尾道には本当に猫さんがたくさんいます。 それぞれの猫さんには、なじみの場所もあるみたいです。 さて、猫さんを愛でながら尾道の久保地区をお昼ご飯を求めて歩いたのですが、そのことはまた改めて^^ 2ヵ寺目の『浄土寺』さまへ向かいました。 山門をくぐり、振り返ると眼下に海!です。 そして、山門前で振り返ると……こんな感じ。 急な石段が、JRの線路をくぐって続き、目の前は港です。 瀬戸内・尾道港の繁栄とそこに生きる人たちとともに時代を過ごしてこられた歴史を感じます。 広い境内には、たくさんの鳩が。 江戸時代浄土寺さまで伝書鳩を飼っていらしたのですね。 商人には「伝書鳩」が禁止されていた時代、この鳩たちで大阪の相場情報を入手していたという話も。絵馬も伝書鳩です。とてもかわいい。 そして、写真を撮っている私の肩に(!)しばらーくとまってくれました。実は怖い^^ ご本尊の十一面観世音菩薩は、秘仏で普段はお目にかかれません。 本堂には、お前掛けのお姿で見守ってくださっています。 浄土寺さまでは、自分のため、大切な人のためにお守りづくり体験ができます。 縮緬袋とひもを選び、お札にお願いごとを焼き印で押し、観音さまの前でご祈願していただきます。お守りの成り立ちを知ること、また、さまざまな人がかかわっていることを知り、ものを大切にする心を持ってほしいという思いも込めて始められたそうです。 写真が巨大になったのですが……結び目のアップです。 小林副住職に伺った、とても素敵なお話をみなさまにも(ご存じの方も多いかも……) お守りのひもの結び方は「叶結び」というのだそうです。 表側が「口」(よく見ると真ん中に窓があります)、裏側が「十」となっていて、 「口」に「十」で「叶」。 伺ったときに感動しました。 国宝の本堂・多宝塔、美しいお庭やお茶室も今回はゆっくり拝見できず、次の機会をいただいたと思いなおし……タオルをかぶり、一心に境内の草取りをされているご老人にごあいさつして後にしました。
で、このご老人がご住職だった! という驚きで「その2」終了します。 まだまだすこーしずつ『尾道 寺旅』ご紹介していきます。気長にお付き合いください。 |
過去の投稿
6月 2024
ブログテーマ
すべて
|