日々の暮らしのモヤモヤをお坊さんとトークするネットラジオ「すっぴん寺」
第四回は「知らない世界と経験」 何ごとも経験といいますが……多くを知っていることほどよいことでしょうか。 今回はどんなお話になるのでしょうか? https://note.mu/suppintemple/n/n3621e77ffa82 #おてらぶ #フリースタイルな僧侶たち #すっぴん寺 ■引き続き、おたより募集中です。 みなさまのお悩みもぜひこちらにお聞かせください。 いよいよ明日3月26日(火)から始まる、東京国立博物館 特別展『国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅』 おてらぶグッズをご紹介します。 グッズその1:もちもち金剛杵ペンケース仏像ファンの心をつかんで話さない美仏、東寺の帝釈天。その帝釈天が手に持つ密教法具、「独鈷杵(とっこしょ)を手触りやわらかいペンケースにしました。 金剛杵とは密教法具の中ではメジャーなもので、悟りをさまたげるものを払うといわれています。爪状の数でなまえが変わり、3本あるものを三鈷杵(さんこしょ)、5つあるものを五鈷杵(ごこしょ)とよび、1本しか爪がないものを独鈷杵(とっこしょ)とよびます。 グッズその2:あったか毘沙門天アイマスク東寺といえば、やはりあの眼光鋭いにらみをきかせた眼差しの兜跋毘沙門天。その特徴的なお顔を、あったかジェルで目を癒やすアイマスクにしてみました。 アイマスクの裏面は肌触りのいいパイル仕様。さらにくり返し使用できるホットジェルをアイマスク横から差し込むことができ、見た目の鋭さとは裏腹に、疲れた目をつつんで、ぽかぽかあたためて癒やしてくれます。 グッズその3:東寺のもちもち邪鬼ポーチいつも四天王像に踏まれ続けているけなげな邪鬼たちを、もちもち手触りのかわいらしいポーチにする「もちもち邪鬼ポーチ」コレクションに、ついに東寺オリジナルバージョンが誕生! もちもち手触りはそのままに、東寺の邪鬼特有の表情をモチーフにしました。 グッズその4:寺チャームコレクション 密教法具の世界お寺にある物って、何か気になる。すごく複雑な形をしていて格好よかったり、細かな細工が美しかったり……。そんなお寺でみかける宝物、仏具、法具などをヨーロッパのアンティークチャームのようなジャパンメイドのチャームコレクションを作りました。東寺展とコラボレーションする今回は、「密教」をイメージした、密教法具コレクションをラインナップ。 東寺展特設ショップで購入すると、シークレットアイテムが当たるかもっ!? グッズその5:見上げればみほとけの世界 曼荼羅パラソル密教の世界を視覚的に表現した曼荼羅を折り畳み式の晴雨兼用傘にしました。 五鈷杵をイメージした専用袋付きです。 一挙ご紹介しました!
東寺展特設ショップでぜひ手に取ってみていただきたいです。 また、フェリシモでは7月分(6月中旬)より順次お届け商品として、こちらで 先行予約お申し込みを受け付け中です。 ひとつずつに込めた思いを改めてご案内をしていきます。 まずは、東寺展でお目にかかりましょう。 あ日々の暮らしのモヤモヤをお坊さんとトークするネットラジオ「すっぴん寺」
第三回は「まっとうに生きるって何?」 「まっとうに生きる」ってなんでしょう? 今回は二股をかけているご友人を見て、思うところがあったリスナーさんからの投稿です。 お坊さんはどういったお話をするのでしょうか! https://note.mu/suppintemple/n/n535d9466fa8d #おてらぶ #フリースタイルな僧侶たち #すっぴん寺 日々の暮らしのモヤモヤをお坊さんとトークするネットラジオ「すっぴん寺」
第二回は「SNSとリセット癖」 リセットしたい!って思うときありますよね。でも、本当にリセットってできるのでしょうか。 こちらからどうぞ! https://note.mu/suppintemple/n/n7b5e0397c8a4 #おてらぶ #フリースタイルな僧侶たち お待たせしました!日々の暮らしのモヤモヤをお坊さんとトークするネットラジオ「すっぴん寺」スタートです!
第一回「この世の中、面白いこと言えないといけないの?」 面白い人が得をして、面白くない人が損をする……そんなこと感じちゃったことないですか? こちらからどうぞ! https://note.mu/suppintemple/n/n38c5ce86a859 #おてらぶ #フリースタイルな僧侶たち 突然ですが特報です! 来る2019年の1月、おてらぶ初のネットラジオを放送開始いたします。 その名も『くらしの本音ラジオ すっぴん寺』。 ふだん社会で生きていく中で、少しずつ気を使ったり、聞きたいことが聞けなかったり…… 見栄や建前といった心のお化粧を落として、暮らしの中で感じている悩みやハテナを 思い切ってお坊さんに聞いてみよう、話し合ってみようという番組です。 「おてらぶ」と「フリースタイルな僧侶たち」のメンバーが、 毎回お坊さんやゲストを迎えていろいろなテーマをもとにトークしていきます。 インターネットラジオですので、お好きな時間にゆるりとお聴きいただけます。 みなさんのお悩み・質問を募集! 『くらしの本音ラジオ すっぴん寺』では、毎回トークテーマにちなんだリスナーのみなさまの、お悩みや質問を募集します。 第一回、第二回の放送テーマはこちら。 ・第一回「納得いかない話」 ・第二回「後悔している話」 ふだんモヤモヤしている「納得いかない話」、無かったことにしたい「後悔している話」をご投稿してください。 応募フォームはこちら みなさまのご投稿、お待ちしております。 突然ですが、みなさん「スクラッチアート」をご存知でしょうか。 スクラッチアートとは、真っ黒の専用シートに描かれた下絵を、スクラッチペンで削っていくことで、美しい色が浮かび上がり、絵を描いていくという新感覚アートです。 今回、そのスクラッチアートを使って、おてらぶがオリジナルプログラムを開発しました。その名も、「スクラッチアート削仏プログラム」! 削ることに集中して気持ちリセットプチ写仏プログラムでは、日本の仏さまたちを筆ペンで描くことにより、集中時間を通じて、心のブレを「今、ここ」に戻してリセットする仕組みでしたが、今回のスクラッチアート削仏プログラムでは、まるで仏像を彫るように、仏さまの姿を削り描きます。 カリカリ、サクサクと指先から伝わってくるスクラッチの微震がなんともクセになる心地よさです。 専用のスクラッチペンも、とてもかわいくて、テンションが上がります。 描くのは異国の仏さまたち描く仏さまは、チベット、ミャンマーなどを中心にした、気になる異国の仏さまたち。とはいっても、釈迦如来、薬師如来、文殊菩薩など、日本でも馴染み深い仏さまが多く登場します。国が変われば、そのお姿も変わってくるのがとても面白いですね。仏さまの雑学も一緒に学んでいきましょう。 削仏時間を演出するのは、ひものお香スクラッチアート削仏を楽しんでいる間、より集中できるように、お香をセットいたします。それもただのお香ではありません。なんと、ひものお香なのです! チベットでは、ひもで作られたお香がポピュラーなのだそうです。 今回は、チベットの仏さまも登場するということで、国内生産でひものお香の特許技術を持っている、淡路島の老舗お香メーカーさんとともに、6つの香りをご用意いたしました。 8cmで約5分の燃焼時間。毎月、香りを変えてたっぷり50cmお届けいたします。 描いた仏さまはディスプレイして削り描いた仏さまは、一緒にお届けする飾り用の台紙を使って、ぜひ飾って楽しんでください。 異国情緒あふれる様相の仏さまたちは、インテリアとしても魅力的です。 気持ちが落ち着いたら、お説法をどうぞスクラッチアート削仏で心が落ち着いたところで、私たちが日常で囚われがちな「6つの煩悩」に向き合う時間を持ってみましょう。このレッスンプログラムの監修をしてくださったお坊さん、杉山 本學(すぎやま ほんがく)さんの、私たちの暮らしにあるシーンをもとにさまざまなお話しはきっと私たちの暮らしを心豊かにしてくれるでしょう。 はいかがでしたでしょうか。
