こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今回ご紹介したいのはこの帽子、「梵鐘バスクハット」です。 はい、いろいろ突っ込みどころがあるのは承知いたしております。でも仕方ないじゃないですか!作りたい欲を抑えることができなかったのです。では、いつものように解説行ってみようー!! 怨念の連鎖から解き放たれた霊鐘梵鐘バスクハットのモデルになっているのが妙満寺に安置されている二代目道成寺鐘です。 その昔、道成寺では安珍・清姫の伝説以来、失われていた鐘を再鋳し、鐘供養を盛大に営むことになりました。するとその席に一人の白拍子が現れ、鐘に触れると蛇身に姿を変えて鐘を引きずり降ろし、その中へと姿を消しました。 これを見た僧侶たちは一心に祈念し、地に落ちた鐘はもとの場所に持ち上がりましたが、怨念のためか良い音が鳴らず、また近隣に悪病災厄などが相次いで起こったこともあり、鐘は山林に捨て去られることになりました。 その後、時は二百年あまり経ち、鐘の噂を聞いた「秀吉根来攻め」の大将・仙石権兵衛が陣鐘(合戦の時に合図に使う鐘)として使うために鐘を掘り起こし、京都に持ち帰り、時の妙満寺の貫首であった日殷大僧正の法華経による供養で怨念を解かれ、鳴音美しい霊鐘となり、今も妙満寺に伝わっているのだそうです。 バスクって何?梵鐘というのはお寺にある鐘のことですが、バスクというのも聞きなれない言葉かもしれません。このバスクとは、ベレー帽発祥の地だと伝わるフランスバスク地方で農民たちが愛用していたバスクベレーの恐縮ウール製造方法を使って作られた生地のことです。今回の帽子にはそのバスク生地の技術を使わせていただいてます。 いろんなスタイルを楽しめるこのハットの特徴として、いろんなかぶり方ができることがあります。通常の帽子は内側に汚れ防止やサイズ調整用のテープが巻かれているのですが、この帽子はそのテープがありません。そのことにより、通常の帽子に比べてフチを自由に折り込むことができ、同じ帽子でも印象の全く違う楽しみ方ができるのです。
シンプルにかぶるのもよし、後ろ側を織り込んでニュアンスをつけるのもいいですし、思い切って全体を折り上げてベレー帽のように楽しむのも〇。自分らしいかぶり方を見つけてお楽しみください。 商品のご注文はこちらからどうぞ。 梵鐘バスクハット |
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