その土地の地面を見るのが大好きなのですが(ヘンですね)、尾道久保地区も魅力的な表情がたくさん。少しだけ……ご紹介します。 この消火栓も美しいですよね。道路工事が何度も行われた感じのアスファルト。 少し歩くと、いくつもくっついて設置されているマンホール(真ん中に尾道の市章デザインです)にも出会うのですが、気になるのは周りの赤い「ビス」みたいなもの。 こんな風に道路に文字やシールや、ビスがあるのが気になります。 そして、かなり違う角度で驚いたのが、この側溝^^ グレーチングの下をよく見ると、金魚です! おうちの前の側溝をせき止めて飼っていらっしゃるそうです。なんと! 素敵・尾道。 いよいよ4ヵ寺目『浄泉寺』さまへ向かいます。 JRの高架の手前に大きな表札。その下のガードをくぐってお伺いしました。 明治43年に20年の歳月をかけて再建された、総檜造りの十二間四面の本堂は、大きすぎて全体を撮影することができないほどです。またその大屋根にただただ圧倒されます。 本堂の奥行きのある広縁はとても大きく、大屋根が日をさえぎり、心地よい風が吹き抜けます。 かつては碁を打つ人、涼みに来る人など「昼寝寺」とも呼ばれたことがあるようです。 それで! 階段を登ったところに「昼寝お断り」の書き付けが。 でも、申し訳ないですが、本当にお昼寝したい^^; 本堂の中は本当に広く、荘厳で美しい。内陣の彩色は昭和になって先代のご住職が手掛けられ、完成されたそうです。親鸞聖人の生涯の絵巻のような壁画も圧巻でした。取材のためにお伺いしたのですが、ずいぶん長くしあわせな気持ちで時間を過ごしてしまい、なぜか写真をあまり撮らずに終えてしまうという……状態になりました。 かつて2度の大火にあわれていますが、「何より先に仏さまを抱いて外に出た」先人の行いで、唯一天文12年(1543年)の創建当初から残り、今も見守ってくださっているというお話を伺いました。 仏教賛歌の伴奏をされるオルガンには、パイプがついているではないですか!? かなり驚きましたが、とても当たり前のように収まっていました。 さて、もう一度ガードをくぐって今度は線路を渡り、お隣りの八幡神社の境内にお邪魔しました。 !!!圧巻の大屋根。 鳥居をくぐり、ふっと左を見るといきなり迫りくる大屋根です。 大きすぎて、見上げられなかった大屋根を「ここからがいいかな?」とおすすめいただいて来たのですが、震えるほどに大きいです。 鬼瓦は16畳の大きさがあるそうです。16畳です! ご住職にうかがったところによると、「設計ミスで大きくなってしまった」という話が伝わっているそうです。えーほんとですか? また、扉の大きさも一定でなく、その場所にしか合わない寸法でできているそうです。 入れ間違うと閉まらない。そもそも入らない? 圧倒される本堂も、こうしたお話を伺うとぐっと身近に、そしてやっぱりお昼寝したくなったりしました。 ここから尾道・久保地区のお店や町の取材のお話につながるのですが、大変お世話になったのが、ここ『浄泉寺』の住職ご夫妻です。
各お店や、友人のみなさまのおすすめを、尾道と久保地区愛にあふれた情報として集めてくださり、同行までして私たちの不安をぜーんぶ払しょくしてくださいました。本当に素敵なおふたりです。ありがとうございました!!! (左/久保地区探索打ち合わせ 右/まるでブラ〇〇〇のような街行き) 「その4」は感謝で終了します。 『尾道 寺旅』 次回からは、街の様子、お店の紹介を(また)少しずつお届けします。 さらにさらに気長にお付き合いください。 |
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