こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今回も「みんなでおそなえギフト」の発送報告をさせていただきます。2024年1月度も、みなさまの継続したお力添えをいただき、たくさんお送りすることができました。今回はその「おそなえ・読経」の様子と発送についてご報告させていただきます。 2023年12月度の発送報告はこちらからどうぞ。 須磨寺(兵庫県・神戸市)古くから「須磨のお大師さん」の名で親しまれ、この地域での弘法大師信仰の中心的な霊場だったそうで、いつしか「須磨寺さん」と呼ばれるようになったのだとか。毎月20日と21日は、弘法大師のご入定の日(3月21日)のご縁日として、様々なお勤めや行事を執り行われています。 源氏と平家の戦いに縁深いお寺須磨寺は源氏・平家の合戦と縁深いお寺です。古くは寿永3年(1184)、源氏の大将である源義経(みなもとのよしつね)の陣地であったそうで、源義経の有名なエピソード「鵯越の逆落とし(ひよどりごえのさかおとし)」があった場所だと伝わります。 【鵯越の逆落とし(ひよどりごえのさかおとし)】 須磨寺の山門を入りしばらく進むと、左手に馬に乗った2人の武者のモニュメントが現れます。これは、一ノ谷の合戦にまつわるもう一つのエピソードを表したものです。それが平家悲運の将・平敦盛(たいらのあつもり)と源氏方の熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)の一戦です。 源義経の奇襲作戦「鵯越の逆落とし」が成功し、平氏の多くは海に逃れましたが、一人だけ波打ち際で逃げ遅れた立派な鎧を着た平家の武者がいました。それを見つけた源氏武者の熊谷次郎直実。逃げる平家の武者に向かって「敵に後ろを見せるは卑怯なり。返せ返せ」と呼びかけます。するとその平家の武者は振り返り、浜辺に引き返して直実に一騎打ちを挑みます。 しかし平家の武者はあえなく直実に倒されてしまいます。直実が平家の武者の首を取ろうと兜を取ると、直実の息子と同じ年の頃16,7歳と見える少年でした。平家の武者は直実にこう言います。「私はあなたにとって十分な敵です。どなたかに私の首を見せれば、きっと私の名前を答えるでしょう。早く討ちなさい。」 直実はその潔さに胸がつまりました。自分の息子が少し怪我を負っただけでも辛いのに、この若武者の父上が討たれたことを聞いたらどれだけ嘆かれるだろうかと思いを巡らせたのです。 助けたいと思った直実が後ろを振り返ると、味方の軍勢がすぐそこまで近づいてきます。このまま手をこまねいていても、味方の誰かの手によってこの若武者は討たれてしまう……「同じ事なら、この直実が手にかけて、後のご供養をお約束します」と泣きながら刀をとりました。 陣地であった須磨寺に、首と笛を持ち帰った直実は、大師堂前の池でその首を洗い、その前の大きな松の木に腰をかけた義経が首実検※を行いました。 【首実検(くびじっけん)】 「このお方は平清盛公の弟、平経盛公の子、従五位の敦盛公である。」と義経は言いました。 直実はこの一件から、殺しあわねばならない戦の世に無常を感じ、法然上人の元で出家をしたのだそうです。 須磨寺境内にはこのエピソードにも登場する「義経腰掛の松」や「弁慶の釣鐘」などを見ることができます。 おそなえ・読経スタート いつものようにみなさまご協力で完成したギフトボックスを、須磨寺本堂の仏さまへ「おそなえ」します。 スタッフ一同も参加させていただき、般若心経を唱えてお焼香を上げさせていただきました。 読経を上げていただいたのは、須磨寺副住職の小池陽人さん。 奈良県立大を卒業後、僧侶の道を自ら選び、醍醐寺で伝法灌頂を受け僧侶になられました。 四国や宝塚清荒神などで修行後、叔父が住職を務める須磨寺に入寺。 生涯学習の場としての「青葉会」や「須磨 夜音 音楽法要祭」などを開催されています。 また、ご自身のYOUTUBEチャンネル「小池陽人の随想録」でお釈迦様やお大師様(弘法大師)が説いて下さった教えを暮らしに役立てるための法話を配信されています。 おてらぶメンバーによるお手紙の会 今回もおてらぶメンバーで「お手紙」を書かせていただきました。おそなえギフトひと箱ずつに想いを込めたお手紙を入れて発送させていただきます。 2024年1月度の発送数は83箱でした。
おかげさまでプロジェクトには毎月たくさんの方が参加いただいています。これからも困難を抱えるひとり親家庭へ、1箱でも多く「おそなえギフト」をお届けできるように、みなさまのご参加をお待ちしています! あなたの気持ちが悩みを抱える家庭の力になる みんなでおそなえギフトの会 月1口 ¥100(+8% ¥108) 引き続き、「みんなでおそなえギフト」ではプロジェクトに共感いただき「おそなえ・読経」にご協力いただく寺院さまも募集中です! お問い合わせはこちらへよろしくお願いいたします。 |
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