お釈迦さまの誕生を祝うグッズがない!ということから誕生した「花まつりスノードーム」。発売前からSNSを中心に好評で、ご購入いただいた方からは「かわいい!」「こういうのが欲しかった!」など嬉しいお声をたくさんいただきました。 スノードームは小さいながらもドームの中に物語を感じる素敵なアイテム。そこでこのスノードームを舞台にお釈迦さまの一生を多くの方にお伝えしたい!と思い、今回第二弾となる「初転法輪(しょてんぽうりん)スノードーム」を作ることにしました。 初転法輪って何?「初転法輪」とはお釈迦さまが初めて人に教えを説いた出来事のことです。長い修行を経て得た悟りの内容ですが、お釈迦さまは最初は人に伝えようとしなかったのだそうです。 それは「すばらしい教えを自分だけのものにしたい」というのではなく、その教えがあまりにも難しく、常識的な考え方が身についてしまった人々には、誤解なく伝えることができないと感じていたのだそう。 しかし、天に住む梵天(ぼんてん)という仏さまの説得を受けて、ようやく人に伝えていく決心をされたのだそうです。 その記念すべき(と言っていいのでしょうか)最初のお説法こそ、この初転法輪ということなのです。 かつての修行仲間に伝えた教え最初の教えは、ベナレスの郊外サールナートという場所にある鹿野苑(ろくやおん)という鹿がたくさんいた場所で行われました。伝えた相手はかつてともに苦行をしていた5人の仲間たち。 お釈迦さまは過去に苦行を行っていたのですが、ある日このまま苦行を続けても真理にたどり着くことはないと気づき、苦行をする場所「苦行林」を後にしていたのでした。 そのようなことがあったので、5人の仲間たちはお釈迦さまが遠くから歩いて来るのを見て「逃げ出した者の言うことを聞く必要はない」と話していたのだそう。しかし対面したお釈迦さまは、明らかに違う雰囲気をまとっていました。そしてお釈迦さまは5人の仲間たちに自ら、悟り「覚者」となったことを伝えて5悟りの内容を伝えたのだそうです。 スノードームのデザイン今回もデザインは、前回に引き続き、大仏写真家の半田カメラさんにお願いしました。 半田カメラさんは、カメラマンとして活動する傍ら、大仏写真家として日本中の大仏を撮影し続けています。現在まで国内250カ所、300尊の大仏さまを撮影したのだそう。 カメラマンですがイラストもお得意という多才な方で、前回の花まつりスノードームもから引き続き、今回もデザインを担当してくださりました。 一番最初に上がってきたのがこの3つのデザイン(クリックで全部見れます)。アユタヤの仏頭のようなものが見えているものや、ナーガが台座にいるもの。一番右は悪魔たちの誘惑ですね。 このときはまだ「初転法輪」にするか「成道(お釈迦さまが悟った瞬間)」にするかが、おてらぶの中でまとまっていませんでした。よく見るとお釈迦さまの手の印相も、魔を払う「降魔印」を取っています。 デザインの完成打ち合わせを進めていき、改めて「初転法輪」をデザインすることとなり、今回のデザインが完成しました。イラストの段階でも、鹿野苑をイメージする鹿の台座や、5人の仲間たちが表現されています。 注目したいのが、おしゃお釈迦さまの手の印相。ちゃんと「説法印」に変更されています!(さすがは半田カメラさんです) 原型制作スタート原型師の方も前回と引き続きでしたので、イラスト図を見ていただいただけでここまでのモノを仕上げてくれました。ここから、細かな修正点をひとつずつ手直ししていきます。 木の葉のディティールを追加したり、切り株をよりそれらしくしたり、木の裏側に小鹿を追加したりして原型は無事完成。着色イメージを作るところまで進めることで、かなりイメージに近くなってきました。 細かな差ではありますが、ラメの色差も慎重に選んでいきます。 完成!初転法輪スノードーム大きさも前回の「花まつりスノードーム」と同サイズになっています。 いかがでしたか。
お釈迦さまのストーリーを表現していくスノードームはまだまだ続きます。これからもお楽しみに! 「初転法輪スノードーム」は、以下のフェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。 しゃかしゃか光かがやく初転法輪スノードーム 月1個 ¥1,800(+10% ¥1,980) |
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