おてらぶが、自信を持ってお届けするレッスンプログラム「スクラッチアート削仏プログラム」。年末年始の忙しさに、ちょっと疲れたときに筆をとってみてください。 スクラッチアート削仏プログラムイメージムービーはこちら 2016年運慶展でデビューして話題騒然だった「もちもち邪鬼ポーチ」の新色が現在おてらぶウェブショップで発売中です。ここで改めまして、邪鬼とは何か。邪鬼ポーチの誕生秘話とこだわりをここで振り返ってみましょう。 邪鬼(じゃき)って何?邪鬼(じゃき)とは、仏教の世界において登場する鬼のこと。主に多聞天・広目天・持国天・増長天、いわゆる四天王の足もとで踏みつけられている姿で表されます。この姿は人に厄災を振りまく邪鬼が仏法のもと懲らしめられている様子なのだそう。 「天邪鬼(あまのじゃく)」「鬼が笑う」「鬼に金棒」などの語源や、多くの昔話で鬼が登場するように日本には古くより鬼という存在が身近にありました。仏教ではそのような恐ろしい鬼を、ただ悪しきものとして退治するだけでなく、ときに改心させて仏門へと招き入れ、その強力な力を使って仏や人びとを守る役目を与えることがあるのだそうです。 仏像好きな人たちのなかで、この邪鬼好きさんが多いのだそうですが、実はおてらぶ部長も何を隠そう、この邪鬼愛好家のひとりなのでした。 いつも踏まれ続けている邪鬼を愛でてあげたい!仏像が作られたときから、ずっと踏まれ続けている邪鬼たち。 もう、きっと改心しているはず。そんな邪鬼たちを、せめて愛でてあげたくなるようなグッズにできたら……そんな想いで、おてらぶ部長は邪鬼をもちもち触感がやみつきになるポーチにしたのでした。 リアルなプリントともちもち触感もちもち邪鬼ポーチはアイテムとしては「ポーチ」ですが、正直あまり物は入りません。そのぶん見ために全力を注いでいます!ぬいぐるみのようなキュートさに、フィギュアのようなリアルさをミックスした姿は今までにないお寺アイテムです。鼻は別パーツをわざわざ縫い付け、カワイイほっぺは綿を本体と別に詰めて表現しています。 ユーモラスな見た目とバックストーリー商品には、もち邪鬼たちのストーリーを漫画にした小冊子がセットされています。ただのポーチとしてでなく、ずっと愛用していただければうれしいです。 不定期開催!「もち邪鬼フォトコンテスト」もち邪鬼たちをお招きいただけたら、ぜひ不定期開催している「もち邪鬼フォトコンテスト」にご参加ください。受賞いただいた方には、もち邪鬼フォトグラファーとしてのオリジナル名刺を製作してプレゼントいたします。
そろそろ朝晩が肌寒くなってくる季節ですね。ここからは、秋をすぎ、冬になるのはあっという間。お仕事も追い込みに入り、世間では「師走」と言われる季節の到来です。 乾燥する日が続くと、お肌のカサつきも気になりますよね。 そんなあなたのために!おてらぶは、このハンドクリームをおすすめします。その名も「おてらぶが作ったハンドクリーム」(まんまやーん! おてらぶが作るのですから、ただのハンドクリームではございません。気になるこだわりポイントを見ていきましょう。 保湿成分にこだわり今回、保湿成分として取り入れたのは7つ。 精進料理をイメージした、ゆず種油、大豆油、月見草油、米ぬか油、オリーブオイル、ごま油、そしてハスの花エキスです。ハスの花エキスは、日本でもほとんど流通していなかったものをインドより取り寄せて使用しています。 かおりへのこだわりハンドクリームのよさや特徴を語るとすれば、かおりは外せません。 おてらぶが作ったハンドクリームは、ほんのりとお香のかおりがします。キツいかおりではなく、ふわっと感じるレベルにこだわりました。 ちなみにインドでは、遠方から寺院に来た来客をもてなすのは、お香のかおりなのだそうです。 テクスチャーへのこだわり冬場はもちろん、夏場でも使えるように、テクスチャーは伸びのいいものにしています。肌なじみがよく、スッとのびますので、べたつきが気になる人もお使いいただけると思います。 お寺めぐりが趣味な人も、冬場の乾燥した日々にお悩みな人にもおすすめしたい「おてらぶが作ったハンドクリーム」をぜひお使いくださいませ。
現在、フェリシモのウェブショップと、東京国立博物館で開催中の「大報恩寺展 特設ショップ」にて販売中です。 おてらぶウェブショップはこちらからどうぞ。 おてらぶが作ったハンドクリーム お香のかおり こんにちは。『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展でのおてらぶ企画したアイテム第3弾の紹介です。最後を飾るアイテムは「十大弟子ぷっくりジェルネイルシール」です。そう、ネイルシールなんです! お寺好き女性たちのおしゃれアイテム登場!ネイルシールは、ご存知の通り、手軽にはじめることができる女性のおしゃれアイテムのひとつ。 いそがしいときでもおしゃれを忘れず、自分磨きを大事にする大人女子たちには頭が下がります。そんな世の女性たちの自分磨き時間に、釈迦の十大弟子たちの徳をプラスして、心も磨けるような、今までにないデザインのネイルシールがあったら!そんな想いで作ってしまいました。 使いやすさ① フレンチネイル仕様だから初心者も安心 今までネイルシールやネイルアートをしたことのない人でも、気軽に楽しめるように、指先に付けても違和感のないピンクカラーをベースにフレンチネイルで仕上げました。ゆび先のセンターにちょこんとのせて、地肌の色をあえて見せることで、デザインと詰めとのなじみが良いのが特徴です。 使いやすさ② よく見ると十大弟子!こっそりお寺ポイントこのネイルシールのデザインポイントは、なんといっても十大弟子のご尊顔。 ぱっと見た目はきれいなラメ模様。でもよく見るとお顔が箔プリントされているというこだわりの仕様です。よく見ないと気づかれない、奥ゆかしいデザインだからこそ、ふだん使いも気軽にできて、かつ人とは違ったこだわりを追求することができます。 使いやすさ③ ドレスアップパーツでお好みの華やかさをプラス!ネイルシールにはドレスアップパーツシールもセットされているので、もっと華やかにしたい!という人は、そのパーツを使うとさらにゴージャスなネイルアートを楽しむことができます。
こちらの商品も、10/2から開催の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展 特設ショップとフェリシモウェブサイトで発売予定です。 こんにちは。先日の「蓮弁パスケース」に引き続き、『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展でおてらぶが企画したアイテム第2弾の紹介です。その名も「徳目ピアス&イヤリング」。 徳目って何?おてらぶさんのこだわりポイントってどこ?そんな疑問にお答えいたします。 十大弟子の徳目とは?仏教の開祖であり、多くの教えを伝えたお釈迦さまには、多くの信者や、お弟子さんがいました。 その中でも特に中心的な役割をしていた人物たちがいます。そう、彼らのことを釈迦十代弟子(しゃかじゅうだいでし)とよぶのです。 十大弟子たちには、それぞれ得意な能力・分野があったといわれています。 例えば、常にお釈迦さまのそばにいたイケメン(とても美男子だったそうです!)阿難陀は、お釈迦さまの話をだれよりも一番多く聞いたことから「多聞第一」と呼ばれました。それを徳目と呼ぶそうです。10人の弟子それぞれが、徳目を表す通り名のようなものがつけられているのが特徴です。他にどんなお弟子さんと徳目があったのでしょうか。イヤアクセサリーのデザインとともに見ていきましょう! 阿難陀/多聞スートラ 阿難陀(あなんだ)は、釈迦十大弟子のうち、お釈迦さまのそばで一番よく話を聞いたのだそうです。そこから「多聞第一(たもんだいいち)」という名で呼ばれていました。イヤアクセサリーには、そのようなエピソードから「誰よりも聞き上手に…」という願いを込めてデザインしました。 羅睺羅/密行スクエア羅睺羅(らごら)はお釈迦さまの実の子どもです。それだけに教団内で特別視されることを嫌い、誰よりも正しく修行を行い精進したのだそうです。そのことから「密行第一(みつぎょうだいいち)」と呼ばれました。