こんにちは、おてらぶ部長のひさよしです。 みなさまの家の近くに、またはご近所に「お地蔵さま」はいらっしゃいますか?意外と気づいていないようで、きっといろいろな場所にいらっしゃると思います。それがお地蔵さまです。 今回、新しく商品のテーマにしたのがまさにそのお地蔵さま。とはいっても只のお地蔵さまグッズではなく、地獄の閻魔大王さまも一緒にテーマにしています。いったいなぜ?と思われた方は、このブログを読んだ後、きっと「へ~そうなんだ!」となるでしょう。 お地蔵さま=閻魔大王お地蔵さまの正式なお名前は地蔵菩薩(じぞうぼさつ)といいます。神仏の世界では、位によって役割や名称が違うのですが、地蔵菩薩さまは上から2つめの「菩薩」の仏さまです。同格の仏さまには、観音菩薩さまをはじめとした、十一面観音菩薩さま、千手観音菩薩さまなどたくさんの菩薩さまがいらっしゃいます。 そして地蔵菩薩は、実は地獄の閻魔大王さまと同一人物という話もあります。地蔵菩薩は古くは奈良時代に日本に伝来したといわれていますが、平安末期に「十王信仰」とよばれる、死後について説かれた信仰が知られるようになります。十王信仰は、死後我々が、死者の国の10人の王たちと出会い、裁きを受けるという内容で、まさにこれこそが地獄の裁判のストーリーですね。 その中で、地獄の10人の王は仏としての正体があるとして紐づけられたそうです。そうして閻魔大王は地蔵菩薩と同一であると伝えられるようになりました。 お地蔵さまと閻魔大王の関係をグッズ化この意外な関係性をグッズの特性とマッチする形で表現できないかと考えていた時に、ブックカバーを思いつきました。閻魔大王が持つという「閻魔帳」を和綴じ本のようなデザインで表現しました。ポイントはブックカバー全体にあしらわれている炎。まるで古い絵巻で表現されている地獄の炎のようです。そして…… 使わないときにはブックカバーが折り畳まれて、地蔵菩薩が手に物つ宝珠になります。こうすることで地蔵菩薩と閻魔大王の関係性をグッズで再現することができました。 フェリシモバージョンも販売決定フェリシモ販売分は別バージョンのデザインでご用意しました。 企画展限定版は地獄の炎がデザインされていましたが、こちらは針の山。 どちらも地獄をイメージさせる風景ですが、絵巻の様なタッチで意外とシック?ではないでしょうか。 ブックカバーの折り返し部分に、こっそり餓鬼が読書をしているのもポイントです。 いかがでしたでしょうか。
限定版極彩色バージョンは、7月24日から京都国立博物館で開催される、 特別展「聖地をたずねて─西国三十三所の信仰と至宝─」の会場で。 通常版バージョンは、以下フェリシモウェブサイトでお買い求めくださいませ。 お地蔵さまもびっくり 閻魔帳ブックカバー 1枚 ¥1,900(+10% ¥2,050) ■素材 / ポリエステル100% ■サイズ/ポーチ:縦約9cm、横約9cm ブックカバー:縦約17cm、横約32cm(中国製) |
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