みなさまこんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 このたび新商品、きらりと輝くナナツボシ 妙見菩薩グラスコード を販売させていただくことになりました! 自信をもってお勧めできる3-WAYのおしゃれグラスコードです。商品の詳細は別のブログでご紹介しますので、今回はコラボレーションさせていただいたお寺、能勢妙見山のご紹介をさせていただきます。 能勢妙見山とは能勢妙見山は大阪府豊能郡能勢町にある日蓮宗寺院です。 「それってお寺の名前なの?」そう思われる方も多いかもしれませんが、実は能勢妙見山は能勢町地黄の眞如寺の飛び地境内にある寺院で、正式名は「無漏山眞如寺境外(けいがい)仏堂能勢妙見山」といいます。 能勢妙見山に伝わる北辰信仰能勢妙見山は北辰信仰(ほくしんしんこう)・北極星信仰で有名な寺院です。妙見山がまだ為楽山(いらくさん)と呼ばれていた約1300年前、星の王さまが山に降りてきたという言い伝えがあり、当時の村人たちが名僧、行基(行基菩薩といえば近鉄奈良駅の像が有名ですね)に請い、山頂に北辰星(北極星)をお祀りしたのが北辰信仰の始まりなのだそうです。星が降ってくるなんて、とてもロマンチックですね~。 妙見菩薩という存在北辰信仰でお祀りするのが妙見菩薩(みょうけんぼさつ)。妙見大菩薩は、北極星・北斗七星を神格化した天部の仏さまです。妙見菩薩の様相は、鎧をまとった武神の姿や童子の姿など、さまざまな姿があるようですが、剣を持っている姿で現されることが多いようです。 北極星は常に北に輝くのはみなさんご存じだと思います。決して動くことなくその方角を示すことから、古くから旅人にとって目印となる大切な存在でした。やがて北極星はただの目印としてではなく、人生の道を導き開いてくれる開運の守護神として神格化され、深く信仰を集めてきたのだそうです。 妙見菩薩の「妙」なる信仰また妙見大菩薩の「妙」という字は、美しさ・清らかさを表し、「妙なる姿=美しい姿」ということで歌舞音曲を志す人々にも信仰されているのだそうです。 また花柳界・芸能界からの信仰も厚く、歌舞伎・浄瑠璃の脚本作者である、あの近松門左衛門も熱心な妙見信仰を持っていたとのこと。 現在も芸能関係で活躍される人びとがお参りに訪れるのだそうです。 北辰信仰が今も守るものまた能勢妙見山の広い境内には一万年前から続くブナ林が今も残っていて「能勢妙見山ブナ林(通称:北極星の森)」と名付けられたそのブナ林は、僧侶のみなさんや職員のみなさん、また有志のメンバーが集まる「能勢妙見山ブナ守の会」の手で保全活動が行われています。 生物多様性が語られる中、生き物が豊かに暮らせる条件は自然に近い状態で森・林が残っていることです。能勢妙見山でなぜ貴重なブナ林が今も残っているのかは、人が住み始めてからこの地がずっと聖地であったからだと、能勢妙見山の副住職 植田観肇上人は言います。 能勢妙見山にあるブナ林を眺めていると、お寺が守ってきたことは過去の物語ではなく、これから先100年、200年と続いていく未来への贈り物なのだと感じることができます。 日蓮宗霊場 能勢妙見山
〒563-0132大阪府豊能郡能勢町野間中661 電話:072-739-0991 拝観時間9:00~17:00(冬季9:00~16:30) https://www.myoken.org/ |
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