そのようなエピソードから、「約束や決まりを守る気持ちを身につける」という願いをこめてデザインしています。 優婆離/持律ヘキサゴン優婆離(うばり)は、教えの基本を守ることを大事にし、戒律に精通していたことから「持律第一(じりつだいいち)」とよばれていました。イヤアクセサリーには、優婆離にかけて「基本を怠らない心が持てるように」と願かけています。 阿那律/天眼アイズ阿那律(あなりつ)は、ある日修行中眠ってしまい、そのことでお釈迦さまに怒られてしまいます。阿那律は深く反省し、一生眠らないことを誓います。お釈迦さまはそれについてよくないといいましたが、ついに無理がたたり、失明してしまいます。しかし、その結果すべてを見通す特別な眼を得たことから「天眼第一(てんげんだいいち)」と呼ばれました。このイヤアクセサリーには「鋭い洞察力を…」という願いを込めています。 迦旃延/論議ロータス迦旃延(かせんねん)は、教団内でも優れた理論家で、仏教伝道においてとても重要な働きをしたことから「論議第一(ろんぎだいいち)」とよばれていたそうです。イヤアクセサリーは「理論的な思考力が身につきますように」と願いを込めてデザインしました。 富楼那/説法ムーン富楼那(ふるな)は、最古参の弟子の一人。とても話がわかりやすく、道理に通じていてとても説得力があり「説法第一(せっぽうだいいち)」と呼ばれました。イヤアクセサリーはそのようなエピソードから「誰でも納得させることができる会話術を身につける」という願いを込めて作りました。 須菩提/解空サークル須菩提(すぼだい)は、あらゆることに執着することの愚かさを知り「空」の考えに精通し、説いていたことから「解空第一(げくうだいいち)と呼ばれたのだそうです。そのようなエピソードより「何事にも執着しない生き方を」という願いをかけてイヤアクセサリーをデザインしました。 大迦葉/頭陀トライアングル大迦葉(だいかしょう)は、衣食住にとらわれず、清貧の修行を貫き、ぶれずに精進した弟子でした。そのことより「頭陀第一(ずだだいいち)」と呼ばれたのだそうです。このことからイヤアクセサリーには「足るを知る心を身につける」という願いをかけてデザインしています。 目犍連/神通シャイン目犍連(もっけんれん)は釈迦の十大弟子の中でも特に不思議な力を持ち、お釈迦さまの説法を邪魔する悪鬼などを降伏させる力などを持っていました。そのことから「神通第一(じんつうだいいち)」と呼ばれていました。イヤアクセサリーにはそのような「自分だけの不思議な力=一手を持つ」という願いを込めています。 舎利弗/知恵ジェム舎利弗(しゃりほつ)は、弟子の中でも特に頭がよく、まさに頭脳明晰。人づてに聞いた釈迦の教えで悟りの直前まで理解するほどだったそうです。そのことから「知恵第一(ちえだいいち)」と呼ばれたのでした。イヤアクセサリーにはその「聡明な頭脳を身につける」という願いをこめてデザインしています。 仏教的なこだわりと、女性らしさを演出するデザインいかがでしたでしょうか。お釈迦様のお弟子さんたちは、まさに十人十色!あなたの願いにぴったりの徳目はありましたでしょうか。 今回は、十大弟子の徳目をこだわりポイントにしましたが、ふだん使いをするにあたって、やっぱりかわいくないといけません。そこで、おまけのもうひとアイテムをセットします。それがこちら! これは取外し可能なチェーンパーツ「未敷蓮華パーツ」です。
未敷蓮華とは、まだ咲かない蕾のままの蓮花のこと。仏教では如来まで至っていない観音さまが持つことが多いアイテムです。これは仏の心をもっているが、まだ開花していない人の心を表しているとも。 自分が目指したい徳目を選んで耳につけていただくとき、どうぞこの「未敷蓮華パーツ」も一緒に付けていただき、心に蓮の花が咲くことを目指していただければ幸いです。 お待たせしました。『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展に向けておてらぶが企画してきた商品を日替わりで詳しくご紹介いたします!まず第一弾は「蓮弁パスケース」です。 六観音と六道の世界今回、パスケースのデザインモチーフとなったのは、大報恩寺にいらっしゃる六観音菩薩さまたちです。仏教の考えでは死後すべての生き物が、生前の業の結果で「六道」という六つの世界のどこかに再び生まれ変わるといいます。そしてそれぞれの世界には、六尊の仏「六観音菩薩」がいらっしゃるといい、それぞれの世界で迷い苦しむ衆生(生き物)を救い導くといわれています。 それぞれの世界を救う観音さまたち如意輪観音菩薩は天上道。准低観音菩薩は人間道。十一面観音菩薩は阿修羅道。馬頭観音菩薩は畜生道。千手観音菩薩は餓鬼道。聖観音菩薩は地獄道をそれぞれ担当しているのだそうです。 私たちが生きているのは上から2番目の「人間道」ですねー。この世界では、心の持ちようや価値観などがとても移ろいやすく、善にも悪にも容易に変化してしまいます。また四苦八苦という自分ではどうすることもできない苦しみとともに生きる世界です。 しかし、人間道には「仏教」が存在するので、やり方によっては「悟りルート」へ進むことができる唯一のステージ。だからこそ、悟り、涅槃をめざすのだそうです。うーん、思いがけずこの世界は六道輪廻という無限ループから“上がる”ことができるチャンスなのですね! 六観音は、世界をめぐるパスケースに私たちはふだんの生活でいろんな場所に出かけ、めぐります。そしてめぐった先で出逢う人、場所、物、時、いろんなことと縁を結び、やがてそれが私たちに、よいことも悪いことも起こす種となります。そのような大切な出逢いを結ぶお出かけ時にぴったりなパスケースを作りました。 パスケースは、大報恩寺にいらっしゃる六観音の立つ蓮台の花弁をイメージしています。そして、それぞれの観音さまが守る世界の色をイメージしています。 こだわりのフォルム&機能パスケースは、六観音さまたちが座す蓮台の花弁をイメージしています。基本のパスケースとしての機能だけでなく、ちょっとしたお出かけ時や、お寺めぐりのときにうれしいコインケース機能もつけてみました。 また、毎回のことながら、おてらぶの作るグッズは細かなこだわりポイントがたくさん。今回はその細部にもフォーカスしてみます。 おてらぶのこだわり①「質感」モチーフにしたのは、大報恩寺に実在する仏像の座す蓮台。耐久性に優れる合皮を素材としつつも、木目の再現を徹底し、見たことのないリアルなテクスチャーを実現しました。 おてらぶのこだわり②「花脈(かみゃく) 蓮弁のモチーフとなっているのは蓮の花。蓮の花には「花脈(かみゃく)」とよばれる線が花びらを覆っています。大報恩寺の六観音と釈迦如来の蓮台は、この花脈の表現がとても美しく、必ず再現したいと思ったポイントでした。蓮弁パスケースには、大きなラインを7本。小さなラインを8本入れて表現しています。 おてらぶのこだわり③「反り 蓮台の花びら「蓮弁(れんべん)」には、微妙ないくつものラインで構成され、その美しさを作り出しています。今のような精巧な機械のない時代、仏師の手による計算された芸術作品でもあります。蓮弁パスケースではそのいくつかのカーブのうち、パスケースとしての使用を妨げない範囲で「反り」を再現しました。 おてらぶのこだわり④「ふくらみ」コインケースの中にコインや小物を入れると、パスケースの中心がこんもりと膨らむようになっています。そうすることで、より蓮台についている蓮弁のようなフォルムになるように計算して製作しています。 先行予約チケット限定カラーも!いかがでしたでしょうか。おてらぶがお寺愛を詰め込んで作った蓮弁パスケースは、10/2より東京国立博物館で開催の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展の特設ショップとフェリシモウェブサイトより販売します。 また現在、セブンチケットにて通常販売しない限定色の蓮弁パスケースがセットになったチケットが発売中です。その限定色というのがこちら! なんと、大報恩寺の本尊秘仏である釈迦如来坐像の蓮弁をイメージした「千本釈迦堂グリーン」です!
