お待たせしました。『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展に向けておてらぶが企画してきた商品を日替わりで詳しくご紹介いたします!まず第一弾は「蓮弁パスケース」です。 六観音と六道の世界今回、パスケースのデザインモチーフとなったのは、大報恩寺にいらっしゃる六観音菩薩さまたちです。仏教の考えでは死後すべての生き物が、生前の業の結果で「六道」という六つの世界のどこかに再び生まれ変わるといいます。そしてそれぞれの世界には、六尊の仏「六観音菩薩」がいらっしゃるといい、それぞれの世界で迷い苦しむ衆生(生き物)を救い導くといわれています。 それぞれの世界を救う観音さまたち如意輪観音菩薩は天上道。准低観音菩薩は人間道。十一面観音菩薩は阿修羅道。馬頭観音菩薩は畜生道。千手観音菩薩は餓鬼道。聖観音菩薩は地獄道をそれぞれ担当しているのだそうです。 私たちが生きているのは上から2番目の「人間道」ですねー。この世界では、心の持ちようや価値観などがとても移ろいやすく、善にも悪にも容易に変化してしまいます。また四苦八苦という自分ではどうすることもできない苦しみとともに生きる世界です。 しかし、人間道には「仏教」が存在するので、やり方によっては「悟りルート」へ進むことができる唯一のステージ。だからこそ、悟り、涅槃をめざすのだそうです。うーん、思いがけずこの世界は六道輪廻という無限ループから“上がる”ことができるチャンスなのですね! 六観音は、世界をめぐるパスケースに私たちはふだんの生活でいろんな場所に出かけ、めぐります。そしてめぐった先で出逢う人、場所、物、時、いろんなことと縁を結び、やがてそれが私たちに、よいことも悪いことも起こす種となります。そのような大切な出逢いを結ぶお出かけ時にぴったりなパスケースを作りました。 パスケースは、大報恩寺にいらっしゃる六観音の立つ蓮台の花弁をイメージしています。そして、それぞれの観音さまが守る世界の色をイメージしています。 こだわりのフォルム&機能パスケースは、六観音さまたちが座す蓮台の花弁をイメージしています。基本のパスケースとしての機能だけでなく、ちょっとしたお出かけ時や、お寺めぐりのときにうれしいコインケース機能もつけてみました。 また、毎回のことながら、おてらぶの作るグッズは細かなこだわりポイントがたくさん。今回はその細部にもフォーカスしてみます。 おてらぶのこだわり①「質感」モチーフにしたのは、大報恩寺に実在する仏像の座す蓮台。耐久性に優れる合皮を素材としつつも、木目の再現を徹底し、見たことのないリアルなテクスチャーを実現しました。 おてらぶのこだわり②「花脈(かみゃく) 蓮弁のモチーフとなっているのは蓮の花。蓮の花には「花脈(かみゃく)」とよばれる線が花びらを覆っています。大報恩寺の六観音と釈迦如来の蓮台は、この花脈の表現がとても美しく、必ず再現したいと思ったポイントでした。蓮弁パスケースには、大きなラインを7本。小さなラインを8本入れて表現しています。 おてらぶのこだわり③「反り 蓮台の花びら「蓮弁(れんべん)」には、微妙ないくつものラインで構成され、その美しさを作り出しています。今のような精巧な機械のない時代、仏師の手による計算された芸術作品でもあります。蓮弁パスケースではそのいくつかのカーブのうち、パスケースとしての使用を妨げない範囲で「反り」を再現しました。 おてらぶのこだわり④「ふくらみ」コインケースの中にコインや小物を入れると、パスケースの中心がこんもりと膨らむようになっています。そうすることで、より蓮台についている蓮弁のようなフォルムになるように計算して製作しています。 先行予約チケット限定カラーも!いかがでしたでしょうか。おてらぶがお寺愛を詰め込んで作った蓮弁パスケースは、10/2より東京国立博物館で開催の『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展の特設ショップとフェリシモウェブサイトより販売します。 また現在、セブンチケットにて通常販売しない限定色の蓮弁パスケースがセットになったチケットが発売中です。その限定色というのがこちら! なんと、大報恩寺の本尊秘仏である釈迦如来坐像の蓮弁をイメージした「千本釈迦堂グリーン」です!
大報恩寺の釈迦如来が座す蓮弁は美しいグリーンとゴールドが混ざったなんともいえない美しさが特徴です。この限定色のみ、複雑な色を表現しています。 数量限定のアイテムですのでお早めに♪ セブンチケット |
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