このたび、東京は目黒にある五百羅漢寺と一緒に、エチケット布マスクを作らせていただきました。オーガニックコットンのやさしい肌触りと立体縫製のマスクは、これからも必要とされるエチケットシーンにもぴったりです。デザインの特徴はズバリ白澤(はくたく)。あまり聞かない名前ですが、いったい白澤とは何なのでしょうか。 神獣・白澤の伝説白澤は中国に伝わる神獣です。文献には古代中国の聖王であった黄帝が東シナ海でこの白澤と出会ったとあり、そのとき黄帝は白澤から人びとに災いをもたらす病魔や天災の対処法を詳しく授かったのだとか。 その後、白澤の伝説は日本にも伝来。当時の人びとは病魔除けに白澤の絵を枕もとに置いて寝る風習があったなど、多くの人びとの信仰を集めていたのだそうです。 人を超越した神獣の姿そしてこちらが五百羅漢寺に伝わる護法神像、白澤像の姿です。 ご覧の通りとても独特な姿をしています。人の顔、牛の胴体、虎の尾を持ち、顔と両方のお腹に各三個の目を持つ神獣だと伝わっているようです。まるでファンタジー映画やゲームに出てくるキメラや、妖怪の鵺(ぬえ)のようです。やはり神獣というくらいですから、人知を超えた姿で現れるのでしょうか。 白澤像を今も祀る五百羅漢寺この白澤像を古くから現在まで祀るお寺が五百羅漢寺。元禄時代創建のお寺で、今は東京目黒に移転していますが、かつては深川(現在の江東区大島)にある禅宗のひとつ黄檗宗の寺院でした。 当時の境内にあった「三匝堂(さんそうどう)」は当時珍しい三階建ての高層建築で、らせん状の回廊がまるでサザエのようだということで、「さざえ堂」とも呼ばれていました。隅田川を隔てて富士が良く見えたそうで、葛飾北斎の描く富岳三十六景にも当時の五百羅漢寺の様子が描かれています。 圧巻の五百羅漢像五百羅漢寺に現存する約300体の羅漢像や白澤を含む諸仏像は、僧侶であり仏師でもある松雲元慶(しょううん げんけい)が十数年の歳月をかけて、たった一人で彫り上げたものなのだそうです。 白澤をモチーフにした理由五百羅漢寺と一緒にエチケット布マスクを作ったのは、白澤の病魔除けの伝説を、マスクに取り入れたいと思ったのがきっかけでした。昔の人が枕もとに白澤の絵を置いて病魔除けを願ったように、マスクをつけることで、同じように願うことができたらすてきだなと思い企画してみました。 白澤印のマスクデザインは全3種お届けするデザインは全3種。これは、白澤の目が、頭、右胴体、左胴体と3カ所にあるというところから着想しています。ベース生地はふだん使いしやすい色目を選び、それぞれの生地色に合う刺繍ひもで、それぞれ違う場所に刺繍しています。 やわらかく肌触りのいいオーガニックコットンマスク生地はオーガニックコットンを使い、肌に触れる時間が長いからこそやわらかな肌触りにこだわりました。 長時間耳にかけることが当たり前になりつつあるマスク文化。少しでもストレスなく使えるように、耳かけのひもはゴムではなくひも仕様に。とめ結びにすることで自由に輪っかのサイズを変えてご使用いただけます。 お届けする際は、ひもを長めの状態でお届けしますので、耳に掛けるのではなく頭の後ろで横向けに結んで使用することも可能です。 いかがでしたでしょうか。五百羅漢寺に今も伝わる白澤の伝説をマスクに添えて、おしゃれに気持ちよくエチケット習慣を過ごすことができれば幸いです。
ご注文はこちらからどうぞ↓ 病魔退散! 白澤印のオーガニックコットン布マスク 月一枚 ¥1,600(+10% ¥1,760) ■素材 /綿100% ■サイズ / マスク部分:縦約14cm、横約24cm ※手洗い可 (日本製) |
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