大報恩寺の釈迦如来が座す蓮弁は美しいグリーンとゴールドが混ざったなんともいえない美しさが特徴です。この限定色のみ、複雑な色を表現しています。 数量限定のアイテムですのでお早めに♪ セブンチケット こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 最近、おてらぶの活動をメディアで取り上げていただくことがありまして、それをきっかけに、いろんなお寺文化好きの方にお会いできるようになりました。どなたも独自の“好き”を語られるので、お話を聞いているだけで楽しくなります。好きの力は、何より強い!と感じる今日この頃です。 さて私自身、仏像好きをこじらせておてらぶの活動をしているのですが、最近「大仏」が気になっています。仙台まで仙台大観音を観にいったのもその影響なのですが、私の大仏を求める心を満たしてくれる一冊を発見しました。それが今回ご紹介します半田カメラさん著『夢見る巨大仏 東日本の大仏たち』です。 大仏写真家 半田カメラさん著者である半田カメラさんは、フリーのカメラマンとして人物取材や商品撮影などのお仕事の傍ら、全国の大仏を撮影していらっしゃいます。大仏を専門的に撮影しているというだけでもすごく惹かれるのですが、その作品を見てみると、あふれだす大仏愛に圧倒されます。 美しい大仏は美しく映える空との対比を、ユニークな大仏はインパクトのある構図で、本気で大仏を紹介したい!という想いを、ひしひしと感じることができます。(あくまで個人的な意見です! どこかでお会いできないかな~?と考えていたところ、おてらぶとも親交のある『フリースタイルな僧侶たち』女子部として活動されているメグルさんが半田カメラさんとお会いする機会があるということでしたので、大仏写真家としての想いや、活動のきっかけなどを取材してきてくれました。 大仏写真家としての活動と想いメグルさん(以下メグ):こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。さっそくなのですが、半田さんが大仏を撮影しようと思ったきっかけはなんだったのですか? 半田カメラさん:(以下半田):きっかけは茨城県牛久市の牛久大仏に参拝したことです。120mもある巨大な人型の像が自然の風景の中に忽然と現れる様に、衝撃を受けました。これはランドスケープ(風景写真)であり、ポートレイト(人物写真)でもあると。(正確には人ではなく仏ですが) こんなに面白い被写体は他にない、と思ったのが撮りはじめるきっかけです。それ以来、北海道から九州まで、200カ所、300大仏ぐらいは撮影してきているんではないかと思います。そんな入り方でしたが、今や単に風景だけではなく、大仏さまのつくられた背景や、守っている人々へと興味は移ってきています。 メグ:300大仏!すごいですね。いつぐらいから大仏を撮り始めたのですが? 半田:前述した牛久大仏との出会いが2010年ですから、そうですね……大仏を追いかけ出して今年で9年ほどになります。 推し仏(個人的に推したい仏像)の存在 メグ:多くの大仏を追いかけていらっしゃるのですね。ちなみに、半田さんが好きな「推し大仏」はあったりしますか? 半田:ありすぎてひとつに絞るのが苦行すぎます!(笑) でもそうですね、最近最も推しているのは、千葉県富津市にある東京湾観音でしょうか。拙著『夢みる巨大仏 東日本の大仏たち』の表紙にもなっている、高さ56mの観音像です。 メグ:綺麗ですね~。夕刻の空にたたずむお姿が美しいです。 半田:本に取り上げさせていただいたご縁もあって、東京湾観音を建てた方のお孫さんと交流させていただくようになりました。現在、東京湾観音は平成の大修復工事が行われていて、周囲に足場が組まれているのですが、その足場にも上らせていただくなどしています。 メグ:大仏のつないでくれたご縁ですね。 ※『夢みる巨大仏 東日本の大仏たち』の中で出てくる大仏イラストがとにかくかわいい。イラストは半田カメラさんによるもの。 半田:ええ本当に。そのご縁から東京湾観音に関わるいろんな人とお会いすることができたのですが、関わってこられた方みなさんが、本当に観音さまを愛しているのが分かりました。それが素晴らしい。もっと多くの方に参拝していただきたいと思います。 メグ:そして半田さんもすっかりファンになられたのですね。そのようなお話をお聞きできる機会を、この度企画展という形で実現いただいてありがとうございます。最後に今回の企画展でのみどころを教えてくださいますか。 半田:いままで写真展は何度かしていますが、カフェギャラリーでの展示は初めてとなります。お食事やお茶をされるお客さまもいらっしゃる場所ですから、 私を知らないのはもちろん、大仏さまに興味のない方がほとんどだと思います。 ですから、日本地図を用意して日本各地の大仏さまを知っていただく、いつもの形式の展示と、大仏専用インスタグラムで展開しているような絵として美しい大仏写真の世界のふたつを作ろうと思っています。 きっといろんな意味で皆さまの「大仏」というイメージが変わる写真が多くあると思います。写真をきっかけに日本各地の大仏さまを知っていただき、さらに参拝していただけたなら、本当に嬉しく思います。 メグ:ありがとうございました。 半田カメラ企画展 「大仏写真家 半田カメラ 写真展 夢みる巨大仏in Gallery & Cafe 平蔵」 2018年9月19日(水)〜9月30日(日) (月・火曜定休日) AM11:00〜PM5:00 (最終日はPM4:00まで) 写真展は入場無料(お食事は有料です) 半田カメラ(はんだ かめら)
雑誌やWeb撮影を本業にするフリーカメラマン。牛久大仏との出会いから、大仏の魅力に目覚め、大仏写真家を名乗り全国をまわる。2018年現在300尊近くの大仏を撮影。 2016年に写真集『牛久大仏はそこにいる。』発行 2018年に『夢見る巨大仏 東日本の大仏たち』発行 オフィシャルブログ 「半田カメラ/気になったらとりあえず行ってみるブログ」 オフィシャルサイト 「恋する巨大仏」 10月2日より東京国立博物館にて開催の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展にむけて、おてらぶのコラボレーショングッズの製作が佳境を迎えています!今回も、お寺・仏像・仏教好きな方々に満足していただける、おしゃれで機能的で、マニアックなグッズを作っています。 グッズその1:パスケース今回は、お寺めぐりの際、電車やバスを使って移動する方が多いという、“参拝あるある” をヒントに、パスケースを企画中です。デザインモチーフは「六観音(ろっかんのん)」と「六道(ろくどう・りくどう)」! 仏教でには「六道輪廻(ろくどうりんね・りくどうりんね)」という考え方があり、私たちは生前の行いによって、死後生まれ変わる世界が決まるといわれています。生まれ変わる世界は「天上道」「人間道」「修羅道」「畜生道」「餓鬼道」「地獄道」の六つの世界があるのだそう。人は死後この六つの世界を無限ループしているというのです! そして仏教における目的のひとつ「解脱(げだつ)」は、この無限ループからの脱出することだそうです。 世界の名前を見ると、なんとなく良い雰囲気を感じる世界と、物騒な名前の世界がありますが、現在製作中のグッズでは、そのあたりの気になる世界情報も盛り込んでいますので、ご期待ください♪ グッズその2:新作ピアス&イヤリングふたつめの商品が、前回の企画展コラボグッズで登場し、大人気だった「千手イヤーアクセサリー」に続くおてらぶアクセサリー第2弾。デザインモチーフは「釈迦十大弟子の徳目」です。 お釈迦さまには多くのお弟子さんがいらっしゃいましたが、その中でも特に信頼を寄せ、中心的な役割を担っていたお弟子さんが10人いました。その方々を「釈迦十大弟子」といい、それぞれ得意なスキル(修行徳目)があったと伝えられています。 身に付けるアクセサリーがかわいいのは当たり前。でももし、そこに自分が目指したい姿や技術、センスを願うことができたら面白いな、と思ったのが開発のきっかけです。 今回は10デザイン用意しますので、自分の好きなデザイン・徳目を選んでみてくださいね♪ グッズその3:ネイルシール三つ目のグッズが、まさかのネイルシールです。 時間がないときでも、てがるにおしゃれができるということで人気のネイルシール。最近はデザインだけでなく、素材もクオリティアップしていて、付けるだけで自然な仕上がりになるものも多いです。フェリシモでも特にフレンチネイルのネイルシールが人気で、お客さまにご愛顧いただいています。 おてらぶが作るネイルシールは「釈迦十大弟子」をモチーフにしています。手軽に、気軽におしゃれするときも、自分磨きの気持ちは忘れないはず。ではそのときに心も磨くようなアイテムがあったら……そう思い企画してみました。 企画制作中のグッズは、10月2日から東京国立博物館で開催予定の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展特設ショップと、フェリシモウェブサイトで発売予定です。 そして……今回も数量限定、超激レアな限定カラーバージョンが発売されます! 発売日などの詳しい情報は『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』特設ウェブサイト・SNS等で発表されるそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね! 『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』
