こんにちは。先日の「蓮弁パスケース」に引き続き、『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展でおてらぶが企画したアイテム第2弾の紹介です。その名も「徳目ピアス&イヤリング」。 徳目って何?おてらぶさんのこだわりポイントってどこ?そんな疑問にお答えいたします。 十大弟子の徳目とは?仏教の開祖であり、多くの教えを伝えたお釈迦さまには、多くの信者や、お弟子さんがいました。 その中でも特に中心的な役割をしていた人物たちがいます。そう、彼らのことを釈迦十代弟子(しゃかじゅうだいでし)とよぶのです。 十大弟子たちには、それぞれ得意な能力・分野があったといわれています。 例えば、常にお釈迦さまのそばにいたイケメン(とても美男子だったそうです!)阿難陀は、お釈迦さまの話をだれよりも一番多く聞いたことから「多聞第一」と呼ばれました。それを徳目と呼ぶそうです。10人の弟子それぞれが、徳目を表す通り名のようなものがつけられているのが特徴です。他にどんなお弟子さんと徳目があったのでしょうか。イヤアクセサリーのデザインとともに見ていきましょう! 阿難陀/多聞スートラ 阿難陀(あなんだ)は、釈迦十大弟子のうち、お釈迦さまのそばで一番よく話を聞いたのだそうです。そこから「多聞第一(たもんだいいち)」という名で呼ばれていました。イヤアクセサリーには、そのようなエピソードから「誰よりも聞き上手に…」という願いを込めてデザインしました。 羅睺羅/密行スクエア羅睺羅(らごら)はお釈迦さまの実の子どもです。それだけに教団内で特別視されることを嫌い、誰よりも正しく修行を行い精進したのだそうです。そのことから「密行第一(みつぎょうだいいち)」と呼ばれました。そのようなエピソードから、「約束や決まりを守る気持ちを身につける」という願いをこめてデザインしています。 優婆離/持律ヘキサゴン優婆離(うばり)は、教えの基本を守ることを大事にし、戒律に精通していたことから「持律第一(じりつだいいち)」とよばれていました。イヤアクセサリーには、優婆離にかけて「基本を怠らない心が持てるように」と願かけています。 阿那律/天眼アイズ阿那律(あなりつ)は、ある日修行中眠ってしまい、そのことでお釈迦さまに怒られてしまいます。阿那律は深く反省し、一生眠らないことを誓います。お釈迦さまはそれについてよくないといいましたが、ついに無理がたたり、失明してしまいます。しかし、その結果すべてを見通す特別な眼を得たことから「天眼第一(てんげんだいいち)」と呼ばれました。このイヤアクセサリーには「鋭い洞察力を…」という願いを込めています。 迦旃延/論議ロータス迦旃延(かせんねん)は、教団内でも優れた理論家で、仏教伝道においてとても重要な働きをしたことから「論議第一(ろんぎだいいち)」とよばれていたそうです。イヤアクセサリーは「理論的な思考力が身につきますように」と願いを込めてデザインしました。 富楼那/説法ムーン富楼那(ふるな)は、最古参の弟子の一人。とても話がわかりやすく、道理に通じていてとても説得力があり「説法第一(せっぽうだいいち)」と呼ばれました。イヤアクセサリーはそのようなエピソードから「誰でも納得させることができる会話術を身につける」という願いを込めて作りました。 須菩提/解空サークル須菩提(すぼだい)は、あらゆることに執着することの愚かさを知り「空」の考えに精通し、説いていたことから「解空第一(げくうだいいち)と呼ばれたのだそうです。そのようなエピソードより「何事にも執着しない生き方を」という願いをかけてイヤアクセサリーをデザインしました。 大迦葉/頭陀トライアングル大迦葉(だいかしょう)は、衣食住にとらわれず、清貧の修行を貫き、ぶれずに精進した弟子でした。そのことより「頭陀第一(ずだだいいち)」と呼ばれたのだそうです。このことからイヤアクセサリーには「足るを知る心を身につける」という願いをかけてデザインしています。 目犍連/神通シャイン目犍連(もっけんれん)は釈迦の十大弟子の中でも特に不思議な力を持ち、お釈迦さまの説法を邪魔する悪鬼などを降伏させる力などを持っていました。そのことから「神通第一(じんつうだいいち)」と呼ばれていました。イヤアクセサリーにはそのような「自分だけの不思議な力=一手を持つ」という願いを込めています。 舎利弗/知恵ジェム舎利弗(しゃりほつ)は、弟子の中でも特に頭がよく、まさに頭脳明晰。人づてに聞いた釈迦の教えで悟りの直前まで理解するほどだったそうです。そのことから「知恵第一(ちえだいいち)」と呼ばれたのでした。イヤアクセサリーにはその「聡明な頭脳を身につける」という願いをこめてデザインしています。 仏教的なこだわりと、女性らしさを演出するデザインいかがでしたでしょうか。お釈迦様のお弟子さんたちは、まさに十人十色!あなたの願いにぴったりの徳目はありましたでしょうか。 今回は、十大弟子の徳目をこだわりポイントにしましたが、ふだん使いをするにあたって、やっぱりかわいくないといけません。そこで、おまけのもうひとアイテムをセットします。それがこちら! これは取外し可能なチェーンパーツ「未敷蓮華パーツ」です。
未敷蓮華とは、まだ咲かない蕾のままの蓮花のこと。仏教では如来まで至っていない観音さまが持つことが多いアイテムです。これは仏の心をもっているが、まだ開花していない人の心を表しているとも。 自分が目指したい徳目を選んで耳につけていただくとき、どうぞこの「未敷蓮華パーツ」も一緒に付けていただき、心に蓮の花が咲くことを目指していただければ幸いです。 |
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