私たちが訪れた尾道は、この観光案内地図のイメージじゃなかったんですよね^^ 観光? じゃなくて、人の暮らしが生き生きと湧き立つ街でした。 この看板の写真を見ていてなんともいえない違和感を覚えたのでした。(自分で撮っておいてなんですが^^) 2日間しかいなかったし、訪れた場所はこの地図の中のほんの限られた場所だけなんだけど…… JRの線路が餃子のように山なりになった部分の内側右半分くらいの場所をぐるぐる。 それでも、断然「人の魅力」に引き付けられた土地でした。 ほんとはほんとは別の時間があったのかもしれないけど、感じたままにご紹介します。 「その5」は、お店(というか中の人)編ーその1です。 そう! 浄泉寺 住職ご夫妻に魅力あふれる様々な方に会わせていただきました。 『綴る。(つづる。)』 文具とお茶と日本酒の店。 ねぬ? その組み合わせ。ですよねえええ。 キュートな店主、優美香さんが好きなもの^^が「文具とお茶と日本酒」 いいなああ! いい! お店の扉は、外からも中からも読めるように左右対称表現。いきなりセンスが光ります。 店内は、入って右に文具、左にカウンター。ノート、万年筆、オリジナルのインク、尾道で活動する作家さんのレターセットやしおりが並びます。 便箋を選び、尾道からの手紙をこのカウンターでお茶をいただきながら綴る。 便箋の作家さんのことを、店主から聞きながらいろんなことに思いをはせる。 そんな時間の過ごし方自体を提供しているお店なんですね。 この日はたまたま、焼酎カクテルの試作味見(!)ができましたよお。 お嬢さんふたりが学校帰りに、制服のまま新作の「おかゆ」の味見でカウンターに向かってるのもとてもかわいかったです。 『拉麺またたび』 東京からご家族ごと移住してこられた店主。 おばあちゃんの里、島根に里帰りして「娘が生まれたタイミングで西に行こう!」と思ってらしたのだそうです。そもそも東京でお店物件を探していた最中。 島根のライブでたまたま出会った尾道の方に強く押されて帰りに寄ったら、帰京しても尾道が気になって、後ろ髪をひかれて……とうとう移り住んでしまった、と。 ほんとですか!? 偶然や運命ってあるんですねえ。必然なのかな…… 尾道は風通しがいいよねええ。流れがあるんだよね。 宇宙人?が気持ちよく(?)ラーメン鉢につかるお店のマークも、尾道に移り住んだアーティスト作とか。シールもらって(ありがとうございます!)大はしゃぎのおてらぶ部員であります^^ カウンターだけのお店は、ものすごく居心地がよく、昼もですが夜も大盛況。 壁にかかる品札の文字にとても魅かれて伺うと、これもアーティスト作。酔っぱらってヨイヨイな文字だよおお。らしいです^^ この界隈をうろうろしていた私たちは、何度もお店の前を通るのですが、そのたびに(仕込み中なのに!)ひょいと扉を開けて「どこいくの?」と声をかけてくれます。 この愛くるしい「ヒトトナリ」が、尾道の人をひきつけてやまないのですよねええ。昼だけでなく、夜もお邪魔してしまいました。また寄ります! 『米徳』 今回お世話になったお寺の住職、副住職のみなさんがとても楽しそうに語らうお店。 お店のショーケースと、本当のメニューがぜーんぜん違うお店^^(!) 50年以上ここで営業されていたお店を高齢のため閉店すると聞き、そのまま引き継いで営業することにされたと聞きました。長く愛されたお店を、さらに長く愛されるお店に。 店頭のショーケースは、以前のお店のままのようです。 のれんをくぐり一歩入ると、いきなりその温かさに包まれます。 おとなりの焼き鳥屋さんと経営が同じ。で、なんと焼き鳥の注文ができちゃうのだそうですよ!つながってる「壁の小窓(?)」から焼き鳥が……らしいです。素敵! でもその「小窓」確認し忘れたあああ! もしや壁の細長い窓がそうなのか? この肉鍋! 中どうなってるんですか!? 思わず聞いてしまった。
火を入れてしばらくすると、お店の人が崩して調理してくださいます。猛烈おいしい! ここで、尾道のソウルフード「手羽先」に出会うのですが、そのお話はまた後日^^ 尾道久保地区の魅力あふれるお店と人。 次回に続きます。 |
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