・特設ウェブサイト ・twitterアカウント 夏です!もち邪鬼です!(無理やり ということで、もちもち邪鬼ポーチをモデルにしたフォトコンテストを開催いたします。今回のテーマは…「もち邪鬼inサマー」! 夏休みのお出かけに、もち邪鬼くんたちを連れて出かけて、お外でショットもよし。クーラーの効いたおうちのなかで、一緒にリラックスするのも良し。いろんな夏のすごし方を投稿してください! おてらぶメンバーで審査して、これはスゴイ!と選ばれた人には、もち邪鬼専属のフォトグラファーとして、オリジナル名刺を製作させていただき、プレゼントさせていただきます。 毎回何名受賞というのは決めていませんので、ステキなしゃしんがたくさん届いたら、それだけ多くの人が受賞となります。 おてらぶ公認をめざせ!不定期で開催される「もち邪鬼フォトコン」で、優秀賞をとるたびに、フォトグラファーランクがアップします。ス見事最終レベルまで到達した方には、ステキなプレゼントとともに、おてらぶ公式もち邪鬼カメラマンとして認定いたします。
ふるってご参加くださいませ! 世界には2通りの人間がいるといいます。 それは、大仏にまったく興味がない人間と、心震えて涙する人間です。 こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 急遽、仕事で東北へ向う機会があったので、ずっと気になっていた「仙台大観音」を見に行ってきました。日帰りの出張でしたので、帰りの飛行機の時間を気にしつつも、行ってまいりました。 大観密寺の象徴的大仏仙台大観音は仙台は泉市にある、真言宗智山派の寺院、大観密寺の境内に立つ大仏です。 お姿は、白衣観音の姿に近いのですが、右手に宝珠、左手に水瓶を持ち、龍の上に立つ姿で表されています。その大きさは、龍を入れるとなんと100メートル!!正真正銘の大仏です。 と、ここまではネットで調べることができる情報ですが、実際に行ってみることでわかることもあるでしょう。 当日は朝から打ち合わせがあったのですが、商談終了後に車で連れて行ってもらえることになりました。 それはあまりにも巨大…車に乗って30分ほど走り、カーナビを頼りに交差点を曲がった瞬間に、それは突然表れました。 ほぎゃぁぁぁっ!! なんかおるーー! もう少し寄って見るとなお凄いです。 上り坂になっている道と、縦横無尽に走っている電線から感じる人々の生活観と、本来この大きさではありえない仏像のコントラストがスゴイ……軽く恐怖すら覚えます。 あおりもスゴイ足もとに到着して見上げてみると、これもまたスゴイ迫力です。本来しなやかなお姿でたってらっしゃはずの観音さまですが、これ以上ないほどのドッシリ感で、決戦兵器感すらあります。 どうやら、龍の口が入り口のようです。 これは…誘われています。行くしかありません! しかし、ここまで車で送ってくれた方は極度の高所恐怖症だということでここで別行動に。 帰りの移動手段をなくしてしまいましたが、入らずには入られないでしょう! そして、胎内へ……中に入ると、ぐるりと一周回ることになります。ちょうど龍の台座部分がこのエリアになるようです。木製の三十三観音像がずらりと配置されていました。 よくみると、十二神将の姿も。見た感じですが、新薬師寺にいらっしゃる十二神将のスタイルに近いお像でした。 エレベーターがあります。(内心ほっとしました まずは最上階の「心殿」を目指します。 独特な世界観の心殿12階の中心部に心殿がありました。密教らしく「倶利伽羅剣」がありました。周りには蓮の華が咲き乱れ、金色のお堂は、独特な世界観を感じさせます。 百八胎内仏下りこの仙台大観音の最大の特徴のひとつといえるのが、百八胎内仏です。 これは、人間の持つ108の煩悩を108の仏さまを拝しながら下っていくことで、その煩悩を打ち払っていくというもの。 私がここに来たのは、煩悩にまみれたわが身を清らかにし、悟りに近づくためだったようです! 看板の後ろを振り向くと、足がすくむような吹き抜けの空間!これは…怖い! それぞれのフロア中心に、仏像が配置されているようです。一階まで降りるころには、煩悩を払うことができるでしょうか。 出逢える仏さまたちまだまだたくさんいらっしゃいました。独自のデザインで表現されている仏さまも多く、いつもの仏像拝観とは違った楽しみ方ができました。 そして地上に帰ってきました……濃密な仏充空間といいましょうか、不思議な世界観に浸っていたせいか、外の世界が妙に眩しく見えます。 出口に仙台大観音の内部を見ることができる模型がありました。
かなりの距離がありますので、行かれる方は歩きやすい靴をオススメします! こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今回の大報恩寺ブログは、おかめさんの功徳について学んでみましょう。 おかめさんは、特徴的なお顔をしています。御世辞にも美人とはいえない、どこかユーモラスなお顔で表現されることの多い女性です。ずっと気になっていたのですが、なぜあんな顔をしているのでしょうか。今回も、大報恩寺のご住職に、詳しく聞いてみました。 おかめさんのお顔に隠された、夫婦・家族円満のヒミツご住職がおっしゃるには、おかめさんの顔には、いろんな教えが詰まっているのだそうです。ぽっこりおでこも、極端に小さなおちょぼ口も、すべてに意味があるのだそう。そういわれてみれば、どのおかめさんも、デザインは違いますが、共通点はあります。そこで、その共通点を挙げた上で、どういう意味があるのかをひも解いて見ましょう! 1.前に出たおでこは、驕りの気持ちを持たないためにおかめさんは、おでこがぐっと前に突き出ています。なので無理に上を見ようとしても、なかなか見ることができません。これは、むやみやたらに自分の存在を上げてしまうと、見下すことにもつながるという警告なのだそうです。成長するために上を目指すというのはよいかもしれませんが、人を見下すために自分を必要以上に他者より上に据えてコミュニケーションするのは、やはりよくないことなのでしょう。 2.下がった目じりは、笑いあうためにおかめさんのめは細く、目じりが垂れています。それもかなり極端に。これは夫婦の間には、笑うことが大事であることを説いているといいます。どんなに苦しいことがあっても、夫婦は笑いあえる関係性であり続ける。たしかに大事なことかもしれませんね。 3.ぷっくりほっぺは、両親を大事にするためにおかめさんのほっぺは、おでこと同じくらい前に出ています。これは父親、母親を表しているといいます。何をおいても親の存在はありがたい。それを忘れてはいけないということだそうです。 4.小さく、へこんだ鼻は、自分の謙虚さのためにおかめさんの鼻はほっぺより低いです。これは自分を表しているのだそう。両親より後ろにいて、まずは親をたてる。両親あっての自分であることを忘れないようにという意味があるのだそうです。 5.小さい口は、大切なことは口に出すためにおかめさんのユニークさを際立たせている要因のひとつが、このおちょぼ口。小さい、とにかく小さいです。これはぜったいに「口は災いの元」ですよね。と、思っていたのですが、実は違うようです。むしろ逆で、小さな口でとてもしゃべりづらいが、夫婦間の中では、何でも口をつぐむのではなく、時には言いにくいことも、しっかりと口に出すように。という意味なのだそう。
深い、、深いですよ、おかめさん! おかめさんの存在がどんどん、尊くなっていく気がします。 大報恩寺展では、おかめちゃんが広報担当をしています。Twitterでいろんなことを紹介してくれているので、ぜひ一度見に行ってくださいね。 あー、おかめちゃんグッズ、大報恩寺展で出ないかな~。 こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 前回のブログに引き続き、千本釈迦堂こと大報恩寺のヒミツについてレポートしていきます! おかめさんの発祥の地が、この大報恩寺であるということは、前回の記事でも触れましたが本当なのでしょうか。「発祥」や「元祖」というと諸説ありのお話が多いので、本当のところどうなのか大報恩寺のご住職に、直接お聞きしてみました。 おかめさん、悲劇の物語おかめさん発祥の由来は大報恩寺のお堂を建てる時代までさかのぼります。 時は貞応二年(1223)、義空上人が大報恩寺の本堂を建てることを決め、長井飛騨守高次(ながいひだのかみ たかつぐ)という棟梁にその工事を任せることにしました。高次管理の下、工事は順調に進んでいたそうですが、途中で、本堂を支える柱の一本を誤って短く切ってしまったのだそうです。大変なことになったと悩んでいたところ、高次の妻である阿亀(おかめ)が...... 「それなら、いっそ全ての柱を短く切りそろえて、柱の頂上に枡組(ますぐみ)をつけて調整をしたら?」 と助言をしたのだそうです。高次はその助言によって、無事に上棟式を迎えることができました。 ナイスアイデア!おかめさん、思った以上に主役級ストーリーです。大報恩寺誕生のキーマンでした。しかしこのお話は、めでたしめでたしでは終わらなかったようです。 当時、お寺建立の棟梁をするということは、かなり名誉なことで相当な倍率での争奪戦でした。晴れてその任についた棟梁は、羨望のまなざしを受けることもあれば、妬みの対象になることもあったそうです。 さらに、大工の世界は相当な男性社会。そのことを知っていたおかめさんは、女の助言でお寺を立てたということが知れてしまったら、夫の御世が傷ついてしまう。そう考えて、なんと上棟式を迎える前に自害してしまったのです!義空上人は大報恩寺の境内に塚を建てておかめさんを供養したといわれています。 えっ? なんで? おかめさーん!! そこまで夫を支え、想い、行動を起こすことができるおかめさん。今の世では考えれないほどの献身です。 このことがあり、大報恩寺から生まれた「おかめ招福信仰」が江戸中期頃から全国に広まったといわれています。今も大報恩寺は「良縁・子授け・夫婦円満」などのご縁があるといわれています。 すごい、すごいです、おかめさん! がぜんおかめさんファンになってしまいました。大報恩寺展のパンフレットに載っている、広報担当おかめちゃんにも手を合わせたくなります! よく見てみると、このアンニュイな表情も、またかわいいじゃないですか~。 ちなみに先ほどからちょくちょく出てきています、いろんなおかめさん人形は、全国から大宝おんじに祈願成就の御礼として奉納された、おかめさんの人形たちです。たくさん奉納されているので、ぜひ見に行ってみてくださいね。おもしろいデザインの人形もたくさんありますよ。
