をした者」と意味だそうです。仏教に取り入れられた後、その名の意味が「千里眼」と拡大解釈され、そこから広目天と訳されたのだそうです。 巻物をペンケースにした理由この広目天のストーリーを調べてインドラの話が出てきたときは驚きました。このインドラは仏教に取り入れられた際、帝釈天という神仏になるのですが、その帝釈天が持つ金剛杵を、過去ペンケースにしたことがあったのです。帝釈天と広目天の関係性を想うと不思議なご縁を感じました。 そのようなこともあり、広目天をモチーフにしたグッズもペンケースにしようと思ったのでした。 かさばる文具は巻いて保管が天部流巻物状のペンケースには、内側に大小さまざまなポケットを用意しています。これによってバラバラしがちなふせんや、長さの違うペンやえんぴつ、カッターナイフやはさみなどを仕分けしてすっきり収納することが可能です。
|
過去の投稿
6月 2024
ブログテーマ
すべて
|