さて、次回のブログでは、おかめさんの顔のヒミツに迫ってみたいと思います。お楽しみに! こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 今年の秋、10月2日より東京国立博物館で開催されます『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』のグッズの一部を、おてらぶがお手伝いさせていただけることになりました。 大報恩寺といえば、六観音、釈迦十大弟子、大根炊き!(100%趣味な紹介ですみません;) 今回もふだん使いできて、かつ! ふだん見たことの無いようなグッズをいくつか作らせていただきますので、ご期待くださいね。今回のブログでは大報恩寺にうかがわせていただいたときの様子を少しだけお届けいたします♪ 千本釈迦堂の名で親しまれる京都の名刹大報恩寺は、鎌倉時代の1220年に義空上人によって発願された真言宗智山派のお寺です。京都では千本釈迦堂という名前で古くから親しまれています。なんで千本?釈迦堂?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんので簡単に説明しますと、まずひとつは大報恩寺がある場所が京都の南北を横断する"千本通り"の近くであるということ。もうひとつは貴族から庶民まで多くの人々からの信仰を集めた"釈迦信仰"の中心地が大報恩寺のある地域であったことが由来だといわれています。 地元の人々の信仰心から、お寺の本当の名前を超えた"愛称"がつくというのは、なんだかあたたかいエピソードですよね。 戦火から逃れつづけた奇跡のお堂『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』プレスリリースパンフレットより あまり知られていないかもしれませんが(知っていたらごめんなさい!)大報恩寺の本堂は、京都市内最古の木造建築として国宝指定されています。 その歴史は古く、京都を戦乱の渦に巻き込んだ、あの「応仁の乱」をはじめ、さまざまな戦火を免れ続けてきました。大報恩寺の縁起についてご住職に面白いエピソードをお聞きすることができました。 大報恩寺は、幾度となる戦火を免れたとはいえ小さな被害はいくつかあり、その被害申告書を役所へ提出することになりました。その際に本堂をしらべていたところ、本堂下に無数の穴が開いていたのだそうです。実はそれらはすべてキツネの巣であったそうで、御稲荷さまの守護があったのでは、と感謝の意味をこめて「火防稲荷(ひぶせいなり)」としてお堂を建て、祀っているのだそう。なんともロマンのあるお話ですね~。 おかめさん発祥のお寺おかめさんをみなさんご存知だと思いますが、実はこの大報恩寺がおかめさん発祥の地なのです。境内を見渡してみると、おかめさんらしき銅像や「阿亀桜(おかめざくら)」と立て札の立っているひときわ立派な桜の木がありました。
おかめさんって「阿亀さん」だったんですね......。 次回は、おかめさんのエピソードとそのヒミツについて紹介したいと思います! 千本釈迦堂 大報恩寺 〒602-8319 京都府京都市上京区 七本松通今出川上ル 電話:075-461-5973 拝観時間 9:00〜17:00 1ヵ月ほど前から、ツイッター上でずっと気になるキーワードを見かけていました......それは「ミッドナイト念仏」という言葉。念仏とミッドナイトというキーワードの組み合わせだけでも面白いのですが、つぶやいている人たちの反応がとても気になります。 「今年は会社終わりに参加します」「去年いけなかったので絶対に行く!」「今回は朝まで!」「あのラーメン屋でご飯だね」など......。どうやらイベントのようです。しかも、つぶやきの内容から察するにリピーターが多そうな印象。 知恩院で行なわれるお念仏イベントミッドナイト念仏は一夜を通してお念仏を唱えるという、お寺が企画運営しているイベントです。行なわれる場所は知恩院。京都・東山にあり八坂神社も近く、エリア一帯が観光の名所にもなっていますので、ご存知の方も多いと思います。しかし、知恩院といえば「南無阿弥陀仏」のお念仏で有名な浄土宗総本山。そのような場所で行なわれるイベントにしては、いささかカジュアルな印象を受けるタイトルだなと思いましたが、夜通しでただひたすら念仏を唱えるというイベント内容と、お念仏の大事さを説いている浄土宗の教えを考えますと、筋の通ったものなのかもしれません。 「うーん行ってみたい...」そう思い、知り合いの浄土宗のお坊さんに連絡を取ったところ、取材に入ることを許可いただいたので、カメラを持って京都へ向かいました。 到着するとすでに待つ人が……知恩院に到着すると、大きな看板が目に入りました。すでに並んでいる人たちもいます。輪袈裟をかけた信徒さんのような方だけでなく、若い学生さんや外国人観光客のような方も多いようです。なんだかすごいことになりそうです。その後、取材の手配をしていただいたお坊さんと合流し、ミッドナイト念仏についていろいろ教えていただきました。 御忌大会での行事ミッドナイト念仏は、浄土宗開祖である法然上人の遺徳を偲んで、4月18日から25日まで執り行われる御忌大会(ぎょきだいえ)内でのひとつの行事。もとはひっそりと夜通しの念仏法要として始めたそうですが、メディアを通じて一般の方にも知れ渡り、昨今のSNSブームからより広く拡散し、毎年参加者の増え続けている大きな催しになったのだそう。しかも今年でなんと21年目!(平成8年から開催)これはただの仏教イベントとはいえない何かがありそうです。 日も暮れ、すでに開始を待つ人たちは長蛇の列に。日本全国からお坊さんや檀信徒の方々が来られるそう。よく見ると外国人僧侶の団体さんもいらっしゃいました。 国宝に入ることができる!取材なので先に会場へ入らせていただけるということになり、向かったのは、なんと国宝でもある知恩院の三門!(知恩院では山門でなく三門とよびます)ふだんは決して入ることができない三門楼上内でミッドナイト念仏は行なわれるそうです。 三門楼上に続く階段はかなり急です。縄を頼りに足元を注意しながら、一歩一歩登ります。 上りきると、美しい東山の夜景を一望できます。(写真がぼけていてすみません!) ずっと見ていたい気持ちを抑えつつ、楼上のお堂内に。 荘厳な空間に感動!お堂中に入るとお堂の中央に釈迦如来坐像。その周りには十六羅漢像の姿が。わずかな明りの中で確認できるお姿に感動しました。天井には麒麟(きりん)や迦陵頻伽(かりょうびんが)の姿も描かれています。 参加される方々がお堂内に入ってこられます。しかし一度に入ることができるのは約150名。お堂内から出て行くのは自由で、席が空けば次の方を案内していただくシステムのようです。 念仏を通じた不思議な一体感。はじまりの法要も終わると、お念仏が始まりました。お坊さんにあわせ、私たちも「南無阿弥陀仏」を唱えます。その際、一人ひとつずつ小さな木魚を渡されますので、木魚を使いリズムをとっていきます。このリズムをあわせるという感覚と「南無阿弥陀仏」という比較的短いことばを繰り返すというのが一体感を感じさせます。そこに、参加する方々のいろいろな想いが合わさって不思議な空間に変わります。 最後に今回はオールナイト......まではいけませんでしたが、毎年朝までずっとお念仏を唱える方もいらっしゃるそうです。観光客やイベント好きの方も多く参加しているように感じましたが、ライト層に対して、仏教の教えに触れるきっかけを作ることができている。その流れを20年以上続けられているということは凄いことだと感じました。 次回は、仏友を誘って朝までがんばってみたいと思います。みなさんも来年、ご一緒いかがですか? 浄土宗総本山 知恩院 〒605-8686 京都市東山区林下町400 電話:075-531-2111 拝観時間 9:00〜16:30 お久しぶりです、部長のひさよしです。 先日、東京国立博物館で本日から開催の企画展『運慶』内覧会に行ってきましたので、今日はそのレポートをしたいと思います。 上野駅到着上野駅を降りると、フラッグが東博まで続いています。すでに、内覧会に参加するのかな?と思われる方たちがチラホラ......公園に入ったところで、ビジュチューンで有名な井上涼さんを発見!東博方面から駅に向かっていらっしゃったので、何かお仕事でもあったのでしょうか。(後ほどわかったのですが、運慶展に取材にいらしていたようです) セレモニー開始そして東博の平成館でオープニングセレモニーです。今回の企画は、なんと阿修羅展があったその年から興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日で企画構想がスタートしていたとのこと。すごい! そのような企画展にかける想いをいろんな方から聞いたのですが、もう感謝しかありません。このような働きをされた方たちがいたからこその、運慶展の仏充空間(ぶつじゅうくうかん:仏像に満たされる、仏像好きが一番よろこぶ空間のこと)です! 運慶の世界に浸る会場に入ってすぐに目に入るのは、奈良は円成寺の大日如来座像。文献ではこの仏像が運慶のデビュー作として知られているのですが、「これがデビュー作?」と疑いたくなるほどのクオリティです。 会場は、運慶の歴史を追っていくように構成されているようで、音声ガイドを使うと、より楽しめるようになっています。部長は最低でも2回は行くことをオススメします。1回目は音声ガイドなしで、自分の感覚で見回ってみてください。混雑することも予想されるので、流されて見回る状況をできるだけ無くす為です。 2回目は音声ガイドを使ってみましょう。感覚的に見て感じていた表現方法や、仏像の表情などのハテナの裏付けがあるかもしれません。声優の小野さんの声にも注目ですね! 書きたいことは、もっとたくさんありますが、ここからはぜひ現地で楽しんでみてください。運慶展は本日から開催しています 気になるグッズ売り場おてらぶがお手伝いしたグッズは、内覧会のときは売店のレジ前にありました。邪鬼ポーチは特に人気のようですが、部長がオススメしたいのは「おてらぶが作ったハンドクリーム」です。もし会期中に東博へいけない方がいらっしゃいましたら、以下よりご購入できますので、ぜひこちらからどうぞ。
こんにちは!おてらぶ、部員の安達です。 ふだんは大好きな奈良で「塗仏観光商店」の屋号で活動しているのですが、今回はおてらぶ部員として「和空 下寺町」にお邪魔することになりました。宿坊体験のできる宿、とのことなんですが、普通のホテルや旅館と何が違うのか。興味津々で出かけてきました! 四天王寺近くのお宿大阪、あべのハルカスのある天王寺や道頓堀などにもほど近い場所に下寺町(したでらまち)があります。この町はかつて大坂の陣のあと、大阪城の弱点といわれた南側にお寺を集め、城の防衛線として作られた町。四天王寺からも歩いて10分程、今でも約80ほどのお寺がある下寺町の一角に、修行体験のできる宿泊施設「和空 下寺町」があります。2017年の春にオープンしたばかりの宿は外観も内装もピカピカです。暖簾をくぐり中に入ると、ほのかにお香の香りが漂います。 畳の香りのする和のお部屋宿泊したのはシングルルーム、床は畳になっているので靴を脱いで上がります。シングルとは思えないほどの大きいベッドはどれだけ寝返りを打っても落ちることはなさそう。 フロントでもらったパンフレットがかわいい!!参拝、ご朱印、精進料理、写経・写仏、坐禅、下寺町おさんぽマップと、仏教やお寺のことを知らない人でも楽しめます。こちらを読みつつ、夕食の時間を待ちます。 18:00 心もお腹も満たされる美しい精進料理をいただきます待ちに待った夕食の時間です!食事の前には「食前観」を唱えます。朱色の蓋をあけると、小豆の入った胡麻豆腐、生湯葉、焚合せ、天麩羅、和え物四種、などなど、目移りしてしまうほどの料理が並びます。けんちん汁は少しとろみがあり、だしがよく効いていて美味しい!お酒大好き!の私のような人には別途「般若湯(日本酒)」も注文することができます♪ 「和空 下寺町」は通常の宿泊施設としても素晴らしいですが、せっかくなので宿泊の際は是非宿坊体験をしていただきたいです。「宿坊に泊まってみたい」「修行体験をしてみたい」「精進料理を食べてみたい」興味があってもなかなかお寺に直接行くのはハードルが高いもの。「和空 下寺町」なら宿泊ついでに体験できて充実した時間が過ごせます。 堅苦しくはないけれど、それでもシュッと背筋を正したくなる、心と体のリフレッシュの機会として利用するのもいいかもしれません。またお邪魔したいです! 7/29にこの和空下寺町にて『おてらの癒やし暗闇ごはん』という精進料理イベントも開催されます。ちょうど近隣にあるあべのハルカス美術館では『奈良 西大寺展』も開催されています。お寺文化三昧の一日を楽しみに来られてはどうでしょうか。 20:30 食事の後は写経・写仏体験美味しい食事をいただいた後、少しの間部屋でゆっくりと休憩。夜に行われる修行体験では、写経か写仏を選ぶことができます。今回は写仏を選択。写仏する仏様は、下寺町にある愛染堂 勝鬘院のご本尊・愛染明王様!体験前には宿の近くにある泰聖寺のご住職による法話があり、全員で般若心経を唱えたあと、心を落ち着けて写仏を始めます。 写仏の時間は約30分ほど。筆ペンとはいえ、普段慣れていない筆で絵を描くのはなかなか難しい...。描き終わったら、写仏した紙に願い事と自分の名前、守り本尊の梵字を書き、明日の朝のお勤めの際にご祈祷していただきます。私の願い、、、叶うといいな。 最後にもう一度般若心経を読経。このときは木魚も一緒に叩かせていただきました!木魚を叩きながらの読経は意外と難しいことが判明。 この後、各自部屋に帰り就寝。ただし深夜の外出もでき、特に門限も設けられていないため、食後に周辺散策に行ってもいいかもしれません。 6:40 翌朝は早起きして朝のお勤めにいつもより少し早起きをしてフロントに集合。朝食前に近くのお寺に向かいます。お寺までは宿から歩いて10分ほど。昨夜、写仏で描いた愛染明王様がいらっしゃる愛染堂 勝鬘院に伺います。「愛染さん」の名で親しまれる愛染堂 勝鬘院は、縁結びのお寺として有名です。 7:00 朝のお勤め体験お堂の中に入り、約30分ほどのお勤めに参列させていただきます。椅子に座っての参列なので、正座が苦手な方、足の弱い方も安心です。お厨子を前に護摩が焚かれ、勤行の最中には参列者も一緒に読経や焼香をします。 愛染堂 勝鬘院は、593年に聖徳太子が建立したお寺。もとは近くにある四天王寺の境内の一部だったそうです。本堂裏には国の重要文化財にも指定されている多宝塔が建っています。塔好きの私としては、大阪のビル群の中にそっと建つ多宝塔との対比にグッときました。 8:00 朝食の時間朝食はお粥です。少しずつお茶碗にとって、梅干しや佃煮などと一緒にいただきます。お米や漬物の美味しさが素直に伝わってきて、幸せな気持ちになります。ありきたりですが、日本人でよかったなぁ、としみじみ感じます 10:00 チェックアウト後の下寺町散策チェックアウト後は事前に申し込んでおいた下寺町周辺ツアーに。宿のフロントに地元のボランティアガイドさんが待機してくれていて、客の要望やスケジュールに合わせたツアーをしてくださいます。荷物はフロントで預かってくれるので、身軽にお散歩できます。 約1時間半で、真田幸村戦士の地・安居神社、法然上人ゆかりのお寺・一心寺、茶臼山本陣跡などを巡りました。(写真は1997年に作られた一心寺の山門。) まとめ「和空 下寺町」は通常の宿泊施設としても素晴らしいですが、せっかくなので宿泊の際は是非宿坊体験をしていただきたいです。「宿坊に泊まってみたい」「修行体験をしてみたい」「精進料理を食べてみたい」興味があってもなかなかお寺に直接行くのはハードルが高いもの。「和空 下寺町」なら宿泊ついでに体験できて充実した時間が過ごせます。
堅苦しくはないけれど、それでもシュッと背筋を正したくなる、心と体のリフレッシュの機会として利用するのもいいかもしれません。またお邪魔したいです! こんにちは、おてらぶのひさよしです。 すでに おてらぶのFacebookやTwitterやInstagramなどで情報をお伝えしていましたが9/26~11/26東京国立博物館で開催される「運慶展」でおてらぶがグッズの一部を製作することになりました。昨年の「らほつニットキャップ」のように、おしゃれに日常使いを楽しめて、お寺の学びもあるグッズをいくつか作っています。 そんなグッズの中から今回ご紹介したいのが「もちもち邪鬼ポーチ」です。どうですか?この語呂感のよさ(笑)。おっと、お伝えしたいのはそこではなく商品細部のこだわりでした。今日はそのいくつかをご紹介したいと思います。 こだわり1:「背中~お尻のフォルム」 日本では、多聞天・広目天・持国天・増長天の四天王の足元で踏みつけられている鬼の姿として表されることの多い邪鬼。これは人に厄災を振りまく悪鬼が仏法のもと懲らしめられている姿だそうです。(諸説ございます)その姿や表情はとてもユーモラスで、仏像好きな人の中には隠れファンが多いことでも有名です。何千年も四天王に踏まれ続けている健気な邪鬼を、愛でたくなるような、こんもりフォルムに仕上げました。背中からお尻に向けてのカーブに注目です! こだわり2:「ぬいぐるみとフィギュアの中間表現」 もちもち邪鬼ポーチはアイテムとしては「ポーチ」ですが、むしろ見ために全力を注いでいます!ぬいぐるみのようなキュートさに、フィギュアのようなリアルさをミックスしました。鼻は別パーツをわざわざ縫い付け、カワイイほっぺは綿を本体と別に詰めて表現しています。 また表面は一度手描きで起こした邪鬼のイラストを精密にプリントすることで、質感はぬいぐるみのようでいて、見た目はフィギュアのような陰影表現を実現しています。 こだわり3:「もちもち感」 そして、忘れてはいけないポイントは触感。このモチモチふわふわ感は、言葉で表現しきれません!気がついたら、手に取ってモッチモッチしてしまいます。このモチモチ感、ぜひ一度は体験していただきたいです。ちなみに、部長お気に入りのポイントは、お尻とほっぺ周辺です(イチオシ!) お寺めぐりの「あるある」に、もち邪鬼を!このもち邪鬼くん、お寺めぐりの「あるある」をスマートに解決する、出来る子なんです。お寺めぐりをしていて、いざお賽銭を入れようとしたときに「あ!小銭がない!」ってなった人はいませんか?私は思い立ったらフラっとお寺に行ってしまうのでこういうことがよくあります。お出かけの際にはいつも小銭を入れている「もちもち邪鬼ポーチ」をカバンに入れる習慣にしておけば、小銭問題も解決です!! お寺に行くときって遠路であることも多いので、カバンの中が自然とにぎやかになってしまいがち。文庫本や御朱印帳、音楽用のイヤホンやカメラなど......。そのうえお寺ではパンフレットなどをいただいたりするので大変です。そんなとき、「もちもち邪鬼ポーチ」があれば、小物類だけでもまとめて管理できます。 いかがでしたか。そんな魅力たっぷりの「もちもち邪鬼ポーチ」は、現在、先行予約チケットセット限定「極彩色バージョン」をセブンイレブンチケットにて先行発売中です。限定500個のみになりますので、お早めにどうぞ! こんにちは、おてらぶのひさよしです。 2/4(土).5(日)は京都で開催され、3/4(土).5(日)は富山で開催される「スクール・ナーランダ」取材のため、京都は西本願寺におじゃまさせていただきました。お話を聞かせてくださったのは浄土真宗本願寺派 子ども・若者ご縁づくり推進室 部長 榮 俊英(さかえとしひで)さん。「スクール・ナーランダ」とはいったいどのような取り組みなのでしょうか? スクール・ナーランダとはひさよし(以下 ひさ):こんにちは、どうぞよろしくお願いします。さっそくですが「スクール・ナーランダ」とはどういう意味ですか?またどのような取り組みなのでしょうか。 榮さん(以下 榮):「スクール・ナーランダ」の名前は5世紀ごろ北インドにあった「ナーランダー僧院」からいただいています。そこは今でいうところの総合大学のような場所でした。今回はその名前を借り、仏教をはじめ、多様な分野の知恵を学び、参加者・講師が対話を重ね、文化体験ができる場として開催することになります。 ひさ:お寺が大学だったのですか? 榮:ええ。ナーランダー僧院は、仏教はもちろん医学、天文学、数学などを研究し、多様な智慧や技術の集まる場所でした。そういう意味で今回行う取り組みにこの名前をつけさせていただき、今を生きる人たち、特に若者たちが多くの生き方に触れて自分の生き方を探す場所になればと思ったのです。 いろいろな生き方榮:「スクール・ナーランダ」ではお坊さんだけでなく、各界のトップランナーが講師をつとめます。 ひさ:どのような方が講師にいらっしゃるのでしょう。 榮:2月開催の京都ではロボット工学の認知科学者やラッパー(ミュージシャン)、企業広告や書籍の装丁デザインなどを手がけるアートディレクターさんが、3月開催の富山では鍛金職人や天文学者、美術家の方など、いろいろな業界からお呼びしています。 ひさ:本当に幅広い!ラッパーの方がお寺でどのようなお話をするのか、楽しみです。 榮:講師の方々には今回の件で、無理にお寺とか仏教とかを意識してお話してもらわないようにとお伝えしています。講師の方の生き方や働き方を語っていただき、それを聞いた若者たちが、そういう生き方があるのか、そういう風に考える人もいるのかと感じ、そこから生き方の軸になるものが見つけられたらよいと思っております。 軸を探す場ひさ:さまざまな生き方に触れる場所なのですね。 榮:今の世の中、多数派に属する生き方を勧める大人が多いようです。若い方の人生の大きな転換期、例えば思春期から恋愛、受験や就職のようなシーンで、自分が周りと少し違うと感じる瞬間があったとします。そのときに選択肢として、いろいろな生き方があることを知らなければ、自分はマイノリティだと感じ、場合によっては引きこもってしまったり、人とのコミュニケーションを避けるようになったりしてしまうかもしれない。それは悲しいですよね。選択肢はたくさんあるということを知って、自身を持ってその生き方を選ぶために、必要な軸を見つけてもらえたらうれしいです。 ひさ:となると、より講師の選定は重要だったと思いますが、どうやって選ばれたのでしょう? 榮:そこがとても難しかったのです。私たち大人が自信を持って若い方達におすすめできる講師の方を入れる一方で、今の若い方の憧れる生き方が本当に自分の感覚で選べるのか。これはわからないです。ですので、若い方たちにも相談しました。 ひさ:若い方というのはどういう方たちだったのですか? 榮:まず若者の関心事を調査・発信活動をされている方に、若者の興味がありそうな業界の方をあげていただきました。いろいろな業界から候補が挙がりましたが、我々としてはさらにリアルな若者の意見が聞きたかったので、もう一段階、調査をするためにフリーペーパーを製作している方たちにお声をかけさせて頂きました。 ひさ:なぜフリーペーパーを作る方たちだったのですか。 フリーペーパーというのはメッセージがとても大事です。コンセプトがしっかりとして、届けたい人たちのことを本当に分かっていないと伝わらない。そういう情報発信をしている方々にこそ聞きいてみたいと思いました。彼らから候補に挙がった方も今回の講師陣に含まれています。 ひさ:なるほど、フリーペーパーという特性と、生き方に触れるというコンセプト、親和性ありそうです。 事前にお坊さんとともに学びを深める学生スタッフのみなさん 榮:「スクール・ナーランダ」は、学生スタッフも一緒に企画運営しています。そうすることで、よりリアルな若い世代のニーズを知ることができますし、関わるメンバーも実践を通した学びの機会になります。 榮:はじまりがあれば次があります。「スクール・ナーランダ」はきっかけとして、自分のいる世界には、もっといろいろな生き方があることを知ってもらいたい。仏教も同じなのです。自分を振り返るためにあって、自分を見つめ、本当の自分と出逢う。そういうことを知ってもらいたいと思います。 取材に応じていただいた 榮 俊英 部長
お寺の新しい学びの形は、難しい話や歴史とは違う、「生き方」の共有の場でした。 こんにちは!おてらぶのあまりです。 このたび、「おてらぶ」とゼブラさんのコラボ商品の発売が決定しました! その名も、「サラサクリップ×仏像なぞり塗り絵」。人気の「プチ写仏プログラム」を、よりカジュアルにカラフルボールペンで手軽に楽しめるセットです。このたび発売前のサンプルをいただき、特別にお試しさせていただきました! サラサクリップ×プチ写仏の出会い今回のコラボ商品は、ゼブラ株式会社の人気ジェルインクボールペン「サラサクリップ」の担当者の方が、プチ写仏をネットでたまたま見かけられて、コラボしませんか? とお声かけくださったことがきっかけで生まれました! プチ写仏は、半紙に筆ペンで仏像の下絵を書き写すものですが、ジェルインクボールペンのサラサクリップはたくさんの色があるので、「なぞり書き」と「塗り絵」を一緒に楽しめるよう、ポストカードサイズの「なぞり塗り絵カード」をセットすることにしました。 そして生まれたのが、「サラサクリップ×仏像なぞり塗り絵」です♪ セット内容はこちら今回、発売される「サラサクリップ×仏像なぞり塗り絵」には、サラサクリップ10色と、仏像なぞり塗り絵カード3枚がセットされています。 サラサクリップの芯は0.5mmタイプと1.0mmタイプの2種類あり、それぞれインクの組み合わせも違います。今回は1.0mmのセットでお試ししてみました。 今回は1.0mmのセットでお試しサラサクリップ1.0mmの10色は、黒やブルーブラックのほかに、金、銀、銅、シャイニー系のピンクやブルーなど。ベーシック色から明るい色まで、バリエーション豊かにセットされていて、どれを使おうか、わくわくします! 仏像なぞり塗り絵カードの3枚は、兵庫県・安養寺の「阿弥陀如来」、福井県・大寶寺の「水吹地蔵菩薩」、京都府・楊谷寺の「十一面千手千眼観世音菩薩立像」の3つの仏像が描かれています。 この「仏像なぞり塗り絵カード」、裏面には各仏像が安置されているお寺のお坊さんのお説法が書かれています。じんわりいいお話しで、なぞり塗り絵を楽しむ前から心が落ち着きます。 ちなみに、0.5mmタイプはビンテージ&ミルクカラーのサラサクリップに、福井県・福通寺の「正観世音菩薩」、奈良県・正暦寺の「孔雀明王」、インド・仏心寺の「釈迦如来像」の3種類の仏像なぞり塗り絵カードがセットされています。 なぞり塗り絵、いよいよスタート今回私がお試しするカードは、楊谷寺の「十一面千手千眼観世音菩薩立像」です。 3種類の中で一番女性的で、おだやかな表情をされていて、頭の飾り部分を塗り絵するのが楽しそうだったので、こちらに決めました。 実はサラサクリップはふだんも使っているボールペン。なので、気負いなく、なぞることからスタート! 楽しい色選び色はやっぱり仏像ということで、まずは渋めの銅色をセレクト。観世音菩薩さまのお顔の輪郭から書きはじめてみました。サラサラとあっという間に書けました。 次に頭にかぶっている宝冠に移ります。カード裏面の写真を見ると実物はもちろん渋い色目。今回は、せっかくなのであえてシャイニーブルーをセレクトしてみました! 淡い色ですが、下絵のグレーの線の上にしっかり乗るインクでほんのり光っていて、書いていて軽快な感じです♪ 頭上にあるお顔は、シャイニーピンクで! なんだかポップな色合わせになってきて楽しいです。そして仏像なので、ひとつひとつの表情をしっかり受けとめながら集中して書き進めたくなります。 なぞった後は塗り絵で仕上げる輪郭をなぞったあとは、「塗り絵」をします。私は全体を塗るのではなく、衣部分だけを塗ることにしました。そして最後に瞳にゴールドを入れて完成です! いかがでしょう? 全体的に砂糖菓子のようなやさしい色あいに仕上がって、とても気に入りました。 仕上げた後は、なんとも言えない達成感です。自分で書いた菩薩さまに愛着も生まれてきます。 オフィスでもオススメ今回は、仕事の合間にオフィスで書いてみました。ボールペンなのですらすらと気持ちよく書けて、ほっこり気分転換できました♪プチ写仏の筆ペンで書くのとはまた違った書き味で、より手軽に始めたい方におすすめです。 全国の文具取扱店やフェリシモのウェブサイトで2017年3月17日から限定販売します「サラサクリップ×仏像なぞり塗り絵」は来月3月17日の発売予定です。全国の文房具取扱店や、フェリシモのウェブサイトで販売いたします。
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